どうもバカポンドです。
前回の「FX初心者の入門講座5」では、「レバレッジや必要証拠金、マージンコール、余剰金といった、FX取引を行う上で覚えておきたい用語」について触れていきながら説明しました。
http://traderoom.kir.jp/fx-tradesite.com/necessary-margin-32
そして今回は、「FX初心者の入門講座5」の続きで、「FXで覚えておきたい専門用語(損切り、利食い、含み益、含み損)」について、それぞれ詳しく説明していこうと思います!
目次
FXの専門的な用語解説①:「損切り」
損切りとは=「損失を限定してリスクヘッジすること」です。
相場の読みが外れて、証拠金が減っていくのを指をくわえて見ているだけでは、決して勝ち組FXトレーダーにはなれません。
損失をどこまで抑えて、あるいは損失をどこまで許して次のトレードに移行するのか。
負けを最小限に食い止めることが、FXで大きく勝つ方法とも言えます。
リスク管理に対する意識を持つことが、FXをやる上で大切な要素の一つ。
「損失はここまでにしておこう」と、負け方を決める。
つまり、「どのくらいの損失が出たら店仕舞いするか?」を前もって投資家自身が決めておくことです。
投資家の資金力やスタンスなどはそれぞれですが、一定のルールを決めて徹底して実行することが大切です。
損切りのポイント
トレンドにのって利益が積み重なっているうちは、「読みが当たった」「思惑どおりの相場の動きだ」などと、損失のことは全く頭に無い場合も多いでしょう。
何度も言うように相場は気まぐれですから、急激なトレンドの反転は珍しいことではありません。
また、予想や思惑が外れることも初心者であれば、なおさら当たり前のことでしょう。
特にデイトレードなどの短期売買で、為替相場が予測したトレンドとは逆の方向に動いて、含み損が発生している場合などは、
『相場を見誤った』とミスを自覚して、早めにそこから撤退(損切り)できるかどうかが大切です。
その判断基準を持っているかどうかが肝となります。
『トレンドを見誤った=即損切り』という、スタンスが損失を最小限に抑えるポイントです。
損切りの基準をあらかじめ決めておくことが重要
損切り基準は、投資家ごとに異なります。
しかし、少々の連敗で破産してしまうような基準では、相場の世界で生き残ることが難しいです。
不調で負けが込む場合でも相場で生き残り、好調なときにしっかり利益を確保できるような基準を考えましょう。
FXの専門的な用語解説②:「利食い」
利食いは、損切りの逆を意味します。
利食いとは、ポジションを決済して、利益を確定させる取引のことを指します。
反対売買によって、利益を確定することをいいます。
利食いをどこに見定めるか?
で相場における「勝」の利幅が決まります。
どこで見定めればよいか?
それぞれ投資家によってポイントが異なります。
目標利益確定額に達したら利食いを発動するという確定の仕方もありだとは思いますが、まずは、初心者の方に強く訴えたいのは利食いよりも、損切りの方がある意味重要ということです。
相場を読み、情勢の変化により為替は変動します。
そのあたりの知識がない段階で、相場で勝ち続けることが出来るほど安易なものではないということを強く申し上げておきたいと思います。
ポジションとは?
「ポジション」というのは、FXで通貨の売買を行った後、未決済で残っている通貨と数量のことを言います。
ポジションは、通常、「売」と「買」で別々に取引画面上表示されています。
また、最小注文単位をもとに、1枚、2枚、10枚というようにカウントされています。
例えば、最小注文単位が10000の場合、「USD/JPYの買ポジション1」は、「円を決済通貨として10,000米ドルを保有している」ということを意味しています。
FXの専門的な用語解説③:「含み益」
含み益とは、FX で購入したポジションによって生じる、未確定の利益のことを指します。
含み益は利益ではない
FXを画面上で実施していると、刻々と「含み益」や「含み損」が発生していきます。
含み益が出ていると非常に気持ちは明るくなります。
ついつい含み益が出ていると、「利益」が出ているような気になります。
しかしながら、含み益は利益ではありません。
含み益を英語では、”Unrealized gain”や”Latent gain”と言います。
それぞれ、「実現していない利益」「潜在的な利益」という意味です。
含み益は、決済して「利益」にしなければ、真の利益にはなりません。
為替レートが変動すれば、含み益は消し飛んでしまうかもしれません。
投資において重要なことは、含み益ではなく、着実に利益を増やすことです。
FXの専門的な用語解説④:「含み損」
逆に、未確定損失が「含み損」です。
もちろん、含み損はあくまでも見込みの損失なので、取引を終えなければ損失は確定しません。
しかし、損失であることを認識しないでいると、含み損がどんどん膨らんでしまいかねません。
含み損が出ている場合には、確定損失につながる可能性が高いことを十分意識しておくことが望ましいです。
含み損を抱えた時の対処方法
「ロスカットされない内は大丈夫!」という思考は危険です。
ロスカットされない限りは、まだまだチャンスがあると思いってしまい。
含み損に耐えているときに、相場が自分のポジションとは逆の方向に走り出すと含み損が爆発的に増えて、強制ロスカットされてしまいます。
このような事態になることは相場では珍しいことではないので、強制ロスカットになりたくない人は、見込みがないと感じたらすぐに損切りしていくことが大事です。
その損切りポイントの判断基準が最も重要になってきます。
含み損を抱えているといつかもどってくるだろうと思いがちですが、そんなギャンブル思考では絶対に勝ち組になれません。
しっかり損切りポイントを明確にし、その材料が揃えば期待なんてせず、すぐにでも損切りです。
さっさと希望的観測なんて捨てて、どんどん損切りしていきましょう。
損切りもなれてくると、この損切りはナイスだった思えるようになり、むしろ損切りするのが楽しくなってきます。
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