テレビのニュースでマーケット情報、「外国為替市場、本日ドルが…円になりました、ユーロが…円になりました」、と毎日流れます。
ネットで「10万円を6億円にした!」とかユーチューブでも「100万円の札束を沢山見せびらかせて、FXは簡単に儲かる!」など、景気の良い話を見たり、聞いたりしますね。
・でも、本当に儲かるの?
・儲けるためにはどうすれば良いの?
と、疑問をお持ちの方に向けて今回、この記事を書いて行きます。
目次
FXってそもそも儲かるの?
初めに、簡単にFXの仕組みについて書いて置きます。
FXは「フォーリン・エクスチェンジ」略して「フォレックス」と言います。
外国の通貨を安く買って、高くなったら、売る。
外国の通貨が高かったら高い時に売って(空売り)、安くなったら、買い戻す。
汗水を流す事も無く、パソコンやスマホを使い「ロング」か「ショート」かを、決めるだけ。
たった、これだけの作業でFXは儲けることも出来るのです。
しかし、FX参加者の中には、負けて、大損をして、大変な経験をしている方も大勢います。
・では、どんな人が大儲けして?
・また、どんな人が大損をするのか?
その違いも書いて行きますのでお読みください。
FXは実際どれぐらい儲かることができるのか?
「いままで儲けた人はどれ位、儲けたのか?」興味が有りますよね。
リーマンショック直後にFXを始めて、10万円を元手に短期間で4億5千万円(当時含み益は6億)まで資産を増やした「GFF氏」という人がいました。
この人は、当時人気の「ニコニコ動画」を使い、FXで儲けるシーンのライブ配信をしていました。
ライブ配信中に「グフフ」と笑う声が印象的で、「GFF」と呼ばれるようになりました。
他にも有名なのは、4億円儲けて、1億3千万円脱税した主婦の池辺雪子さん。
当時、海外からも日本の投資家を「ミセスワタナベ」とか「キモノ・トレーダー」などと言われて、主婦投資家のパワーが目立っていました。
その代表のように池辺さんは言われていました。
GFF氏は、わずか1月半程度で一気に資産を4億5千万円まで増やしました。
(※当時はレバレッジ規制が有る前で国内業者でも、300倍や400倍で取引可能な業者が沢山有りました。)
少ない資金で、億が目指せたのですね。
FXで儲かる人と損する人の違いとは?
先程、紹介したGFF氏は4億5千万円まで、資産を増やしましたが、その後、3億円のロスカットがあり、これもニコ生で配信をしていました。
(※ロスカットとはFX会社が決めた証拠金維持率を下回ると強制的に決済される仕組みです。)
偶然でしょうが、GFF氏も池辺さんもRSIに独自な手法を加味して取引をしておりました。
GFF氏は、RSIインジケーターにトレンドライを引いて取引をし、池辺さんはRSIのパラメーターに異なる日数を同じサブ・ウインドウ上に表示させ、その乖離を見て取引をしていました。
両者とも当時としては独特な手法でした。
GFF氏はその後もFXで資金を減らしてしまい、最終的には30万円となって、FXの世界から退場をしました。
「なぜ、3億円もロスカットされたの?」と、思いますよね。
彼はこれまでに幾度もロスカット寸前まで追い詰められ、その寸前で相場の流れが変わり、逆転して資金をふやしてきました。
ですので、その時もロスカットされる直前まで、大丈夫と感じていたのだと思います。
ロスカットされた時の動画をみますと、彼は損切設定しておらず、FX業者の強制ロスカットに任せていました。
(※FX業者のロスカット設定ルールは各社異なり、20%以下〜125%以下の会社が多いです。)
しかも、証拠金維持率が幾つでロスカットされるのかも正確には把握していませんでした。
動画の中で、視聴者に「もう、ロスカットされるよね?」などと何度も聞いていました。
此処まで、順調に儲けることが出来ましたので「損切設定」の重要性を認識していなかったのです。
ここで、勝つ人と負ける人の違いは、「資金管理を確りと出来る人と出来ない人」と言い切れます。
世界中の人々が皆、同じ相場の世界に居るのですから、儲かるチャンスは平等に訪れます。
含み損を抱えたままでいますと、絶好のチャンスが訪れても、その時に資金が無ければ、機会を逃します。
FXで勝つための手法は無数にありますが、負けないための唯一絶対と言って良いのは「資金管理」です。
ポジションを持ちましたら、必ず損切ポイントを決めて予約をして置くことです。
そして、シミュレーションをしておく事も重要でしょう。
・このポジションで過去に幾らの利益が出せたのか?
・幾らの損失が出たのか?
・損失が出る場合には、どうカバーすれば利益に繋げられるのか?
過去のデータが教えてくれます。
FX初心者でも儲かる?投資金額はいくら必要?
