今回はFXのテイクプロフィット(TP)の目安について説明していきたいと思います。
FXをやっている方の中には、どこで利確をしていいかわからないなんて方も多いと思います。
しかし、FXにおいて利益を確定させることは非常に大切なことです。
利確について悩んでいる方のために、なぜテイクプロフィットが大事なのかや、タイミング、利確目安なども解説しておりますので、適切なところで利確を入れることができるようになると思います。
ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
FXにおけるテイクプロフィット(TP)の意味とは?
テイクプロフィットとは、利食いにより利益を確定させる取引をいいます。
一定の額まで利益が出て、指定した価格までした時到達した時に取引をクローズさせます。
利確やTPとも呼ばれております。
自分のエントリー方向と同じ方向に相場が動き、このポイントまでは動くだろうなーと思ったところに利確を入れておくというイメージです。
利益は確定して初めて利益のため、欲張らずに確定した方がいいです。
テイクプロフィットは、あらかじめ一定の利益額が出たら決済することを言うため必ず入れておいた方がいいと私は思います。
人は欲張りな生き物ですので、自分の欲をコントロールできない人ほどテイクプロフィットは必要です。
これから詳しく解説していきますね。
なぜテイクプロフィット(TP)を入れる必要があるのか
なぜテイクプロフィット(TP)を入れる必要があるのか?
理由を3つ説明していきますね。
欲が出てしまうため
人間というのは、欲が出てしまうためテイクプロフィットを入れておくべきだと私は思います。
含み益が出ていたらもっと下がるだろう、もっと上がるだろうという欲がどうしても出てしまいます。
欲が出すぎてしまいどんどん含み益が減ってしまいプラマイゼロに・・・
さらにはマイナスにまで逆行してしまい
「あの時利確しておけばよかった・・」
なんて思うこともあるでしょう。
どうしても人間は利益が出ていると、もっと増えてほしいと思ってしまう生き物ですので、ある一定の利益が出たら利益確定を自動で行えるようにテイクプロフィットを入れておいた方がいいです。
欲をコントロールできないならあらかじめ利益額を決めておく。
これを徹底することがとても大切です。
期待値を一定にするため
先ほどの話と似ているのですが、利確ポイントもある程度同じにしておかないと期待値が安定しません。
いくら買いエントリーをすべきポイントでも相場というのはいつかは元の価格に戻ってきます。
そのためある一定のところで利確をしないと本来なら期待値が高いポイントでエントリーをしていても、利確がしっかりできなかったのが原因で、資金をマイナスにしてしまうことだってあります。
ですのでエントリーをするときに反発してどこまで伸びるか?、トレンドがどこまで続くのか?といったことは考えておいた方がいいですね。
過去検証やデモエントリーを何度も行えば、どのくらいの利益がとれるのか大方予測できるようになると思います。
そのためFXの検証をするときはエントリーポイントだけではなく、どのくらいの利益が見込めるのか?も分析するとよいですね。
資金管理のために
テイクプロフィットを入れておけば利益が出た時の金額がわかるため、資金管理がしやすくなります。
例えば、平均20pips利益が取れて、ストップロスが10pipsの場合損益分岐点は勝率何パーセントか?
などといった計算ができるため資金管理がしやすくなります。
資金管理ができていて、期待値が高いところでエントリーすることができれば必ず利益を出すことができますし、メンタルも安定してきます。
そのためテイクプロフィットを入れて利益を安定させることは重要です。
テイクプロフィットを入れない人は、大きく資金を増やす可能性もありますが、安定はしません。
適切なテイクプロフィットを入れて、堅実にプラスにしていく方が長い目で見たら私はいいと思います。
テイクプロフィット(TP)を入れるタイミングは?
FX取引でテイクプロフィットを入れるタイミングはいつがいいのでしょうか?
2つあるため解説していきますね。
エントリーのタイミング
テイクプロフィットを入れるタイミングは、エントリーするタイミングが一番おすすめです。
あなたはエントリーするときにどこまで反発するか?
どこまでトレンドに乗るかを考えていますか?
