今回はAwesomeOscillator(オーサムオシレーター)について記事を書きました。
人気のあるインジケーターのためご存知の方もいると思いますが、全く知らないという方も多いと思います。
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)はMT4標準で入っているインジケーターでとてもトレードに活用できるインジケーターですので、この記事を読んでぜひ使いこなせるようになってください。
目次
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)とは?
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)とは、ビルウィリアムス系インジケーターの一つで移動平均線を元に相場の向きなどを分析することができるツールです。
MT4標準で入っているインジケーターです。
計算式は以下の通りです
MEDIAN PRICE = (HIGH + LOW) /2
AO = SMA (MEDIAN PRICE, 5) – SMA (MEDIAN PRICE, 34)
5日移動平均線から34日移動平均線を引くことで、算出されたものになります。
ちなみに、Awesome=素晴らしいという意味を持つ意味のため、相場分析に素晴らしく効果があるインジケーターということがうかがえますね。
2本のバーと0ラインからなるとてもシンプルなインジケーターなのですが、相場のトレンド状態などを判別するのにとても有効です。
相場を見ていると
「このトレンドはどこで終わるんだろう?」
「そろそろ転換地点かな?」
と思うことありませんか?
でも自信がなくてわからない。ということもあると思います。
そこでこのAwesomeOscillatorを活用することで、どこが転換地点なのかを判別できるようになるのです。
トレンドの始まりや、相場の転換地点を教えてくれる働きがあります。
これだけ聞くと、とても便利なインジケーターだと思いませんか?
そうなのです。しかしインジケーターですのでそれだけでは判断できません。
そのため今回はAwesomeOscillatorの使い方や活用法を詳しく解説していきますね。
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)の特徴について
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)の特徴についても解説していきましょう。
手法だけを知るよりもまずは特徴などを知ることが大切です。
移動平均線2本の形を見やすくしたもの
オーサムオシレーターは、期間5・34で適応価格MedianPriceの単純移動平均線の位置関係を見やすくしたインジケーターなのです。
上の写真では2本の移動平均線を表示させてみました。
移動平均線の間の形が同じですよね?
このように移動平均線の位置関係を単純化しただけのシンプルなインジケーターなのです。
ですのでそんなに難しく考える必要はありません。
0ラインクロスはゴールデンクロス・デッドクロスと同じ意味です。
色が変わったら2本の移動平均線が近づいたり離れたりしている証拠
などとてもシンプルです。
普段移動平均線をメインで使っていて移動平均線・グランビルの法則は完璧!
という方は、正直AwesomeOscillatorを使う必要はありません。
ただ移動平均線を入れているがイマイチ使いこなせていないという方は、ぜひこのインジケーターを活用して、移動平均線を使いこなせるようになりましょう。
トレンド発生、トレンド終了時を教えてくれる優秀ツール
AwesomeOscillatorはトレンド発生トレンド終了を教えてくれる優秀なツールです。
トレードをしているのと一番難しいのが
現在のトレンドはいつまで続くのか?
どこで転換するのか?
という点です。
相場というのは、レンジ→トレンド→レンジを繰り返します。
ですのでどこでトレンドが始まってどこで終わるのか?
を見るのにAwesomeOscillatorは活用できます。
移動平均線なので見方もシンプルです。
オーサムオシレーターだけはダマしもあるため、すべてわかるわけではないですが、裁量の補助としては非常に使えるインジケーターです。
どんな手法とも相性がいい
AwesomeOscillatorは移動平均線を元にしたインジケーターですので、どんな手法とも相性がいいです。
移動平均線はインジケーターの中でもシンプルですし、ほとんどのインジケーターは移動平均線の数値を元に作られています。
そのため移動平均線はすべてのインジケーターの基本ともいえるものですし、どんな手法とも相性がいいのです。
そのため今使っている手法と組み合わせても根拠にプラスする感じで活用することができます。
順張りでも逆張りでもです。
移動平均線のグランビルの法則はご存知ですか?
順張り逆張りどちらにも活用できるものですので知らない方はぜひ見ておいてください。
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)の見方や設定方法
AwesomeOscillatorの見方や設定方法を解説していきましょう。
オーサムオシレーターの設定方法はとてもシンプルです。
上昇時のバーの色、下降時のバーの色を設定できるだけです。
バーの太さは少し太めにした方が見やすいのでおすすめです。
その他は特にいじらなくてOKですね。
見方も解説していきましょう。
見方としては
青枠、オーサムオシレーターの値が0以下から0以上になったときに買いサイン(ゴールデンクロス)
赤枠、オーサムオシレーターの値が0以上から0以下になったときに売りサイン(デットクロス)
といった感じですね。
特に高値圏安値圏での0ラインクロスが起こった場合は転換の可能性が高いです。
レンジ相場の場合はダマしも多いので注意してください。
また
オーサムオシレーターが0以上で緑→赤に変わった時
オーサムオシレーターが0以下で赤→緑に変わった時
は一時的な転換を示唆しています。
ここで注意が必要なのが同じ色が3本以上続いた場合のみです。
1本1本バーの色が変わるときは、転換とは言えませんのでそこだけは注意してくださいね。
オーサムオシレーターの見方はこんなイメージです。
とてもシンプルですよね??
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)を活用したFX手法とは?
オーサムオシレーターを活用したFX手法を紹介していきましょう。
FXの場合は利益が大きく狙えるところを狙っていくのが基本です。
そのためオーサムオシレーターの0ラインクロスを活用して相場の転換点を狙っていきましょう。
私だったら写真のような場所でショートを狙います。
根拠は、上昇後三尊の形を作る→オーサムオシレーターの値が0ラインを上から下にブレイク→確定した足が上髭陰線
こういった理由からです。
このように大きく相場を見ながら波形を見て、オーサムオシレーターの0ラインクロス、ローソク足の形を見てエントリーをしていくことで相場の転換点を狙っていくことが可能です。
今回は5分足でみましたが、1時間足でも日足でも同じです。
今回は三尊でしたが転換パターンは、フラッグ・ダブルトップダブルボトムなどたくさんあります。
相場の環境認識を行い、高値圏安値圏でのオーサムオシレーターの0ラインクロスを狙いエントリーをしていくことで大きな利益を取れますので試してみてください。
まとめ
- AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)とは、ビルウィリアムス系インジケーターの一つで移動平均線を元に相場の向きなどを分析することができるツール
- 2本の移動平均線を元に作られており、トレンド発生終了をわかりやすく知らせてくれるものでどんな手法とも相性がいいのが特徴
- 0ラインクロスで相場の転換、色が変わった時一時的な転換という見方ができる
AwesomeOscillator(オーサムオシレーター)はとてもシンプルなインジケーターながら簡単に相場の転換点などを見つけることができるものです。
もちろんインジケーターだけで取引するのはおすすめしませんが根拠にプラスするイメージで活用することで勝率を安定させることができますのでぜひ試してみてください。
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