ADXを活用したFX手法とは?相性のいい数値やインジケーターの組み合わせもご紹介!

 

今回はADXというインジケーターについて記事を書きました。

 

ADXって聞いたことはあるけども使い方がよくわからない・・

といった方も多いと思います。

 

そんな方に向けてこの記事を書きました。

 

ADXを一言で表すとしたら

「相場の勢いが一目でわかるインジケーター」

になります。

 

特徴からFX手法まで詳しく解説しておりますので最後までご覧ください。

 

ADXとはどんなインジケーター?計算式は?

 

ADXとは、Average Directional Movement Indexの略で、日本語に訳すと方向性指数とも呼ばれているインジケーターです。

トレンド系のインジケーターの一つで、MT4標準で入っています。

 

3本のラインからなるインジケーターです。

 

+DIライン  上昇の勢い

‐DIライン  下落の勢い

ADXライン  勢いを平均化したもの

 

トレンド状態を判断することができるインジケーターで、相場の勢いやトレンドの発生などを見ることができるものになります。

 

珍しいタイプのインジケーターのため計算式もご紹介しましょう。

 

ADXの計算式

+DM=当日の高値-前日の高値

-DM=前日の安値-当日の安値

TR=(A:当日の高値-当日の安値)(B:当日の高値-前日の終値)(C:前日の終値-当日の安値)のうち変動幅が大きいもの

+DI=(14日間の+DMの合計)÷(14日間のTRの合計)×100

-DI=(14日間の-DMの合計)÷(14日間のTRの合計)×100

DX=(+DI-(-DI))÷(+DI+(-DI))

ADX=DXの指数平滑移動平均線(EMA)

 

はい、とても難しいですね(笑)

 

詳しく覚える必要はありませんが、相場の変動幅を使って相場の勢いを見ているインジケーターだということがわかりますね。

 

ここだけ抑えておけば大丈夫です。

 

基本的にはADXラインの数値を見て現在のトレンドの勢いを見るというのが大切です。

 

+-DIを見てどちらのトレンドが強いか見るという判断もできますが、正直上昇か下落かはチャートを見れば大体わかりますので、参考程度に見てあげるといいですね。

 

そんなADXについて詳しく解説をしていきます。

 

ADXをFXで活用するメリットについて

 

ADXをFXで活用するメリットについても解説していきます。

メリットを知ったうえで使うのがおすすめです。

 

順張りに向いている

 

ADXは相場の勢いを見ることができるインジケーターのため順張りに向いています。

 

 

こういった大きな上昇下落があった時にADXが反応しているのが分かりますか?

 

ADXの値が上昇しているときに順張りをするなどの見方ができるのが特徴です。

 

多くのオシレーター系のインジケーターは相場の買われすぎ売られすぎを見るものが多く、順張りのサインとして使うことは難しいですが、ADXは順張りの指針としても十分使えます。

 

また他のトレンド系インジケーターと違いサブウインドウでADXが30以上の時トレンドが強いなどオシレーター系と同じような使い方ができるのがADXの魅力といえるでしょう。

 

相場の勢いを数値化できる

 

ADXを使うメリットは、相場の勢いを数値化しているところでしょう。

他のトレンド系のインジケーターの代表としてはボリンジャーバンドと移動平均線などがあります。

 

しかし、この2つはメイン画面に表示するものでトレンド発生を見極めるのに使えますが、

ボリンジャーバンドだったらスクイーズからのエクスパンション

移動平均線ならパーフェクトオーダーなどといったトレンドのサインがありますが、これらは数値化されていないため感覚的要素が強いのがデメリットだったりします。

 

しかしADXというのはサブウインドウに表示されるもので数値も明確なため、初心者の方でも簡単にトレンドの判断をすることができます。

 

これもADXの魅力ですね。

 

ADXの基本的な見方について

 

次にADXの基本的な見方を見ていきましょう。

代表的な指針を見ていきます。

 

  1. ADXが30以上の時→トレンド
  2. ADXが30以下の時→レンジ
  3. +DIが-DIを下から上にクロス→買いサイン
  4. -DIが+DIを下から上にクロス→売りサイン

 

基本的にはこの4つを抑えておけばOKです。

画像付きで解説していきます。

 

 

上は30以上と30以下でトレンドを判断したものになります。

 

