今回は相場の高値圏・安値圏について記事を書きました。
よく高値圏安値圏を意識しろとありますが、なぜ意識すべきなのか、判断方法などが難しいとお悩みの方も多いと思います。
またFXでは相場の大きな流れに乗れという格言がありますが、高値圏安値圏を意識したうえで大きな流れに乗っかっていくのが私は重要だと思います。
相場の高値圏安値圏を理解し意識することで、無駄な負けを減らすこと可能です。
詳しく解説していますので最後までご覧ください。
目次
FXにおける相場の高値圏・安値圏とは?
FXにおける高値圏安値圏とは
高値圏→相場の価格が一定期間の中で高い水準にあること
安値圏→相場の価格が一定期間の中で低い水準にあること
を言います。
簡単に言うと、高値圏は買いが強かった、安値圏は売りが強かったということです。
高値圏安値圏の範囲とは、チャートに見える範囲で判断することが多いです。
明確な基準はありませんので人によって高値圏安値圏は違います。
上の写真はドル円の1分足なのですが、上昇し赤枠が高値圏でその後に下がってきて青枠が安値圏になるといったイメージです。
あくまでもこの画像で見て1分足の高値圏安値圏という意味になります。
1分で高値圏だからといって15分1時間足はまだまだレンジの可能性もあります。
ただ相対的に見て高い水準であるか、低い水準であるかを見ていくイメージですね。
高値圏安値圏だからといって相場が反転するわけではありませんが、
相場はレンジ→トレンド→レンジを繰り返すため、一度休憩して再度どちらかに放たれる。
というパターンが非常に高いです。
買いが強いから買いを入れよう
多分高値圏だから反転狙いで売りを入れようという取引の仕方はよくありません。
高値圏だから一度レンジになる。
その後どちらに行くか?
この部分が大切です。
これからもっと詳しく高値圏安値圏について解説していきますね。
FXで相場の高値圏安値圏を意識するべき理由について
なぜFXで相場の高値圏安値圏を意識すべきなのでしょうか?
よく高値圏で○○なのでエントリーしましたなどと解説をしている人がいますよね?
なぜ勝てているトレーダーが高値圏安値圏を意識しているのかを解説していきます。
高値圏安値圏では調整局面になりやすい
相場が一気に上昇した時、下落した後というのは調整が入りやすいです。
相場はいつかは反発しますし、上がるときも上がったり下がったりしながら上昇していきます。
そのため誰が見ても高値圏安値圏だとわかる場面ではずっとトレンドに乗り続けるのではなくて、一時的に反転する場合が多いです。
こんな感じで売り買いが一方的になってトレンドになったときも、ずっと上昇し続けるケースは少ないです。
一度休憩→再上昇を繰り返しながら相場は上昇していきます。
高値圏安値圏ではそのような調整局面になりやすいのです。
過去チャートだと先が見えてしまうため高値圏安値圏がわかりずらいですが、赤枠の部分も右が見えなければ高値圏に見えます。
こういった売り買いが一方的になったときは、一度調整局面になりやすいということを覚えておいてください。
高値づかみ・安値づかみを避ける
上で高値圏安値圏では調整局面になりやすいと書きましたが、もう一つ注意すべき点があります。
急騰急落の後は大きく戻すことが多いという点です。
相場の世界では一気に落ちたから流れに乗って売りを入れたら、一気に反発し損切ポイントを逃すといったことがよくあります。
一気に下落した後は一気に上昇しやすい。
いわゆる「行って来い」という現象ですね。
逆もしかりです。
一気に上昇した後は一気に下落しやすいのです。
このため高値圏安値圏を意識する必要があります。
下落した右側ではレンジ相場が続いており、サポートラインでの反発も見られず、ズルズル抵抗なく落ちています。
抵抗なく下がったときは抵抗なく上昇しやすいです。
よくFXでは流れに乗るのが大事といいますが、なんでもかんでも流れに乗ればいいってものではありません。
上のケースではレンジの下付近で一時的な買いが入りやすいのにも関わらず、買いが入らずズルズル下に抜けました。
レンジの上限下限も見方によっては高値圏安値圏になります。
レンジのサポートラインで買いがほとんど入らなかった
↓
どこかで強い買いが入る可能性がある
とシナリオを立てておけば高値掴み、安値づかみはせずに済みますよね?