初めてFXに挑戦される方は、先ずは小資金でされる事をお勧めいたします。
最近では、1000通貨以下でも取り扱う業者が出てきました。
そして、海外の業者ですと「口座開設感謝ボーナス」をしているところもあります。
そこを使えば、投資資金「ゼロ円」でも始められます。
その資金を増やせるように、資金管理を勉強されるのも良いかと思います。
FXをデモ・トレードで無く、実資金で体験することで理解が深まるでしょう。
そして、慣れたら実際に「証拠金」を預けましょう。
勿論、資金は多い方が良いですが、危険も伴いますので無くなっても困らない程度の金額がよいです。
国内業者ですと、レバレッジ25倍の規制が有りますので、例えば1ドル100円の時に1枚を買う(売る)のにも4万円の証拠金が掛かります。
※1枚とは通常1万通貨の事です。上記の場合100万円分を買う(売る)訳です。
国内業者ですと、10万円を預けても2枚買う(売る)のがやっとです。
しかも、思惑と反対の方へ動いた瞬間にロスカットになります。
例1)
国内FX業者に10万円預けて、1ドル100円の時2枚買いました。
必要証拠金=80,000円
証拠金維持率=125%(業者によってはロスカット設定になり受けられないかもしれません)
1ドルが101円になりますと、2万円の利益が出ます。
この時、証拠金維持率は148.51%で、必要証拠金は80,800円に上がります。
逆に1ドルが99円75銭(25pips下落)まで下落しました。損失は5,000円です。
この時証拠金維持率は119.05%です。
必要証拠金は79,800円になります。
次は、1.5枚で勝負ですね。
海外業者で、レバレッジ1000倍のFX会社を使いますと、1枚を買う(売る)のは1000円で済みます。
レバレッジ1000倍の会社に10万円預けますと、理論的には100万通貨(1億円)の取引が可能となります。
実際は、スプレッドやレート変動により、証拠金の金額も変わりますので、業者はその注文は受けられません。
例2)
海外業者レバレッジ1000倍のところに10万円預けて10枚(先の例ですと1千万円)を買いました。
必要証拠金=10,000円
証拠金維持率は1000%
レートが1円上がり、ドル円が101円になり10万円の利益がでます。
この時、証拠金維持率は1980.2%です。
必要証拠金は10,100円に上がります。
逆にレートが99円75銭(25pips下落)に下落した場合は、25,000円の含み損が発生しますので損切します。
この時の証拠金維持率は751.5%です。
必要証拠金は9,980円です。
次も10枚ポジションを持つことが出来ます。
初心者がFXで儲けるための手法について
初心者がFXでお金を増やすにはどんな方法があるのでしょうか?
FXといっても裁量トレード、自動売買、コピートレードなど取引の方法は種類があります。
裁量トレード
まず一般的なトレードと呼ばれているものは裁量トレードといいます。
自分自身でチャートを分析し、エントリーから決済まですべて自分で行うものを言います。
FXで勝つためにはさまざまな知識が必要です。
レンジ、トレンド、ダウ理論、エリオット波動、ファンダメンタルズ、通貨相関などいろんな攻略法がありますが、自分の知識を駆使してトレードを行うのが裁量トレードになります。
まずは相場の基本を学びながら、デモトレードで練習→安定してきたら実弾エントリー→徐々に金額を上げていく
という流れが一般的でしょう。
裁量トレードはFXだけではなくて株や仮想通貨などすべてのトレードの入り口となるため試してみるといいですね。
自動売買(EA)
裁量トレードの次に第2のトレードと呼ばれているのが自動売買です。
自動売買とはコンピューターで売買手法をあらかじめ決めておき、完全自動でプログラムが取引をするツールになります。
裁量トレードではずっとチャートを見続けなくてはいけないというデメリットがありましたが、そのデメリットを回避してくれたものになります。
自動ですべて取引をしてくれるため、メンタルなどにも左右される必要がありません。
ただ大きなデメリットが「得意不得意な相場がある」ということです。
得意不得意があるため、不得意な相場でも利益を出せる自動売買をみつけるか、危険な相場では自動売買を停止するなどのスキルが必要となります。
コピートレード
近年第3のトレードとして注目されているのがコピートレードです。
コピートレードとは、プロトレーダーの口座と自分の口座を紐づけて自動的に取引をしてくれるサービスになります。
コピートレードは裁量トレードの弱点であるチャートを見続けなくてはいけない点と、自動売買の弱点の得意不得意がある点のどちらも解消したものとなっています。
完全自動で他のトレーダーさんの取引をコピーすることができます。
デメリットとしては、利益の数パーセントをトレーダーさんに報酬として支払わなければいけないという点こそありますが、完全放置で利益を出したいという方にはぴったりの投資方法になりますね。
FXで儲けたいと思ったらまずは口座開設から!
ここまで説明を読まれて、「国内業者と海外業者、どちらがご自身に合うのか?」を考えられてください。
国内業者ですと、10万円で2枚を持つのがやっとでしたよね。(10万円でFXをするのはほぼ無理でしょう。)
やはり、最低金額50万円は用意したいところですね。
それに比べましたら、海外FX業者の場合は、3万円程度の資金でも十分にFXが楽しめます。
それとあと一つ、国内業者の最大の欠点は「追証」が発生することです。
追証は有事の際、急なレート変動が発生しコンピューターが付いて行けず、レートがワープします。
例えば、2019年1月3日のフラッシュクラッシュ発生時の画像をご覧ください。
オーストラリアドル円のチャートですが、76円台から一瞬にして70円台に下落しています。
その間、予約をしていた損切ポイントは全て無視をされました。
預けた証拠金を遥かに下回り、追証が発生したFX参加者は多数いました。
FX業者への借金です。
返済をしないとなりません。
こんな場合でも、海外業者はゼロカットシステムの為、追証にはなりません。
預けた金額のみの損失で済みます。
そのため最初は追証がなくて低資金から始められる海外FXの口座をおすすめいたします。
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