FX初心者が陥りやすい失敗5選!資金を溶かさないための対策もご紹介

FXでトレードを行なっていく上で、初心者がやってしまいがちな失敗というのがいくつかあります。

失敗は誰でもしますが、対策や対応方法を誤ると大きな損失につながり、FX相場から退場なんてこともあり得るのです。

 

特に初心者の場合は、なぜそうなったのかというのがわからない場合があるので厄介です。

そこで今回は、FX初心者が陥りやすい失敗を紹介していきます。

失敗はしっかりと対応しておくことで未然に防ぐことができるので、この記事を読んでぜひとも参考にしてください。

 

初心者によくある失敗1:損切りができない

FXで大切なことの上位に入るのが損切りで、自分の資産が減っているためネガティブな感情に陥りやすいです。

特に、FXを始めたばかりの初心者は、損切りをためらい、大きく資産を減らしてしまう傾向にあります。

 

もし損切りをネガティブと考えているなら、

「損切りして被害を最小限に抑えることができた」

と考えてはどうでしょうか?

そうすれば、以前よりも損切りがしやすくなります。

しかし、損切りは安易にすれば良いというものではなく、しっかりとした理由や根拠がないと損切り貧乏になってしまいます。

つまり何が言いたいかというと、FX初心者の場合、損切りができないのではなく、

「損切りのポイントがわからない」

ということです。

損切りのポイントさえ押さえておけば、損失を最小限に抑えることができます。

 

損切りのポイントの見つけ方

 

損切りポイントとは、正直に言うと人それぞれで、あらかじめルール決めをしておく必要があります。

以前にある程度紹介したので、そちらの記事も参考にしてください。

FXで勝つためにはルール決めが必要!利確損切ポイント、エントリールールの決め方をご紹介

2020年1月21日

ちなみに、そちらで紹介したのは、

  • Y軸(値段)を意識した方法
  • X軸(時間)を意識した方法

という2つの方法です。

これらは初心者でも実践しやすく、わかりやすい損切りポイントになっているのですぐに実践してみてください!

 

初心者によくある失敗2:ボラティリティの低い通貨に手を出す

 

ボラティリティとは、通貨の変動率のことを表していて、ボラティリティが高いと値段がよく動き、逆に低いとあまり値段が変動しないのです。

例えば、ポンド円などはボラティリティが高い通貨として有名で、1日に2〜3円程度値段が変化することもあります。

 

しかし、それとは逆に、南アフリカランド円や中国人民元円などは、ボラティリティが低く、1日の高値と安値の差が10pips以内ということも少なくないです。

しかし、FX初心者の場合はそのようなボラティリティの低い通貨も、ドル円やユーロ円のような変動があると勘違いをしている場合があります。

 

そのため、スプレッド分を埋めることができずに煩わしさを感じてしまったり、違う通貨に目移りしてしまい、早々と損切りをして無駄な損失を被ってしまうのです。

そうならないためにも、しっかりとした知識を身につけておきましょう。

 

通貨ペアのボラティリティを知る方法

 

通貨ペアのボラティリティを把握する方法として、最も簡単なのがボラティリティ表を使用することです。

ボラティリティ表は各FX業者が配信しているが、最も見やすいのはJFXのボラティリティ表ですね。

出典:https://info.jfx.co.jp/jfxphpapl/volatilityAvg/volatility_hyo.php?stdate=

 

ボラティリティ表には、期間内(1日や1週間単位など任意)の通貨ペアごとの順位が記載されていて、順位が低いほどボラティリティが低いということを示しています。

つまり、様々な時間足や日時を検索して順位が下の方に来る通貨ペアは、ボラティリティが低い通貨と考えて良いです。

また、値段が安い通貨はボラティリティが低い傾向にあります。

  • 南アフリカランド円  : 7.33円(6.1pips)
  • 中国人民元円  :  15.31円(7.1pips)
  • 韓国ウォン円  :  9.17円(3.7pips)
  • 香港ドル円  :13.81円(5.3pips)

