今回はエリオット波動はFXで使えないのか?
というテーマで記事を書きました。
エリオット波動はとても有名で利用している方が多いテクニカル分析法ですが、実際はどうなのでしょうか?
私自身はエリオット波動を意識していますし、非常に優秀な分析法だと思っています。
そのため有効的なエリオット波動の活用法について本日は解説していきますので最後までご覧ください。
目次
エリオット波動はFXで使えない?
あなたはエリオット波動を知っていますか?
聞いたことがあるという方がほとんどでしょうが、詳しく理解できていないという方もいるかと思います。
エリオット波動は有名な相場分析法です。
簡単に言うと相場にはサイクルが存在し、一定のリズムがあるということです。
トレンド5波の後に修正波3波がくるのがエリオット波動の特徴です。
よく上昇5波、下降3波、12345波ABC波などといわれていますよね。
これがエリオット波動です。
ただエリオット波動はしょせん後付けだ。使えないという意見も多いのも事実です。
そのため使えないのかな?と思っている方もいるかもしれません。
しかし、エリオット波動は絶対に覚えておいた方がいいです。
なぜならば、相場の基本ですしエリオット波動のような波形はよく出現します。
そのためトレンドがどこまで続くのか?どこで反転するかをある程度予測することができます。
すべてのテクニカル分析は後付けになってしまうのは仕方が無いことです。
だからこそよくあるパターンを覚えておき未来の相場を予測することが大事ですね。
エリオット波動は覚えておくべき理由
なぜエリオット波動を覚えておくべきなのでしょうか。
エリオット波動を覚えておくと、トレードが有利になる理由について考えていきましょう。
環境認識に非常に便利
エリオット波動は環境認識に非常に便利です。
推進5波調整3波と覚えておけば、現在の価格がエリオット波動のどの部分にいるのかがわかります。
3波目の途中ならまだトレンドが続きそうだとか、5波目で反発したら、そろそろトレンドが終了して転換するパターンだな。
など環境認識に非常に便利です。
現在の価格の位置がエリオット波動の何波目なのかを考えるだけで、環境認識が非常に便利になります。
未来の相場を予測するためには、現在の相場の状況を知ることが大切です。
そういった意味で現在何波目なのかという環境認識としてとても使えます。
よく出る形のため当てはめるだけでよい
エリオット波動のトレンド5波調整3波はよく出ます。
1・5分足などの短期足でも日足週足ベースで見ても同じような動きを繰り返しています。
形的にきれいでないエリオットもありますが、トレンド5波調整3波でワンサイクルの形はとてもよく出現します。
ですので現在エリオット波動の中の何波目なのか?
を基本形に当てはめておくだけで簡単に未来の相場が予測できます。
ダウ理論とエリオット波動はFXなどの為替をやるうえで絶対に覚えておいた方がいいですね。
●高値切り上げ安値切り上げで上昇トレンド
●安値切り下げ高値切り下げで下降トレンド
●相場はレンジトレンドレンジを繰り返す
●トレンドは上昇5波下降3波でワンサイクル
これを頭に入れておき現在の相場に当てはめていくだけで、ある程度の環境認識はできるようになります。
投資はこういったことをしっかりと暗記できているかが大事なのです。
こういった相場の基本をしっかり身に着けておき、後は実践でアウトプットする。
これがFXで勝てるようになるためのポイントです。
いっぱいエントリーして経験を積めば勝てるようになるという方も多いと思いますが、それは本質ではありません。
相場の基本原則、パターンを記憶し、実際に動いているチャートを見ながら環境認識をし未来の相場を予測する。
これがFXではとても大事です。
順張り逆張りどちらの根拠にも上乗せできるため
エリオット波動は順張り、逆張りどちらの根拠にも上乗せすることができます。
なぜかというと、現在エリオット波動の何波目かが理解できていればそろそろ反発するだろう、トレンドに乗るだろうという予測ができます。
順張り逆張りどちらの根拠にも使えるのが特徴です。
たしかにエリオット波動のみでエントリーすることは難しいのですが、環境認識の手段としてとても優秀で、いろいろなエントリー手法の根拠に上乗せすることができます。
そのため順張り逆張りどちらの根拠としても使えますね。
正しいエリオット推進波、調整波の数え方について
正しいエリオット波動推進波、調整波の数え方についても解説していきましょう
エリオット波動の基本は上昇5波下降3波です。
トレンドが発生した時この合計8波を1つのサイクルと見るのが基本ルールです。
さらにこの大きな8波動の中に小さな8波があると考えるの特徴です。
②③④の中に小さな上昇5波下降3波があるというのがエリオット波動の特徴です。
さらに3つのルールがあり、
・2波目の下落が1波目の安値を下回ることはない
・1.3.5の上昇波で、3波目の上昇が一番短くなることはない
・4波の下落が1波の頂点を下回ることはない
これがエリオット波動の基本ルールです。
このルールにのっとって数えていけばいいだけです。
こんな感じですね。
実際のチャートではきれいなエリオットではなくて少しいびつな形になりやすいですが、ルール通り数えていくのが大切です。
形を覚えたら後は実際のチャートで落とし込めるか。
これが非常に大切なことですね。
エリオット波動を使ったFX手法とは?
エリオット波動を利用したFX手法についても解説していきましょう。
エリオット波動はあくまでこうなりやすいというチャートパターンのため、現在の価格がエリオット波動のどの位置なのかを確認しながら見ていくことが大切です。
例えば、押し目買い戻り売りを狙っていくとき、エリオット波動のどこの地点であるか?
確認していくといいです。
例えば戻り売りを狙っていくならば、エリオット波動の調整波Bの地点をで高値切り下げを確認出来た時点で、売りを狙っていきましょう。
この時意識してほしいのが損切の位置です。
今回の場合はBの地点できれいに落ちていますが、そのまま再上昇するパターンも十分にあります。
そのため上昇5波の頂点あたりに損切りを入れておくことが大切になります。
またエリオット波動の調整波はフィボナッチを使いおおよその反発ポイントを予測できるため、利確の目安として使えます。
例えば、50・61.8といった数値は非常に意識されやすい数値のため、反発しやすいです。
必ず覚えておくといいですね。
まとめ
- エリオット波動はトレンドは、上昇5波下降3波で1サイクル見ることができるチャートパターンのこと
- エリオット波動は環境認識として非常に便利なため覚えておくとよい
- エリオット波動は2波の下落が1波の安値を割らない、3波が一番短くはならない、1波の高値を4波の安値を割らないというルールがある
- エリオット波動はあくまでこうなりやすいというチャートパターンのためエントリーの際は、損切をきちんと入れておき、利確ポイントはフィボナッチを見ておくといい
エリオット波動は環境認識として非常に優秀なため必ず覚えておきましょう。
基本のルールを覚えたら、後は実際のチャートで同じ形を見つけることが大切です。
チャートを見た瞬間現在エリオット波動何波目なのかを認識できるよう、日々環境認識をする癖を付けましょう。
エリオット波動は使えないなんてことは決してありませんのでぜひ覚えてくださいね。
コメントを残す