もし考えてないのでしたら、必ず考えるようにした方がいいです。
そして利益がここまで伸びるだろうと予測できるところにテイクプロフィットを入れておくとよいです。
エントリーする際にどのくらい伸びるのか?どのくらいの利益が出るのか?を考えるのはとても大事です。
波形やサイクルなどを見て少しでもいいので予測してテイクプロフィットを入れてみてください。
目を離さなければいけない時
またチャートから目を離さなければいけない時にテイクプロフィットを入れといた方がいいですね。
目を離している間に、利益が一時的に伸びたのにもかかわらず、プラマイゼロ地点まで戻ってきてたなんてことがあったらもったいないですよね。
そのため、チャートから目を離さなければならない時は、テイクプロフィットを入れておくのがおすすめです。
テイクプロフィットだけでなく、ストップロス(損切り)ポイントも入れておくとなお安心ですね。
投資で勝ち続けるにはこういったことを、コツコツやっていくのが大事です。
欲張らずに堅実にテイクプロフィットを活用いたしましょう。
テイクプロフィット(TP)の目安ポイントはどこ?
テイクプロフィットを入れることが大事なのは分かったけど、どこら辺を目安に決めればいいのでしょうか?
考え方は無限にありますが、代表的なものを紹介していきますね。
損切り幅から考える
テイクプロフィットの考え方の1つに損切りの幅から考えるという方法があります。
例えば損切りが1とすると、利確は1、1.5、2.0などが一般的です。
例えば、赤矢印のところで売りで入ったとしましょう。
ここから利確幅はどうするのか?
まずは損切幅から考える方法があります。
損切幅を上の山にしたとすると、その損切幅に対して利益幅を考えます。
写真だと損切り:利確を1:2にしています。
このように損切り幅から利確ポイントを考える方法はおすすめです。
この方法を使えば、勝率何パーセント以上取れればプラスになるかなどの管理もできるためぜひ試してみてください。
フィボナッチを使って考える
テイクプロフィットを決めるポイントは、フィボナッチを使うのもおすすめです。
フィボナッチを使うことでどこまで相場が伸びるのかを予測することができます。
ちなみに私は、フィボナッチエクスパンションをよく利用します。
N波動にフィボナッチエクスパンションを引き、1.618,2.618などは利確ポイントとしてよく使われています。
写真だと囲った部分を利確ポイントにするイメージです。
フィボナッチは黄金比として意識されやすいラインのため利確ポイントの目安にしてあげるとよいですね。
利益額から考える
利益額からテイクプロフィットを考えるのもおすすめです。
1回のエントリーでの目標利益を決めてそこをテイクプロフィットとして設定するのもよいですね。
この方法も勝率を上げていくだけのシンプルな考え方でできるため、おすすめです。
ただ利益幅が大きすぎたり小さすぎたりすると期待値が下がってしまうため、適切な利益幅を分析してから決めてください!
テイクプロフィット(TP)を入れないとどうなる??
テイクプロフィットを入れないとどうなるのか?
それはメンタルが一定の人ならいいのですが、メンタル管理ができていないと深く利益を負いすぎてしまったり、適切なポイントで利確を押せなくなってしまうことがよくあります。
そのため、あらかじめ利益の予測をしておいて、テイクプロフィットを入れておいた方がいいと思っています。
テイクプロフィットは入れなくてもいいと思いますが、取りこぼしが多い方は必要だと思います。
テイクプロフィットとストップロスを意識したうえでエントリーをし、勝率を上げていくことに専念すれば必ず利益は上がります。
もったいない取りこぼしをなくすためにもテイクプロフィットは入れておきましょう。
まとめ
- テイクプロフィットとは、利食いにより利益を確定させる取引をいいます
- テイクプロフィットを入れる理由は、欲が出てしまうため期待値を一定にするため資金管理のため
- テイクプロフィットを入れるタイミングはエントリー時か目を離さなければいけない状況の時
- 利確の目安は損切り幅から考えるか、フィボナッチを使うか、目標利益から決めるのが一般的
いかがでしたでしょうか?
テイクプロフィットは、確実に利益を出すためにも決めておいた方がいいものだと私は思います。
またエントリーする際にどのくらいの利益が出るのだろう?と相場を見ながら予測するのも楽しいです。
今までテイクプロフィットを決めていなかったという方もこの機会にチャレンジしてみてください。
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