ひまわり証券は、FXの取引が日本で一般化した最初期の頃からFXを取り扱っている証券会社です。
ひまわり証券の中でも特に注目されているのが自動売買で、ひまわり証券は自動売買の分野でも定評のある「ループイフダン」を提供していることでも知られています。
しかし、
- ループイフダンがどのようなものなのか分からない
- そもそもひまわり証券ってどんな会社?
という疑問を持つ方もいるはずです。
そこで今回は、ひまわり証券がどのような会社なのか、そして同社が手掛けるループイフダンとはどのような自動売買なのかをまとめました。
この記事では、日本の老舗FX提供会社であるひまわり証券がどのような会社なのか理解が深まり、さらにループイフダンの仕組みや評判が分かりますので、最後までご覧ください。
こんな方におすすめ
- ひまわり証券の口座開設を考えている方
- ループイフダンで自動売買の運用を考えている方
ひまわり証券の基本情報
ひまわり証券とは、個人投資家向けに日本で初めてFX取引サービスを提供したFXにおける老舗企業です。
1998年にサービスを開始しており、すでに20年以上の歴史を持っているのが特徴です。
ちなみにサービスを開始した10月8日は、日本記念日協会から「FXの日」として登録されています。
ひまわり証券は、国内FXの草分け的な存在で、現在もループイフダンをはじめとする自動売買や長年の実績によって磨いてきた情報コンテンツが支持されており、ユーザー数の多いFX会社です。
このような背景を持つひまわり証券ですが、裁量取引(自分の手で取引)のレギュラー口座と自動売買の取引であるループイフダンがあります。
ひまわり証券の口座の特徴
ひまわり証券の口座の特徴を表にまとめました。
レギュラー口座 | ループイフダン | |
取引単位 | 10,000通貨 | 1,000通貨 |
スプレッド(基本) | (米ドル/円):1銭 | (米ドル/円):2銭 |
レギュラー口座
レギュラー口座は、スプレッドが狭く利益が出やすい反面、最低でも10,000通貨で取引されます。
米ドル換算で約145万円相当の取引が求められますが、レバレッジを25倍にすることで、約6~7万円用意することで取引可能です。
また、さきどりテクニカルもレギュラー口座のみ利用できます。
この機能は、値動きの予測ツールです。
ループイフダン
一方、ループイフダンは、スプレッドが広めになっているものの、1,000通貨(約14.5万円相当)と気軽に取引できるのが魅力です。
レバレッジを25倍にすれば、わずか6,000円程度で取引でき、自動売買のループイフダンを利用した取引も可能です。
自動売買ツール「ループイフダン」とは?
ループイフダンは、ひまわり証券の自動売買ツールです。
次の3点を設定し、その設定内で売買するのが特徴です。
- 通貨ペア
- レートの変動幅
- 買いまたは売り
まず、通貨ペアを設定します。
たとえば、日本円と米ドルといったものなど、ひまわり証券が取り扱っている通貨ペアを選んで取引できます。
次にレートの変動幅を設定します。
10銭の範囲で取引をするといった内容で設定することでループイフダンの発動するタイミングが決定される仕組みです。
最後に買いからスタートするか、売りからスタートするかを決め、買いからスタートしたい場合は、買いを設定します。
これで設定が完了し、たとえばこれまで設定した条件、「米ドル円のペアを10銭(0.1円)の範囲で買い」としましょう。
すると、0.1円安くなるタイミングで手持ちの日本円を使って米ドルをどんどん購入していき、購入したタイミングより0.1円高くなったら米ドルを売って利益を出す取引をずっと続けていきます。
これによって0.1円相当の利益分が積みあがっていく仕組みです。
ただ、ひたすらレートが上がってしまうケースや下落が止まらないケースでは決済できません。
そのため、先ほどの設定値に加えて、最大のポジション数(注文数)を設定してたくさん買いすぎないようにしたり、損失が広がる前に決済する損切りを設定することも可能です。
今後の相場を考察する「さきどりテクニカル」
ひまわり証券では、さきどりテクニカルも用意されています。
これは、現在の値動きのパターンをもとに、過去の事例に照らし合わせて今後どのような値動きを進めるか、予測するためのツールです。