高値圏安値圏を意識して今後の相場のシナリオを立てていくのが大事なのです。
なんでもかんでもトレンドに乗ればいいというわけではありません。
現在の価格の位置を踏まえた上で今後どうなったら売り、どうなったら買いというシナリオを立てて取引をすることで高値づかみ安値づかみを防ぐことができるようになります。
利確ポイントとして使われる
高値圏安値圏は利確ポイントとしても意識されやすいです。
トレンド中に多くの利確が入る
↓↓
トレンドの勢いが弱まる、調整局面に入る
パターンが多いです。
そのため高値圏安値圏はポジションを持っていなくても意識した方がいいですね。
トレンドが起きた時に大衆心理的にどこで利確が入るのか?
というのをおおよそ予測するということはとても大事です。
ポジションを持っていない時も常に未来の相場をイメージし、シナリオを立てておくということが大切です。
FXで相場の高値圏安値圏を見分ける方法とは?
FXで相場の高値圏安値圏を見分ける方法についても解説していきましょう。
大きく3つ方法がありますので解説をしていきます。
RSIを使って判断する
1つ目はRSIを使い高値圏安値圏を判断する方法です。
RSIとは相場の買われすぎ売られすぎを見るインジケーターです。
基本的に
70以上で買われすぎ→高値圏
30以下で売られすぎ→安値圏
見ることができます。
インジケーター1つでみれるためとてもシンプルでわかりやすい方法ですね。
RSIの期間はデフォルトの14が使用している人が多くおすすめです。
移動平均線との距離
2つ目は移動平均線を見る方法です。
移動平均線と現在の価格が
下に大きく剥離していた時安値圏
上に大きく剥離していた時高値圏
と見ることができます。
移動平均線は1本でもいいのですが、3・4本入れておくのがおすすめです。
上の写真では期間5・25・50・75の移動平均線を入れています。
青枠部分では移動平均線が上から長期→短期と並んでいて、かつ移動平均線と現在の価格が下に剥離しているのがわかりますか?
この場合は安値圏であると判断することができるといった感じです。
ただ安値圏だからエントリーではなくて、移動平均線のクロスを確認後エントリーなど工夫することでダマしを減らすことができますので試してみてください。
エリオット波動を活用する
3つ目はエリオット波動を活用する方法です。
エリオット波動とはトレンドは上昇5波、下降3波で構成されているというチャート分析方法になります。
それを活用すれば、トレンドが出来た時5波目が高値圏安値圏と見ることができるといったイメージです。
エリオット波動を活用して高値圏安値圏を予測することで、おおよそどの位置で反発するかが予測することができます。
そのため高値圏安値圏を判別するのに便利なツールとなりますね。
エリオット波動については下の記事で詳しく解説しています!
相場の高値圏安値圏を利用したFX攻略手法とは?
相場の高値圏安値圏を活用したFX手法の例を紹介していきましょう。
ポイントは安値圏高値圏で転換する形が来たらエントリーということです。
まずは移動平均線がパーフェクトオーダーかつ、チャート上で大きく下がっているのを確認、エリオット波動5波目を確認します。
安値圏であることが確認できますね。
ここから転換するパターンができたらエントリーです。
今回はダブルボトムの形になり、安値を切り上げながら上昇していますね。
こういった時は絶好の買いエントリーポイントです。
根拠を上げていくと、
●底値圏でのダブルボトム
●安値切り上げ
●移動平均線がゴールデンクロスしパーフェクトオーダーになった
●エリオット波動5波目終了からの調整波による上昇
などと根拠が揃っています。
こういった硬いポイントまで待てるようになるといいですね。
ただ底値圏だからだけの理由で買いを入れたりするのはあまりよくありません。
そのためエリオット波動、波形、移動平均線などを駆使して反転サインを探しましょう。
すべてのテクニカル分析は繋がっていますので、基本に忠実に取引をしていきましょう。
まとめ
相場の高値圏安値圏を意識することで、無駄な負けを減らすことができるので意識するといいでしょう。
なんでもかんでも流れに乗るのではなくて、高値圏安値圏を意識しながらトレードをすることでいいポジションをとれるようになります。
RSIを使ってもいいですし、エリオット波動を使うのでもどちらでもいいですので、ぜひ取引する際に意識してみてくださいね。
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