どうもバカポンドです。
皆さんは「ストキャスティクス」というテクニカル指標を聞いたことがありますか?
始めてチャートを開いたときはローソク足の上下だけで取引していたけれど、「なんか味気ないし、もっと勝率を上げたいな…」と思ったことはないでしょうか。
有名なトレーダーの方の取引を見てみると、チャート上に色々な線が引いてあるイメージですよね。
今回紹介する「ストキャスティクス」は、トレーダーの中でも愛用している人が多いため、相場の動向にとても重要な役割を果たしています。
しかしですね・・・
「正しく使えていない」という人も多いことで有名なのもストキャスティクスです。
一方で使いこなすことができるようになれば、レンジ相場での逆張りや、エントリーやイグジッドのタイミングを計れる強力なツールになるでしょう。
正しい使い方を理解すれば、あなたも一段上のトレーダーに慣れること間違いなしです!
目次
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスは、0〜100までの数値を上下するオシレーター系の指標の一種といえます。
現在の相場が買われすぎなのか、売られすぎなのかを教えてくれる大変優れた指標です。
相場というのは買い手と売り手の攻防戦ですから、どちらかの勢いが強まったり弱まったりすることで、相場は波を形成していきます。
そのため、売買の勢いを示すストキャスティクスは、エントリーやイグジットの重要な節目を教えてくれるのです。
今回は、よく使われる2本の線の使い方と設定方法を紹介するので、相場認識の幅を広めるためにぜひ活用してみてください。
ストキャスティクスのパラメーター設定について!
私が使っているMT4のデフォルトでは%Kが5期間、%Dが3期間となっていますが、反応が良すぎてすぐトレンドが終わってしまったりして、ダマシにあいやすいかなと感じています。
ストキャスティクスは、プラットフォームを提供しているFX業者によってもデフォルト期間がけっこう異なっているオシレーター系指標ですので、複数のFXブローカーのプラットフォームを使用している方は、設定からどのくらいの期間がデフォルトになっているのか確認することをオススメします。
個人的にパラメーターは、大きなトレンドに反応する26日期間で設定するのがオススメですが、人によって使い勝手を変えられるのがストキャスティクスのメリットです。
FXでのストキャスティクスの見方や使い方について!
それでは、ストキャスティクスの見方と使い方について解説していきます。
ストキャスティクスの見方
%Kというのは、「設定した期間における高値と安値の範囲内で、今の価格が下から何パーセントのところにあるか」という意味になります。
例を見てみましょう。
わかりやすいように、%K20日間に設定しています。
そうすると、四角の範囲内の高値Aを100%、安値Bを0%とすれば、価格Cが80パーセントのところにあるかということがわかるでしょう。
%Dは「%Kの平滑化移動平均線」となるのですが、難しく考える必要はありません。
「%Kを基準に平均にしたものなんだな」くらいに思ってもらえれば結構です。
それでは次に、「%Kと%Dの2本の線をどう見たらよいのか?、「実際にどう使えばいいのか?」について説明していきます。
ストキャスティクスの一般的な使い方
ストキャスティクスは、デフォルトの状態では30%と70%の間を推移します。
一般的に「80%以上だと買われすぎだから売り」、「30%だと売られすぎだから買い」という風に相場の逆張りに使われることが多い指標です。
ただですね、それを鵜呑みにしてしまうとダマシにあってしまったり、ほとんど利益のない状態が続いてしまうことがあるので、注意しなければなりません。
ストキャスティクスの正しい使い方
では、ストキャスティクスの意味に合った正しい使い方とは何でしょうか?
それは、ストキャスティクスはトレンドの発生や終焉を示唆してくれるものであるということです。
%Kが50%を下から上に抜ければ上昇傾向を、上から下に抜ければ下降傾向の予兆を教えてくれます。
そうして、80%以上や20%以下になったら「トレンドが発生しているんだな」くらいに考えてください。
ここですぐエントリーしないのがポイントです。
「その後だんだん落ち着いてきて、80%や20%を抜けだした…」
ここがエントリーポイントです!
また、さらに勝率を上げるために一緒に考えたいのが、%Dとの組み合わせです。
見てもらうとわかるように、%Kは%Dに先行していますね。
%Kと%Dがともに20%または80%を超えていて、クロスしたときがエントリーポイントになります。
このように、トレンドの始まりと終わりを教えてくれるストキャスティクスです。
ということは、トレンドの調整から推進の始まりを狙う方法が有効になるわけですね。
つまり、順張り用としてストキャスティクスを使うのがおすすめです。
その場合、トレンドが発生していることを見極めなければなりませんが、ストキャスティクスだけでは判断が難しいので他のトレンド系のインジケーターと一緒に使うことをオススメします。
ストキャスティクスと合わせて使いたいインジケーターを複数紹介!
では、実際にどのようなインジケーターを使えばよいのでしょうか?
オススメはトレンドの転換や継続を判断してくれるインジケーターや、ストキャスティクスの弱点を補ってくれるインジケーターです。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドの考案者のジョン・A・ボリンジャーはストキャスティクスが好きで愛用していたことで有名です。
実はボリンジャーバンドは、ストキャスティクスをもとに作られたと言われており、非常に相性が良いトレンド系指標です。
バンドウォークや±1σの反発を確認して、トレンドの継続や押し目を狙う根拠を確認するのに役立つでしょう。
MACD
MACDは、オシレーター系の中でも順張り用として使用されます。
そのため、逆張り用としてストキャスティクスを使用する場合、お互いの不得意な点を補ってくれる愛棒のような存在になります。
「ボックス相場やレンジ相場と言ったもみ合いではストキャスティクス」、「トレンドが発生しているときはMACD」というように、お互いを使い分けることにより、ダマシを少なくすることが可能です。
FXで使えるストキャスティクスに関するまとめ
今回は、ストキャスティクスの正しい意味と使い方について紹介しました。
今回の記事で、ストキャスティクスの使い方を理解できたのであれば幸いです。
今回の記事を活用するために、実際にストキャスティクスのパラメーターを変えながら、自分に合ったシグナルを出してくれる期間を探してみることをぜひオススメします!
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