今回はFXでのナンピン手法はアリか?というテーマで記事を書きました。
ネットなどで調べていると、「ナンピン推奨派」と「ナンピンNG派」の意見が分かれていてよくわからなくなってしまいますよね。
私の意見は「ナンピンは悪いことではないが、初心者向けではない。まずは単ポジションでプラスにできることが大事」
ということです。
この記事ではナンピンの意味から、メリットデメリットなどを詳しく解説しておりますので、ナンピンについて理解を深めたい方、ナンピンを取り入れようか迷っている方は最後までご覧ください。
目次
FXにおけるナンピンの意味とは?
FXにおけるナンピンの意味とは、損が出ているポジションをさらに買い増したり、売り増ししたりすることを言います。
なぜナンピンをするのか?
それはポジション金額を調節するためです。
例えば、ドル円で100円で買いポジションを入れたとしましょう。
しかし、相場は逆行してしまい90円まで下がってしまった。
こんな時に90円で買いをもう一度入れます。
そうすれば、1ポジションなら100円まで戻らなければプラマイゼロになりませんが、1回ナンピンを入れることで95円でプラマイゼロにすることができます。
こうすることで勝率をアップさせるという考え方です。
勝率を上げることができる有効的な手法の反面、ポジション数が増えるため失敗した時のリスクも高くなる手法のため、今回は損をしないような使い方を説明していきますね。
ナンピンを活用するメリット
ナンピンを活用するメリットはあるのでしょうか?
まずはメリットをしっかりと知ることが大事です。
勝率を上げることができる
ナンピンの最大のメリットは、勝率を上げることができることです。
逆行してもナンピンしてポジションを持つことで、少しの戻りでプラマイゼロにすることができます。
負ける回数を減らすことができることが最大のメリットといえるでしょう。
逆方向に動いたときに戻ってくる根拠を見つけて、エントリーができる方ならどんどんナンピンを有効活用した方がいいですね。
エントリー回数が増える
エントリー回数が増えるのもメリットですね。
エントリーチャンスがなかなか来ないため、メンタルがやられてしまう・・なんて方も少なくはないと思います。
スキャルピングをやっていて、1日中チャートに張り付いていたのに自分が知っているエントリーポイントを満たすことは1度もなく、「今日1日何してたんだろう‥」と思ってしまった経験はありませんか?
しかしナンピンを視野に入れてエントリーをすれば逆行しても、ナンピンで追えばいいという精神的余裕ができるためゆとりのあるエントリーができます。
エントリー条件を緩めすぎるのはよくありませんが、少し妥協してエントリーをしてナンピンをするという考えも私は全然アリだと思います。
無敗で終われる月も出てくる
ナンピンを活用すれば勝率がアップするため、無敗で終われる月も出てきます。
含み損を抱えてもナンピンをしてトータルで毎回プラマイゼロ、プラスで毎回終われれば勝率100%です。
トレードで勝つためには負けないことが大切です。
根拠のあるエントリーと根拠のあるマーチンをし、資金を増やせれば最高ですね。
ナンピンを活用するデメリット
上ではナンピンをすることのメリットについて解説しましたが、もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。
これからナンピンする手法で取引をしようと思っている方は、デメリットも考えたうえで行うようにしてくださいね。
一回の損失が大きい
ナンピンすることの最大のデメリットは、一回の損失額が大きいということですね。
ナンピンすると勝率がアップするため、ついついやりがちですが損失が大きいということも忘れてはいけません。
なぜならば総ロット数が単純に倍になるから。
ナンピンしてもさらに逆行してしまったら、大きな損失になってしまいます。
そのためむやみにナンピンをすることは危険だと私は思っています。
負けを取り返すためだけにナンピンをするというのは、デメリットしかないためやめておきましょう。
資金がショートしてしまう可能性
上に書いた一回の損失が大きいというデメリットと同じで、含み損が出たらナンピンで追うということをやり続けるといつかは資金がショートします。
含み損を取り返そうとナンピンを入れて何度か取り返すことはできても、やりつづけるといつかは必ずショートします。
無計画なナンピンはやり続けていると、いつか資金がショートしてしまいます。
そのためナンピンは勝率を上げることができる便利な手法ですが、計画的に行わなければいけません。
そのデメリットだけはしっかりと理解して取引を行うようにしてください。
ナンピンを失敗するとどうなってしまうの??
ナンピンを失敗するとどうなってしまうのか?
無計画なナンピンをし続けるといつかは資金がショートします。
悪質なFXのコンサルでは、ナンピンを倍のLots数入れて取り返せ!!
といった無茶なナンピン手法を進めてくる人もいるようですが、そんなやり方をしていては1日でみたら資金が増えることはあるかもしれませんが、負けた時の損失額が取り返しのつかない金額になってしまいます。
それを講師に相談すると、「FXは資金がないとできないからね」なんてことを言われて終わり。
ということもあるようです。
とにかく私が言いたいことは正しいナンピンの仕方をせずに、無計画なナンピンをしていたらいつか資金がショートします。
そもそも私はナンピンは慣れるまではしない方が思っています。
単ポジションでのエントリーで安定した利益を出せるようになってから、初めてナンピンの条件も考えていくという方法がベストだと思います。
本当はナンピンして勝率を上げるのでなくて、単ポジションでの勝率を上げていく方がベストですので。
ナンピンをするとメンタル管理と資金管理がとても難しいため慣れないうちはナンピンなしでエントリーするのをおすすめいたします。
正しい売り増し、買い増し方法を紹介!
正しい売り増し方法と買い増し方法はあるのでしょうか?
ナンピンの方法に正解はないのですが、自分自身でルールを決めるとよいと思います。
例えば
- 何回までナンピンするのか?
- ナンピンするときの条件は?
- そのラインを越えたらナンピンせずに損切りするのか?
などなど自分自身で明確なルールを決めることが大事です。
上位足の直近高値安値を超えた時は、どこまで相場が動くかわからないため、ナンピンはしない。
ナンピンするタイミングもレジスタンスサポートラインにタッチした時にナンピンする。とか、
ナンピンは2ポジションまでしか持たないなどご自身で明確なルールを決めて、そのルールを確実に守る。
これがとても大事です。
メンタルが崩れてルールを破ってしまいそうなら、そもそもナンピンをしない方がいいですね。
あくまでも単ポジションでプラスにできた方がリスクは少ないですし、メンタル管理もしやすいです。
しかしナンピンする手法で取引を行いたい場合は、明確なルールを決めてエントリーをするようにしてください。
まとめ
- FXにおけるナンピンの意味とは損が出ているポジションをさらに買い増したり、売り増ししたりすること
- ナンピンすることでポジション金額を調節するため勝率を上げることができる
- ナンピンするメリットは勝率を上げることができる点、エントリー回数が増える点、無敗で終われる月も出てくる点
- ナンピンすることによる最大のデメリットは一回の損失が大きいこと
- 無計画なナンピンをし続けるといつかは資金がショートしてしまうため注意
- ナンピンの方法に正解はないのですが、自分自身でルールを決めるのがおすすめ
いかがでしたでしょうか?
FXでのナンピンは私は「慣れるまではしない方がいい」というのが私の意見です。
特に単ポジションで勝てないからナンピンしようという考えは危険ですし、単ポジションで勝てないならナンピンしても勝てないと思います。
そのためまずは単ポジションで資金をプラスにすることを目標にしましょう。
ナンピンするかどうかはその後考えればいいだけの話ですので^^
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