今回は123パターンについて説明していきます。
トレンドの終了を示唆する波形のため、知らない方は必ず覚えておいた方がいいです。
- トレンドの終わりがどこだかわからない
- 波形を使ったエントリー手法が知りたい
- 勝率の高い手法が知りたい
という方にはとてもおすすめですので最後までご覧くださいませ。
目次
123パターン(法則)とはとはどんなパターン?
123パターンとはトレンドラインと水平線を利用したチャートパターンになります。
基本的にはトレンド終了を示唆するサインとしてよく使われます。
いくつかの条件を満たさなければこの条件は揃わないため、勝率は高いです。
また123パターンが起こったときはトレンドが終了したと考えることができるため、非常に便利ですね。
こういった波形の種類を覚えることで、トレードの精度はアップすること間違いなしですので、あなたもこの機会にぜひ覚えてください。
123パターン(法則)の基本形について
上昇トレンドにおける123パターン
123パターンの基本形はこちらになります。
- 上昇トレンドラインを明確に下抜ける
- その後少し上昇し、トレンドラインで反発(ロールリバーサル)する。
- 直近の安値を下に抜ける
以上の3つを満たしたときに売りサインになります。
上昇トレンドが終了して下降の勢いが強くなってきたことを示唆する波形のため、ぜひ覚えておくとよいです。
ポイントは①②③すべて揃ったときのみ売りサインだということです。
1つでも揃っていなければ、売りサインとしては弱いため、そこは注意してください。
下降トレンドにおける123パターン
逆も見ていきましょう。
- 下降トレンドラインを明確に上抜ける
- その後少し下降し、トレンドラインで反発(ロールリバーサル)する。
- 直近の高値を上に抜ける
上記の3つをすべて満たしたときに買いサインになります。
下降トレンドが終了し、上昇の勢いが強くなってきたことを示唆するサインですね。
こちらも①②③すべてを満たしたときのみ買いサインです。
このように123パターンを見つけることができれば、トレンド終了後の反転を安全に狙うことができるためおすすめです。
123パターン(法則)をFXトレードで利用するメリットとは?
123パターンをFXトレードで利用するメリットは以下の3つです。
- 勝率が高い
- 明確な反転を狙うためリスクが少ない
- 波形の形が決まっているため狙いやすい
勝率が高い
123パターンは波形を使ったトレード手法になるため、きれいに条件がそろったときの勝率は非常に高いです。
波形というのは、トレーダーの心理を表すものですので、すべての条件が揃ったとき新規の売り買いと利確損切が同時に入ります。
③の部分では、前のトレンドで買いを入れていたトレーダーが、トレンドライン、直近安値を下回ったため売りの方が強いと判断し利確を入れます。
このとき新規の売りがたくさん入ると、一気に売りの方が強くなり下降する。といった心理です。
こういったトレーダー心理を利用した手法は勝率が非常に高いです。
どのポイントで新規の売り買いが入るのか?
売りポジションを持っているトレーダーはどこで利確損切するのか?
買いポジションを持っているトレーダーはどこで利確損切するのか?
これを意識しながらトレードをすると、勝率はアップすること間違いなしですのでぜひお試しください。
明確な反転を待つためリスクが少ない
123パターンでは明確なトレンド終了を待つため、リスクが少ないです。
トレンドの終了を頂点で予測しようとすると、きれいに反転すれば利幅は取れるメリットこそありますが、そのままトレンド継続してしまう可能性も非常に高いです。
その場合非常に大きな損失を抱えてしまうことになります。
しかし123パターンでは、トレンド終了後のN波動3波目を狙うためトレンドの勢いが落ちついて、再度同じ方向に強いトレンドが発生するリスクは少ないです。
もちろん投資に絶対はないのでストップロスは入れておいた方がいいですが、トレンドの頂点を狙う手法より、リスクが少ないのでおすすめです。
トレードで勝つコツは。負けないことです。
波形の形が決まっているため狙いやすい
123パターンは波形の形が明確に決まっているため、狙いやすいです。
買いパターン売りパターンの2種類を覚えてだけでトレンドの反転を狙うことができます。
トレードの手法はたくさん持っていた方が、さまざまな相場に対応することができます。
そのため波形の種類やパターンはたくさん覚えておいた方がよいでしょう。
123パターン(法則)を用いたFXトレード戦略
123パターンをFXトレードで利用する使い方は2つあります。
- 順張りトレードの利確ポイント
- 新規の売り買いポイント
以上の2つです。
例を1つ挙げますね。
例えば上の写真で順張りトレードでオレンジの枠内で買いポジションを持っていたとしましょう。
利確ポイントは123パターンが揃ったときはいいタイミングです。
トレンドラインを下にブレイクし、ロールリバーサルが起こり、直近安値まで下に抜けたということは売りの方が明確に強いと予想することができます。
そのためまだ上がるのでは??という淡い期待をするのではなくて、サクッと利確してしまった方がいいですね。
また123パターンが起こったとき新規のポジションを持つのもアリだと思います。
むしろ明確なトレンド転換を示唆しているため積極的に狙った方がいいですね。
またエントリーせずに相場分析を行う場合、123パターンはトレンド転換のサインだと覚えておくとよいです。
123パターン(法則)を利用したFX手法を紹介!
123パターンが起こったときを利用してFXトレードを攻略する手法も紹介いたします。
エントリーポイントはとてもシンプルです。
下降トレンド終了後、123パターンが起こり直近高値を明確なブレイクした時に買いです。
赤いラインを明確に上にブレイクした時に買いエントリーですね。
逆も同じで上昇トレンド終了後、123パターンが起こったときに売りです。
③の赤いラインを明確に下にブレイクした場面で売りエントリーですね。
また避けるべきパターンもいくつか紹介していきましょう。
明確な押し目、戻し目がないパターン
まず写真のように、トレンドラインをブレイクする前から押し目戻し目を作らずに、ダラダラ真横に平行移動するパターン。
こちらのような場合で123パターンは無理に狙わない方がよいです。
このようにトレンドラインブレイクが平行で押し目戻し目を付けない場合は、トレーダーが迷っている証拠です。
このような場面では相場がどちらに向かうか予測しずらいため、123パターンは狙わないようにしましょう。
ヒゲがたくさんついている時
写真のようにトレンドラインをまたぐように上ヒゲ、下ヒゲがたくさんついていた場合は、エントリーを見送った方がよいです。
このような場合もトレーダーの迷いがチャートに表れているため、無理にエントリーはしない方がいいですね。
上記の2つを避けてきれいな波形のみエントリーすることを心がければ、勝率は高いロジックですのでぜひご活用ください。
123パターン(法則)とFXトレードに関するまとめ
- 123パターンとはトレンドラインと水平線を利用したチャートパターン
- トレンドラインを明確に抜ける、その後少し戻しトレンドラインで反発(ロールリバーサル)し直近の押し目を抜けたとき
- 勝率が高い、明確な反転を狙うためリスクが少ない、波形の形が決まっているため狙いやすいのが123パターンのメリット
- 順張りトレードの利確ポイント、新規の売り買いポイントとして活用するとよい
- 123パターンを避けるべきポイントはヒゲが長く続いている時、明確な押し目戻し目がなくトレンドラインをブレイクした時
いかがでしたでしょうか?
123パターンは頻度こそ少ないものの勝率は、非常に高い波形を使った分析手法になります。
ぜひご自身のチャートでも自分で探してみるとよいでしょう。
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