本日はプライスアクションはFXで使えない?というテーマで記事を書きました。
FXでは流れに乗ってエントリーをしていくことが大事とよく言いますが、ローソク足1本1本の動きはそんなに大事ではないのでは?
と思う方も多いと思います。
そんな方のために今回はプライスアクションはFXで使えるかどうか私の意見や、覚えておくべきローソク足の形について詳しく書きましたので最後までご覧ください。
目次
プライスアクションはFXで使えない?
あなたは相場を見る際にプライスアクションを意識していますか?
プライスアクションを意識することはFXにおいて非常に大事です。
プライスアクションとは、簡単に言うと値動きのことをいい、ローソク足1本1本の値動きを言います。
FXで大事なのは、大きな流れを見ることでローソク足の1本1本の形はそんなに関係ないよ!
と思う方もいると思いますがそんなことはありません。
ローソク足1本1本には買い勢と売り勢のドラマが毎足繰り広げられているためです。
それを無視して大きな流れだけ見るのはよくないです。
もちろん大きな流れを把握することは大事です。
それと同じくらいローソク足1本1本の動きを見ることは大事です。
なぜならば、ローソク足1本といっても、日足ならば1時間足24本分、1時間足ならば5分足12本分、5分足ならば1分足5本ぶんのためです。
そのため1つのローソク足にもその中には売り勢と買い勢の攻防が繰り広げられているのです。
全体の流れと、ローソク足1本1本の動き、どちらも見れるようになって初めて安定してFXで勝てるようになります。
ローソク足1本1本を大切に読み取れるように常に意識して相場を見るようにしましょう。
プライスアクションがFXで使えないと言われている理由
たまにプライスアクションはFXで勝てないと言われていますがそれはなぜなのでしょうか?
その理由についても解説していきましょう。
プライスアクションだけで勝つのは上級者向け
プライスアクションだけでトレードをするのは上級者向けであるのは事実です。
インジケーターなどを何も入れずにローソク足の形のみでエントリーをしていくのは難易度が高いです。
そのため移動平均線やRSIなどのインジケーターを見て取引をしていくのが一般的ですね。
最初は他の手法とプライスアクションを組み合わせていくのがおすすめです。
順張りに向いているローソク足の形、逆張りに向いているローソク足の形がありますので、これらを覚えて実際のトレードで活かせるようになると勝率を上げることができます。
1つの時間足のローソク足だけでなくMTF分析が必要
プライスアクションはローソク足1本の形を見るだけはなくて、1時間足ならばその1時間でどんな値動きをしたかどうかが大事です。
ローソク足1本の動きを下位足で確認していくイメージですね。
ただこれはもはやローソク足1本の動きを見ているわけではなくて、MTF分析で環境認識をしているといえるでしょう。
プライスアクションといえば、ローソク足の形を見て取引をしていくというイメージがありますが、本質はそのローソク足1本でどんな値動きがあったか、予測することが大事です。
1本のローソク足を見ただけでは、①②③のどの形であるかはわからないですよね・・?
それを下位足で確認してみるという行為が非常に大切です。
100%勝てるわけではない
もちろんプライスアクショントレードが優秀だといっても100%勝てるわけではありません。
勝つときもあれば負ける時だってあります。
プライスアクションとはあくまでも過去の値動きを元に、未来の値動きを予測することです。
未来の相場が分かるものではありません。
過去の値動きから、未来の値動きを予測しシナリオを立てる。
シナリオ通りに相場が動いているか確認する、違う場合はなぜシナリオ通りにいかなかったのか分析する。
これを繰り返すことがとても大切です。
トレードでは頭では理解していても、実践で上手くいかないというパターンがとても多いです。
そのため、シナリオを立ててその後どうなったか分析をする。
これを繰り返すことが非常に大切ですね。
初心者トレーダーが覚えるべきプライスアクションとは?