基本的には30以上でトレンド、30以下でレンジと見るのが一般的です。

 

しかし、30以上だからといってなんでもかんでも順張りをしていいとも限りません。

 

30以上でもレンジの時もありますし、20以下でも一気にトレンドが出来る可能性も大いになるため、ADXの数値だけでトレンドを判断するのはあまりおすすめしませんが、ADXが上向きかつ30以上の時は勢いが強いと覚えておくといいですね。

 

もう一つは+DIと-DIのクロスです。

 

これはどうやって見るかといいますと、単純にクロスをしたら転換のサインと見るのがよいです。

 

 

黄色が+DI、オレンジが-DIです。

 

+DIが-DIを下から上にクロスで買い、-DIが+DIを下から上にクロスで売りというのが基本です。

 

線を引いたところ以外でもクロスしているのですが、基本的に高値圏底値圏での転換のサインとしてクロスを見てあげるといいですね。

 

これができればトレンド転換も怖くないですね。

 

他にもダイバージェンスやパーフェクトオーダーなどの見方もあることにはあるのですが、これらはADXでなくとも他のインジケーターで見た方が見やすいですので今回はこの2つとさせていただきます。

 

ADXを活用したFX手法とは?

 

ADXを活用したFX手法を2つ紹介していきます。

 

レンジブレイク手法とトレンド転換を狙った手法の2つを見ていきましょう。

 

レンジブレイク手法

 

1つ目はレンジブレイク手法になります。

 

まずレンジ相場を確認します。

 

その後レンジ相場をブレイクしに来た時にADXの値が30以上ならばエントリーです。

 

この時+要素としてADXが+-DIを下から上に抜けていたらプラスポイントといったイメージです。

 

ただレンジをブレイクして直近高値越えでエントリーするよりもADXの数値を見ることによってダマしを減らすことができるためおすすめです。

 

おおよそ利確目安としてはレンジ幅のE計算の頂点部分を利確目安にして、損切は戻ってきて高値を切り下げるような動きをしてきたら損切といったイメージを持っておくといいですね。

 

エントリーポイントだけでなく、利確損切の目安も立ててエントリーをしていくのがFXでは大事ですね。

 

トレンド転換エントリー

 

2つ目はトレンド転換を狙ったエントリーになります。

 

上の写真を例にすると、まず下落の流れを確認します。

 

その転換を狙うのですが、+DIが-DIを下から上にクロスをしたところで買いエントリーです。

 

+要素としてADXの値が30以下になっていれば、トレンドが終了の目安となるためここから転換していく可能性が高いです。

 

さらに上の写真だと安値切り上げが起きているため加点できますね。

 

利確目標としては高安にフィボナッチを引き50または61.8のラインを利確目標にし、損切りはそのまま下がってしまいダブルボトムを作りそうになければ早めに損切りをしてしまいましょう。

 

上記の2つがADXを活用した順張り手法になります。

 

狙うのはトレンド転換とレンジブレイクです。

 

この2つの手法はトレンドの初動を取れるためリスクリターンがいいためおすすめです。

 

ADXと相性のいいインジケーターの組み合わせとは?

 

ADXと相性のいいインジケーターについても解説していきましょう。

 

トレンド系のインジケーターのため移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDあたりが相性はいいですね。

 

ADXは数値でトレンドレンジを判断できるため基本ロジックに入れておき、+加点要素でボリンジャーバンドのエクスパンションやMACDやMAのクロスなどを加点要素として見ていくのがおすすめです。

 

万能なインジケーターというのは存在しないため、複数のインジケーターを組み合わせて根拠を足していくのがおすすめです。

 

そうすることで勝率を安定させることができます。

 

後はインジケーターをだけでなくプライスアクションやチャートパターンなども見ながら取引をすると精度が上がりますのでぜひ取り入れてみて下さい。

 

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2020年7月2日

 

まとめ

 

ADXは順張りで使えて、数値でトレンドの強さを見ることができるとても万能なインジケーターになります。

 

移動平均線やボリンジャーバンドとの相性もいいため、順張りエントリーの根拠の1つとしてはかなり使いやすいです。

 

見るべきポイントもADXの数値と、+-DIのクロスでいいのでぜひ取り入れてみてください。

 

まずは過去チャートを見てエントリーポイントを自分で探してみることが大切です。

過去検証からしてみてくださいね。

 

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