どうもバカポンドです。
前回の「FX初心者の入門講座4」では、「ロスカットやスプレッド、ショートやロングといった、FX取引を行う上で覚えておきたい用語」について触れていきながら説明しました。
http://traderoom.kir.jp/fx-tradesite.com/losscut-spread-30
そして今回は、「FX初心者の入門講座4」の続きで、「FXで覚えておきたい専門用語(レバレッジ、必要証拠金、マージンコール、余剰金)」について、それぞれ詳しく説明していこうと思います!
目次
FXの専門的な用語解説①:「レバレッジ」
FXの最大の特長は、担保となる手元の資金(取引保証金)に「レバレッジ」をかけて、何倍もの金額の外貨を取引できることです。
普通なら、10万円の資金(取引保証金) であれば、10万円分の取引しかできないはずです。
しかし10倍のレバレッジを使うと、取引できる金額が10万円の10倍、つまり100万円となります。
レバレッジをかけると、手元の資金(取引保証金)の何倍もの金額を取引できるのです。
これがレバレッジの特長です。
大損失をしないためにも、まずは低レバレッジで始めよう
レバレッジをかけて、少ない元手で大きなお金を動かせば、利益も大きくなりますが、逆に受ける損失も大きくなります。
実効レバレッジ10なら、利益は10倍、でも損も10倍。
つまり、レバレッジはハイリスク・ハイリターン。
FX初心者の場合、まずは低いレバレッジから始めることをおすすめします。
大きく利益を狙わない代わりに、大きく損もしないようにするのです。
FXに慣れるまでは、無茶はしないこと。
これがうまく上達するコツです。
まずはレバレッジ5倍~10倍、高くても20倍までの範囲で取引をしましょう。
FXの専門的な用語解説②:「必要証拠金」
FXは「外国為替証拠金取引」と言うように証拠金取引のひとつです。
FXの中で「証拠金」とは次のことを指します。
外国為替証拠金取引を始めるにはまず、「証拠金」が必要になります。
証拠金は、いわば担保のようなものです。
FX(外国為替証拠金取引)を行うには、取引業者に口座を開設する必要がありますが、その際に一定のお金を担保として預け入れます。
この担保金が「証拠金」「保証金」と呼ばれるものです。
もともと「証拠金」は、商品先物取引で使われる用語で、担保として預け入れたお金の範囲内で取引できるという仕組みです。
証拠金は、取引代金とは別に取り扱われます。
取引額全てのお金をやりとりするのではなく、取引で生じた損益分のみのお金をやりとりします。
これを「差金決済」と言います。
実際に預ける証拠金は、取引額の1/10~1/20の金額(担保)で売買が行なえますので、たいへん資金効率がよいことになります。
取引業者によって異なる必要証拠金
FX口座に当初担保金として差し入れた資金は、「取引証拠金」として扱われますが。
実際の取引に必要な証拠金の金額は、1万通貨当たり○○万円というように、取引する業者によって異なり、それぞれの業者が自由に決めています。
これが「必要証拠金」です。
トレードを開始して為替レートの変動により為替差益が出ると、その利益分が取引証拠金に加えられます。
その逆に、為替差損が出ると、その損失分が取引証拠金から差し引かれていきます。
このときに保有している証拠金が「有効証拠金」となります。
有効証拠金 = 取引証拠金 ± 為替差損益
証拠金は、新規の口座開設と同時に必要な会社もあれば、実際に取引を開始するときに必要となる会社もあります。
口座開設時に必要となるケースでは、「最低証拠金」と呼んでおり、無料の会社もあります。
実際に取引する場合には、まずは自己資金で余裕を持って出せる金額であるかどうかを十分検討しましょう。
FXでは、実際の取引に対して取引証拠金が占めている割合を「証拠金維持率」といいます。
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100(%)
証拠金維持率が、FX業者が決める一定ラインを割り込んでくると、その取引を継続することができなくなります。
その場合の最低限必要な証拠金のことを、「維持証拠金」といいます。
取引業者は、一定の証拠金維持率を割り込んだ時点で、それ以上の損失を出さないように、あるいは取引継続をするためには追加の証拠金が必要であるという主旨のメッセージを出します。
これを「※マージンコール」と呼んでいます。
FXの専門的な用語解説③:「マージンコール」
取引業者は、証拠金が一定の水準を割り込んだ時点で投資家に対し警告を発します。
(取引業者ごとに「一定の水準」は異なります)
この警告は、同時に追加証拠金を要請するメッセージ!
これが「マージンコール」です。
マージンコールの制度がない口座もありますので、注意が必要です。
『マージンコール』を受けた投資家は、追加の証拠金(追証)を差し入れるか、またはそれが出来ない場合、取引業者は強制的に決済します。
こうしたマージンコールやロスカットは、実は投資家の損失を最小限に食い止めるためのルールでもあり、安全装置でもあります。
マージンコールを受けることによって、単に追加証拠金を差し入れるのではなく、今一度、取引のシナリオや資金投入方法を見直すタイミングなのかも知れません。
FXの専門的な用語解説④:「余剰金」
「余剰金」とは、 取引口座に入れている、自由に使えるお金のことです。
たとえば、運用資金が100万円あって、その100万円をFX業者の取引口座に入れているとします。
そして、保証金5万円で、米ドル/円を1万通貨、買いました。
そうすると、100万円-5万円で、95万円が残っている状態(自由に使える状態)ですよね?
この自由に使えるお金が、 「余剰金」 です。
なお、為替レートは常に変動しているため、通貨の値段が動けば、この「余剰金」が増えたり、減ったりしていきます。
だから、この「余剰金」は、十分に残しておいたほうがよいです。
余剰金が0円になってしまうと、 持っているポジションが強制的にクローズ(終了) されてしまい、損失が確定してしまうからです。
ちなみに、余剰金が0円になり、持っているポジションが強制的にクローズされることが先に述べた、ロスカット(強制ロスカット)です。
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