FX初心者の方が覚えるべきプライスアクションを紹介していきましょう。
プライスアクションは種類がめちゃめちゃ多いため、すべてを覚えるのは大変です。
そこで今回は簡単でかつとても使えるプライスアクションをご紹介していきます!
ピンバー(スパイクハイ・スパイクロー)
一つ目はピンバーです。
ピンバーとは実体が小さくヒゲが長いローソク足のことを言います。
髭の長さが実体の大きさの3倍以上のローソク足をピンバーといいます。
上髭の長いローソク足が高値圏で出現したら下落のサイン
下髭の長いローソク足が安値圏で出現したら上昇のサインです
こういった安値圏などでたピンバーは上昇へ反転しやすいです。
とてもわかりやすく使いやすいプライスアクションなので覚えておくといいですね。
ポイントは安値圏高値圏で出現することです。
レンジ相場の時に出たピンバーはただ相場がどちらに行こうか迷っているだけですので注意してください。
インサイドバー(つつみ足)
2つ目はインサイドバーです。
インサイドバーとは前の足を現在足が包み込んだときに反転しやすいという形です。
安値圏で前足陰線で現在足で前足を包み込むような陽線が出現した時
高値圏で前足陽線で現在足で前足を包み込むような陰線が出現した時
この2つは反転を示唆しています。
ピンバーとインサイドバーが高値圏で出た時は反転するのかな?
というシナリオを立ててみるといいでしょう。
下位足で確認してみるのもおすすめです。
ランウェイアップ、ランウェイダウン
3つ目はトレンド系の順張りプライスアクションです。
ランウェイアップ・ダウンと呼ばれるものです。
ランウェイアップとは
過去5本分の高値を現在足の終値が超えている、かつ過去5本の安値を超えていない時
ランウェイダウンとは
過去5本分の安値を現在足の終値が超えている、かつ過去5本の高値を超えていない時
これらはトレンド系のプライスアクションになります。
直近高値、安値は常に意識しておき超えたら、トレンド開始を見るのが一般的です。
トレンド系のプライスアクションも見ておくことで順張りの際の根拠に付け足すことができるため覚えておくといいですね。
プライスアクションをFXで使用する際の注意点
プライスアクションをFXで使用する際の注意点もご紹介していきます。
ポイントは
●MTFで見ること
●他の根拠もプラスする
の2つです。
まず1つ目は、一つの時間足ではなくて複数時間足のプライスアクションを見ることが大切です。
例えば、1時間足のプライスアクションを見るときも下位足も必ず確認しましょう。
このように1時間足のピンバーを5分足で拡大してみると、ダブルボトムからネックラインでロールリバーサルしているように見えませんか?
このように1時間足でピンバーができたからエントリーではなくて、下位足で確認、ダブルボトム確認、次の足でロールリバーサルを確認後エントリーとみるのが大切です。
このように複数時間足でプライスアクションを見てあげるのが勝率を上げるポイントですね。
またプライスアクションだけでエントリーするのではなくて、他の根拠も見るようにしてください。
ローソク足の形だけではなくて、そのローソク足がどこで出ているのか?などがとても重要です。
上のパターンならば安値圏で1時間足ピンバー、5分足ではダブルボトムなどといった感じで、根拠は複数あればあるほどいいですね。
まとめ
- プライスアクションとは値動きのこと
- ローソク足1本には売り勢と買い勢のドラマが存在するため注意してみた方がいい
- 覚えておくべきプライスアクションはピンバーとインサイドバー、ランウェイアップ
- プライスアクションを利用する際の注意点は、複数時間足で見ることと、他の根拠もプラスしてみること。
プライスアクションはFXで使えないという意見もたまにありますが、ローソク足一本一本には売り買いのドラマがあるため必ず見た方がいいです。
全体の流れを見ながらプライスアクションでエントリーをしていくことで、利益を出すことができますのでぜひマスターしましょう。
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