どうもインベスターS.Tです。
あなたは、「CMO(シャンデモメンタムオシレーター)」を利用したことはありますか?
相場の勢いを測定するために利用されるCMO(シャンデモメンタムオシレーター)ですが、他にも似たようなインジケーターがあります。
例えば、RSIなどがあるので、そちらを利用されているトレーダーもいることでしょう。
いつもはRSIを利用しているという人も、いろいろなインジケーターを試してみると、もしかしたら勝率が上がることがあるかもしれません。
一度、CMO(シャンデモメンタムオシレーター)を試してみてはいかがでしょうか。
目次
CMO(シャンデモメンタムオシレーター)とは?
CMO(シャンデモメンタムオシレーター)とは、「Chande’s Momentum Oscillator」の略称です。
Aroon Oscillatorを開発したことでも有名な「Tushar S. Chande(トゥーシャー・シャンデ)氏」が、1994年に発表したオシレーター系のインジケーターとなります。
冒頭でも話しましたが、RSIによく似たインジケーターです。
異なる点は、トレンドの強弱も確認することができるという点です。
計算式は次の2種類になります。
・CMO(N) = (CMO1 – CMO2) ÷ (CMO1 + CMO2) × 100(CMO幅が-100~100)
・CMO(N) = (CMO1 – CMO2) ÷ (CMO1 + CMO2) × 50 + 50(CMO幅が0~100)
CMO1 = N日間で前日比プラスとした日の値幅合計
CMO2 = N日間で前日比マイナスとした日の値幅合計
CMOを利用するとき、2種類の異なる数値結果を表示するインジケーターがありますが、どちらも同じ内容で、ただ単に数値が違うだけです。
CMOをMT4で設定する方法について
CMOは、MT4に元から装備されていないインジケーターのため、まずはダウンロードから行ってください。
検索サイトで「CMO.mq4 ダウンロード」と調べれば、無料で手に入れることができるインジケーターです。
CMOの設定方法は、パラメーターの入力に関しては「14」ということで、デフォルト通りで構いません。
また、重要なのは「50と-50(25と75)のライン」です。
もとからレベル表示で設定されていますが、ラインが見にくい場合は変更しておきましょう。
CMOをFXで使う際の使い方について
それではCMOの見方についての説明です。
・CMOラインが+50(75)より上に位置する場合は、買われ過ぎ
・CMOラインが-50(25)より下に位置する場合は、売られ過ぎ
・CMOラインが100に近いほど、上昇トレンドが強いと判断
・CMOラインが-100(0)に近いほど、下降トレンドが強いと判断
・ダイバージェンスが発生したら、トレント転換を示唆
以上がCMO(シャンデモメンタムオシレーター)の見方です。
次に使い方、エントリーするときのポイントとして利用する方法の解説になります。
・-50(25)ラインをCMOラインが、下から上に突き抜けたら「買い」
・50(75)ラインをCMOラインが、上から下に突き抜けたら「売り」
・-80(10)ラインを抜けたら「買い」
・80(90)ラインを抜けたら「売り」
あくまでも目安として利用します。
ダマシも多くなるので、注意するようにしましょう。
CMOを利用したおすすめのFX取引手法とは?
CMOを利用してFXの取引を行うのならば、やはりダイバージェンスを利用するのがおすすめです。
「ダイバージェンスが発生したら逆張りでエントリーを行う」という、これがCMO(シャンデモメンタムオシレーター)を利用する場合の取引手法になります。
もし「CMOラインが、50ラインを上から下に突き抜けたので、売りでエントリーを行ったが上がってきた」という場合があったとしても、慌ててはいけません。
もし、ダイバージェンスが発生した場合には、損切を行うのを一旦待つようにしてください。
グッとこらえて反転するのを待ちましょう。
理由があって損切を待つのは良い手段です。
すべてのトレードにしっかりと意味を持つようにしましょう。
もし、底値で買うことができたのであれば、大きなpipsを得ることも可能です。
ただし、欲張ると痛い目を見ることもあるので、引き際もしっかりと見極めるようにしてくことが大事です。
CMO(シャンデモメンタムオシレーター)に関するまとめ
CMO(シャンデモメンタムオシレーター)に関しては、できればトレント系のインジケーターと組み合わせて利用することをオススメします。
例えば、短期・中期・長期の「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」です。
これらのインジケーターをたすだけで、CMO(シャンデモメンタムオシレーター)のダイバージェンスだけでエントリーをしていた時よりも、より明確なエントリーポイントを見極めることができるようになります。
「ボリンジャーバンドの-3σにタッチしたから買いでエントリー」、といったような考え方もできるようになり、さらに勝率が上がるようになるはずです。
FXでエントリーをする上で大切なのは、相場の勢いをよみとることです。
そして、それをできるのが、CMO(シャンデモメンタムオシレーター)となります。
たまにダマシがあることが残念ですが、他のインジケーターと組み合わせることでカバーをしていくようにしましょう。
そうすればきっと、勝率を上げることができるインジケーターとなるはずです。
コメントを残す