為替変動を予測することによって、売買のタイミングを知るための参考になります。
裁量取引専用のレギュラー口座のみのサービスですが、活用することで、より利益を挙げる可能性が期待できます。
特に初心者の方にとっては、参考になるデータを提供するツールといえます。
ひまわり証券のメリット
ひまわり証券には多くのユーザーを惹きつけるメリットがあり、それは次の6つが挙げられます。
- ループイフダンができる
- 情報コンテンツが充実している
- 専用アプリから取引できる
- FX会社としての信頼性が高い
- 約定力が高い
- 簡単に利用できるシステム
ループイフダンができる
ひまわり証券のメリットとしてループイフダンのような自動売買を利用できることが挙げられます。
自動売買は、トレーダーが仕事や睡眠、食事や余暇時間といったトレードに参加できないタイミングでもFXのトレードをしてくれます。
ひまわり証券では自動売買を分かりやすく、シンプルにしたループイフダンを通じて、自動売買のシステムを身近なものにしているのがメリットです。
ひまわり証券なら、自動売買は便利そうだけど、EA(自動売買のシステム)を入れる方法が難しそう、海外のツールを使うのは抵抗を感じるといった方でも気軽に利用できます。
とりあえず自動売買に挑戦してみたい方にも、気軽に参加できるのも魅力といえるでしょう。
情報コンテンツが充実している
ひまわり証券では、FXに関する学習動画を配信しており、動画を視聴するだけでFXの知識や技術を学べます。
FXの知識がない、勉強したいけどどうやって勉強して良いか分からないといった方にとっては大きなメリットです。
しかも、FXのレベルに応じて初心者、中級者、そして上級者といったように各レベルに合った内容で配信しているのも特徴です。
そのため、初心者でも気軽に学べるコンテンツだけでなく、FX取引に慣れた方であっても満足のいく内容で学習できるのもメリットです。
さらにひまわり証券では、口座開設している会員限定で視聴できるコンテンツとして「Follow Up チョイス」を用意しており、勝率を高めるための取引戦略についての解説も受けられます。
単にFXを自動売買任せにするのではなく、自分でも知識を吸収することで、大局を見通してベストな設定のループイフダンを回すこともできるようになるでしょう。
裁量取引も高い技術が磨けるようになります。
ここまで、情報コンテンツに力を入れているFX会社は、国内でもそこまで多くありません。
専用アプリから取引できる
ひまわり証券では、FXがどこでも気軽にできるように、スマートフォンアプリを中心に専用のアプリを提供しています。
ループイフダンの動作に最適化されているのはもちろん、PC、タブレット、スマートフォンのいずれでも快適な取引ができる環境になっているのが特徴です。
外出先で取引したい方、ループイフダンの設定をすぐに変更したいといった方もスマートフォンがあれば、専用アプリで簡単にひまわり証券のFXが利用できます。
Androidユーザーは、ひまわり証券のアプリの自由度が高めになっており、好みのカスタマイズによって表示する通貨ペアや順番の変更も簡単です。
ブラウザでも見やすさや操作のしやすさを工夫しているので、どんな環境下でも取引しやすいといえるでしょう。
FX会社としての信頼性が高い
ひまわり証券は日本の証券会社のパイオニア的存在です。
歴史が長い分、実績もあり、多くのユーザーに支持されてきたという実力も証明しています。
新規の詳細が分からないFX会社で口座開設するよりも、信頼できる会社といえ、その点が大きなメリットになっています。
約定力が高い
ひまわり証券は、長年増強してきた取引システムによって、高い約定力を誇ります。
約定力とは、取引したいタイミングで取引してくれるかという力のことで、約定力が低いと注文が滑る(スリッページ)ことが頻発します。
つまり、約定力の高いひまわり証券は、自分のタイミングで取引をタイミングでほとんど確実に取引を遂行してくれるメリットを持っているのです。
システムが簡単に利用できる
ひまわり証券では、FX自動売買ツールを無料で利用できる体制を整えています。
自動売買は、企業によって有料であったり、相当な取引量がないと提供してくれなかったりと制約が多いことも珍しくありません。
