今回は押し目買い・戻り売りについて記事を書きました。
押し目買い戻り売りって聞いたことはあるけど、実際のエントリーポイントのイメージがつかないという方も多いと思います。
今回はそんな人たちのために押し目買い戻り売りの基本やエントリーポイント、勝率を上げるコツまで解説していきますので最後までご覧ください。
目次
FXにおける押し目買い戻り売りとは?
押し目買い戻り売りとは、
押し目買い→価格が上昇している時に、一時的に下落してきた場面で再上昇するタイミングで買いを入れること
戻り売り→価格が下落している時に、一時的に上昇してきた場面で再下落するタイミングで売りを入れること
をいいます。
FXの基本は押し目買い戻り売りといわれているくらい、有名な手法になりますね。
上昇している中の一時的な下落、下降している時の一時的な上昇を狙っていくのが押し目買い戻り売りで、とても狙いやすく勝率も高いのが特徴です。
相場は大きな流れに沿って動きやすいという特徴を上手く利用したのが押し目買い戻り売りになりますね。
手法も様々なインジケーターが使われており、いろいろ応用が利く手法になります。
特にFX初心者の方はこういった基本的な手法から取り組んでいくのがおすすめです。
今回は押し目買い戻り売りについてもっと詳しく解説していきますね。
なぜ押し目買い戻り売りの手法がおすすめなのか?
なぜ押し目買い戻り売りを狙っていくのがいいのでしょうか?
まずは意味をきちんと理解しておくことが大切です。
相場の大きな流れに沿って行く
まず押し目買い戻り売りがおすすめの理由、それは相場の大きな流れに沿っているためです。
相場は上がったり下がったりを連続でレンジ、トレンド、レンジと繰り返しますが、基本的には大きな流れに沿って動きます。
押し目買い戻り売りは
●大きな流れで上昇時の小さな下落から上昇に転換するタイミング
●大きな流れで下落時の小さな上昇から下落に転換するタイミング
を狙っていくのが基本です。
大きな流れに沿って行くため勝率が高いのが特徴です。
トレンドは明確な反転シグナルが出るまで継続する。
というダウ理論の教えをきっちり守った手法になりますね。
そのため大きな流れを見て小さな流れを見てエントリーをしていくという基本的な相場の見方を覚えることができます。
押し目買い戻り売りは必ず覚えておくべきものなのです。
損小利大の手法
大きな流れに沿って行く押し目買い戻り売りの手法は損小利大の手法になります。
大きな流れに乗ることができれば利益を大きく出すことができますし、シナリオ通りにいかずに転換してしまったら即損切すればいいだけの話です。
そのため損小利大の手法だといえるでしょう。
勝率があまり高くなくても、1回の利益を大きくとり、損失をなるべく小さくすればFXでは勝てます。覚えておくといいですね。
大きな流れに乗っていく押し目買い戻り売りは、損小利大がしやすいです。
エントリータイミングが明確
押し目買い戻り売りは、トレンド発生時の押し目戻し目を狙っていくという手法なためエントリータイミングがわかりやすいです。
トレンドが発生したタイミングというチャンスは絞られてしまいますが、そのチャンスまで待てるかどうかが大切です。
このチャンスを待つことができればFXで資金を増やしていくことが可能です。
トレンドが発生した→エントリー
ではなくて、
トレンドが発生した!→押し目戻し目まで待とう→押し目戻り目で反発した!→エントリー
とすることで負けを減らすことができます。
大事なのはそこまで待てるかどうか。
トレンド発生して遅れてエントリーをしてちょうど天底をつかんでしまい損切・・・
押し目戻し目ができて再トレンドに乗るタイミングでビビッてしまいエントリーができない。
なんてことにならないことが大切です。
基本は押し目買い戻り売りを狙うならそこまで待つこと。
これが大切ですね。
押し目買い・戻り売りのエントリータイミングをご紹介!
押し目買い戻り売りの意味は理解しているけども、エントリータイミングが難しい・・
といった方も多いでしょう。
エントリータイミングは移動平均線のグランビルの法則を使い、
●移動平均線が上昇のパーフェクトオーダー中かつ上向きの時価格が移動平均線にタッチした時
●移動平均線が下降のパーフェクトオーダー中かつ下向きの時価格が移動平均線にタッチした時
に順張りでエントリーをしていくのが一般的です。
ただもっとおすすめなのが押し目戻し目で、小さな転換パターンが出た時にエントリーをしていくのがおすすめです。
例えば画像のような形です。
押し目買いを狙う場合押し目部分で、上昇三角持ち合い、ダブルボトム、上昇フラッグなどの上昇パターンが出た時は熱いですね。
単純に押し目の底を狙うのではなくて、押し目部分で再上昇する形になったときを狙っていくのがポイントです。
これを取り入れれば、勝率が上がってさらに損小利大も可能になるというとてもいい手法になります。
実際のチャートでここまできれいな形は出ないため探してみることが大事です。
上のチャートでは赤枠のレンジをブレイクして上昇スタートです。
エントリーポイントを探してみましょう。
右上に上昇フラッグっぽい形がありますよね?
こういったところでエントリーです。
トレンド→休憩→再上昇を狙ったのがこの手法になります。
結果的に上昇後すぐ下落してしまっていますが、
チョイプラスで利確をするか、結果的にトレンドライン付近でリターンムーブを起こして再上昇していますのでリターンムーブを起こさなかったら損切という形でもいいかもしれません。
エントリータイミングがわからないという方は、押し目戻し目部分でチャートパターンを探してみるのがとてもおすすめです。
押し目買い・戻り売りの勝率を上げるポイントとは?
押し目買い戻り売りの勝率を上げるポイントも紹介していきます。
それは小さな時間足まで落とし込むことです。
先ほどの写真を再度見ていきましょう。
上が15分足、下が上昇フラッグ部分の1分足になります。
上昇フラッグのトレンドラインをブレイクする前にダブルボトムを作っています。
ここの上昇フラッグブレイクでの買いエントリーは
●上昇トレンド中の押し目買い
●下降フラッグブレイク
●短期足でダブルボトムからのリターンムーブでのラインブレイク
と根拠が揃っています。
こうやって根拠が硬いところでエントリーすることが勝率を上げるためには大事です。
根拠は1つだけでエントリーするのではなくて、複数根拠が重なったときにエントリーをしていくことを意識すれば勝率上がること間違いなしです。
まとめ
- 押し目買い→価格が上昇している時に、一時的に下落してきた場面で再上昇するタイミングで買いを入れること
- 戻り売り→価格が下落している時に、一時的に上昇してきた場面で再下落するタイミングで売りを入れること
- 押し目買い戻り売りのメリットは、損小利大でエントリーポイントがわかりやすい点
- エントリーするポイントは移動平均線タッチでエントリーするか、チャートパターンを待つこと
- 勝率を上げるコツは、MTFで見て根拠を複数重なるところでエントリーするのがよい
押し目買い戻り売りはFXの基本的な手法なため覚えておいた方がいいです。
極めればこれだけで利益を出すことも十分可能です。
まずは過去チャートで同じポイントを探してみて自分ならばどこでエントリーするかイメージすること。
こうすることでリアルのチャートでエントリーに活用できるためぜひ試してみてください。
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