金融占星術で有名な方と言えば、レイモンド・メリマン氏の名前がよく挙げられますが、「重要変化日」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
金融占星術自体を知らない方も多く、ネットでもあまり情報が少ないのではないかと思います。
この金融占星術で有名なレイモンド・メリマン氏の著書は、今ではプレミア価格がつくほど高い評価を得ています。(現在では電子書籍のKindleなどでも購入可能)
占星術といえば、何かスピリチュアルで信用ならないという意見も多いかと思いますが、
実はかなりの確率での的中率があったり、単なる占いという訳ではなく、統計をもとにしたデータも加味したもので、全くの当てずっぽうという訳ではありません。
実はFX投資にこの「重要変化日」が大きく関わってきます。
長年多くの投資家から支持を得ているものですので、ぜひ今回の記事で知っておきましょう!
目次
メリマンの重要変化日とは何か?
そもそも、初めて聞いたという方は「重要変化日」とは何なのか?と疑問に思うと思います。
簡単に言ってしまえば、
これは“相場転換が起こりやすく、相場の勢いが増しやすい日”のことを指しています。
相場が転換するということは、相場の天井か底値をつけるということになりますが、「重要変化日」ではこの相場の天井や底値をつけやすい日とも言えますね。
”転換しやすい”ということなので100%そうなるということではありませんが、重要変化日から数えて前後3日間(3営業日)では、相場の勢いが増したり転換がしやすいということがレイモンド・メリマン氏の研究結果として出ています。
今までそんな言葉をしらなかったという方は、一般的な関係のない手法を使用していても、投資における勝率を高める考え方となりますのでぜひ覚えておきましょう。
2019年のメリマンの重要変化日はいつなのか?
メリマン氏が執筆するフォーキャストにて重要変化日の予測を知ることが出来ます。
この本は各金融・商品市場の動向をその年ごと1年に渡り予測している本で、毎年12月に次の年のフォーキャストが発売されています。
ただ、価格はそこそこ高いのでなかなか手が出せないという方は、ネットに毎月のように(この本から?)重要変化日を掲載しているようなサイトもちらほら見かけますので、今月の重要変化日などを調べてみると良いと思います。
賢い投資生活@株/FX/税金/節約 さんでも重要変化日について掲載いただいていますね!
例えば、2019年の8月ですと
・8月26日(ダウ)
・8月11日、8月30日~9月1日(日経平均)
・8月1日(米国債券(T-NOTE))
・8月5日(通貨(ドル円))
・8月2~5日(貴金属(金・銀))
・8月5日、8月30日~9月2日(穀物)
などという様に重要変化日というものがあり、重要変化日から前後3日間(3営業日)は注意してみておく必要があるという事です。
メリマンの重要変化日の基礎となるメリマンサイクル論について
メリマンサイクル論とは、サイクル(周期)理論を利用した手法です。
メリマン氏は占星術師であり、その占星術を投資の世界に当てはめて、サイクル理論を応用し、研究を重ねた結果、メリマンサイクル論が確立されたということになります。
では、サイクルについてですが、相場には一定のサイクルがあり、平均すると18週で形成される安値から安値のサイクルのことを「プライマリーサイクル」と呼びます。
ただ、そのサイクルも完全に等しくなるというものではなく、±1/6の許容範囲(オーブ)があり、その許容範囲におよそ80%の確立で収束していくとされています。
例えば、6週間の周期だとすると、6週間±1/6週間で5~7週間の範囲という事になりますね。
なお、メリマンサイクルの周期の測り方は、安値同士を結んでその間隔本数を数えて計算します。
また、サイクルに関しては、レンジ相場よりもトレンド相場で見たほうが有効です。
基本的なサイクル論に関する内容については、他の記事でも紹介しておりますので、まだサイクル論を詳しく知らないという方はこちらも読んでいただけるとわかりやすいかと思われます。
サイクル論では最低限「レフトトランスレーション」と「ライトトランスレーション」に関して知っておくと便利な知識ですので、ぜひ覚えておいてください!
メリマンの重要変化日からFXを攻略する手法とは?
メリマンサイクルを使用した上で“相場転換しやすい日”である重要変化日をみていく必要があります。
重要変化日が来るタイミングで、メリマンサイクルの1サイクルが終わるタイミングが合っているというときは、相場転換が起こりやすいということから、うまく転換点をみつけられる可能性が高いのです。
100%そうなるという事はありませんが、メリマンサイクル論自体、許容範囲(オーブ)を入れた的中率はおよそ80%と言われているので、かなり重要な指標になると言われています。
上手くポジションを持てた時には、トレーリングストップを使用してもいいですし、大きな利益が狙えます。
逆に予想と違う動きになってしまった場合は、すぐに損切をして次に備えるという方法が基本です。
大きな利益を狙うことが出来れば、小さくポジションを持つことを失敗しても気にせずにトレードすることができますので、とてもオススメの手法です。
相場を予測するために役立つ惑星カレンダー情報
金融占星術では惑星の動きが相場に関係しているとされており、動きの種類の中でも「惑星の逆行」というものが重要視されています。
「惑星の順行」であれば、惑星が他の惑星と同じ向きに動いている状態を指していますが、逆の方向に運動している状態を「惑星の逆行」といいます。
様々な惑星の逆行がありますが、「水星の逆行」と「火星の逆行」に関しては、相場が荒れやすい傾向があるということで注意が必要です。
例えば、2019年の場合、
水星の逆行は「3月6日~3月28日」、「7月8日~8月1日」、「11月1日~11月20日」となっています。
この期間は相場が荒れやすい傾向にあるという事から、少し注意しておく必要があるということです。
他にもネットで検索してみると様々なサイトで惑星カレンダー、惑星逆行カレンダーを掲載しているところが多いです。
おとなの占星術研究所 さん
などなど、無料で掲載していただいている優良なサイトもありましたので、参考にしていただければと思います。
メリマンの重要変化日に関するまとめ
サイクル理論だけでも強力ではありますが、今回の記事で登場した”重要変化日”についても常に意識しておくと、大きな相場の動きにも対応できる可能性が高くなります。
レイモンド・メリマン氏の金融占星術を使用した重要変化日は、2019年4現在でも有効な手法として高く評価されており、毎年専用の書籍フォーキャストが発売されています。
普通の書籍よりは高いですが、その値段に相応の内容を含む書籍ですので、今回の記事やネットの情報だけではわからない部分を知りたい方はぜひ購入してみることをおすすめします。
あまりネットでも情報が少ないものですが、長い間本も販売され、長く支持を得ているのは、この理論で勝ち続けることが出来ているからです。
既にサイクル理論を使用しているという方にも、非常に重要な考え方となりますので、ぜひ実際のチャートで検証していただければと思います。
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