一方、ひまわり証券は設定をするだけで、すぐにループイフダンを利用できる環境が提供されており、取引ツールやブラウザは、初心者でも取引しやすいレイアウトになっています。
さらには国内のFX会社の強みである日本語の電話サポート(受付時間:午前9:00~午後5:00※土日・年末年始を除く)や問合せフォームを用意しています。
これらの環境によって、すぐにでもひまわり証券でFXを始められるのもメリットです。
ひまわり証券のデメリット
ひまわり証券には残念ながらデメリットもあり、それは次の3つが挙げられます。
- 高金利通貨ペアが少ない
- スプレッドが広い
- 自動売買の選択肢が少ない
高金利通貨ペアが少ない
トルコリラやメキシコペソといった通貨をひまわり証券では取り扱っていません。
この2つの通貨は日本円とペアで取引すると高金利通貨ペアになります。
高金利通貨は、持っているだけでスワップポイントと呼ばれる利息がつきやすい特徴があります。
たとえば、日本円とトルコリラの通貨ペアであれば、日本円でトルコリラを購入して保有しているだけで、スワップポイントによる利息が入りやすくなるのです。
一方、ひまわり証券で取り扱っている通貨は、トルコリラやメキシコペソのような高金利通貨が少ない傾向にあります。
そのため、持っているだけでスワップポイントがどんどん付くような通貨が揃っていない点がデメリットです。
スプレッドが広い
FXには、スプレッドがあります。
スプレッドとは売値と買値との差をいい、例えば売値が110円、買値が100円だったら、スプレッドは10円になります。
ここまで極端な例はありませんが、スプレッドが狭いほど安く買えて高く売りやすくなります。
ひまわり証券では、スプレッドが若干広めになっており、買うのが少し高く、売るのが少し安い傾向です。
わずかではありますが、利益を出すのに不利な面も見られるのがデメリットです。
自動売買の選択肢が少ない
自動売買は無数の種類が存在し、中には一般のトレーダーが開発したオリジナルの自動売買システムもあります。
しかし、ひまわり証券ではループイフダン以外の選択肢がなく、状況に応じた自動売買の変更ができません。
そのため、一方的に通貨の価格が上がり続ける場面や下がり続ける場面といったループイフダンにとって苦手なシーンで自動売買の変更によって取引スタイルを変えられないデメリットがあります。
自動売買に慣れてきた方にとっては、物足りない内容に感じる可能性もあるでしょう。
ひまわり証券(ループ・イフダン口座)の評判・口コミ
最後にひまわり証券の評判や口コミをみていきましょう。
いい評判・口コミ
「最小取引通貨単位は1000であり初心者でも少ない証拠金で気軽に始めることが出来ます。またドル円を始めとして基本的な通貨ペアは揃っており、機能的に特に不備はないですね。」
老舗のFX会社だけあり、基本的な機能や取り扱い通貨については、満足のいくものになっているようです。
「手数料のほうが高めになっていますがシステム環境はほかの業者より優秀だと思います
時間が勝負のFxでフリーズしたりしないのはとてもありがたい無駄な損失を減らすこともできます。」
約定力が高い評判がありました。
約定力にこだわっている方やスリッページのフォローが苦手な初心者にとって利用しやすいFX会社と言えます。
悪い評判・口コミ
残念ながら、少なからずひまわり証券の悪い口コミや評判もありました。
「スマホのアプリで取引すると頻繁に落ちます。
スマホとの相性もあるのでしょうが、私は5回に1回くらい落ちました。」
スマホアプリは、発展途上の面があるようです。
「完全に放置しておくと損が増えるという印象なので、その時の相場の状況を把握して都度システムを微調整する必要があるかなと思います。」
完全に放置するのではなく、定期的に設定値を変えるなどの対応が求められます。
ひまわり証券のまとめ
ひまわり証券は老舗のFX会社で、自動売買のループイフダンに定評があります。
基本的な性能も高く、初心者でも使いやすいだけでなく、学習コンテンツも充実しているので、レベルアップしながらトレードできるようになるのが特徴です。
約定力が高いもののスプレッドが広めなことや高金利通貨の取り扱いがないことなど、若干不満に感じる点もあるので、把握した上で利用するのがおすすめです。
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