上記の通貨ペアは2019年10月19日5時30分(為替市場クローズ時)の値段で、カッコ内は1日の高値と安値を示しています。

 

このように、対円で16円以下の通貨ペアはボラティリティが小さい傾向があることがわかりますね。

そのため、通貨ペアの値段をみて、対円で16円より下であればボラティリティが小さいという通貨と認識で良いでしょう。

 

初心者によくある失敗3:逆張りに手を出して大赤字

逆張りはFXの手法にも用いられていて、多くのトレーダーも利用しています。

しかし、逆張りとはトレンドに逆らったエントリー方法なので、初心者が安易に手を出すと大損なんてことにもなり得ます。

特に、一定にトレンドが出やすいロンドン市場や、ニューヨーク市場での逆張りは非常に危険です。

毎回ではないが、一旦チャートが上昇や下降を始めると、当日の市場時間内は同じ方向に通貨ペアの値段が動きやすい傾向にあるためです。

そのため、利益確定のための一時的な戻りなどをトレンドの反転タイミングであると勘違いをして、逆張りポジションを持ち続けると、押し目から再び同じチャートの動きになって損失を出してしまうので注意してください。

 

押し目買い・戻り売りをするように心がける

 

初心者の場合は、基本的に順張りかつ押し目を取るように心がけると、無駄な損失を出さずに済みます。

つまり、ヨーロッパ時間で通貨ペアの値段が上昇すれば押し目を見つけてAsk(買い)、下降したところでBid(売り)を入れれば良いです。

しかし、どのくらい値段が戻って、また同じトレンドになるのかがわからないという人もいるでしょう。

そんな時に活躍するのが、フィボナッチリトレースメントです。

フィボナッチリトレースメントとは、チャートの上がり始めた地点と一旦値段が反転し始めた地点を結び、どこまで戻るのかを予測するインジケーターです。

中でも、

  • 38.2%
  • 50.0%
  • 61.2%

の戻り地点は、押し目買いや戻り売りが入りやすい地点になっているため、そのラインを意識して、再び順張りをすれば利益を上げやすくなります。

 

このフィボナッチリトレースメントは、初心者には非常に参考にしやすいインジケーターとなっているが、このインジケーターを使える国内FX業者は非常に少ないです。

ちなみに、フィボナッチリトレースメントが使える国内FX業者は

  • YJFX
  • みんなのFX
  • GMOクリック証券

となっているため、上記以外の口座を開設している人は他のプラットフォームを併用する必要があります。

例えば、MT4はフィボナッチリトレースメントが搭載されていて、無料で使えるためおすすめです。

 

初心者によくある失敗4:天井や底で損切りをする

自分の思っていない方向に値段が動いてしまい、焦ってすぐに損切りをしたら値段が戻っていったなんてことはありませんか?

そして、損切りをして反転をしたからと言ってその流れに乗ろうとしたら、往復ビンタを食らってしまったということもあるでしょう。

 

しかし、天井や底というのは非常に判断が難しく、もしかするとそれ以上に値段が上昇したり下降するかもしれません。

特に、直近の安値や高値では、そのラインが抵抗線になり反転することもあるが、突き抜ける可能性も大いにあるのです。

では、何を基準に天井や底を判断すれば良いのでしょうか?

 

RSIを活用する方法

RSIとは簡単に言ってしまうと、買われすぎているか売られすぎているかを示しているものです。

その相場を相対的に表している指数なので、数値を見れば一目瞭然です。

RSIは0〜100の間で表示され、80を超えていれば買われすぎ、20を下回っていれば売られすぎということを表しています。

 

例えば、安値付近に差し掛かっているが、RSIが20付近で売られている状態を示している場合は、現在値が底値でそこから再び反転する可能性があるので、様子を見て少し戻ったところで損切りをすれば良いですね。

一方、チャートが安値付近に到達しかかっているのにもかかわらず、RSIが50などの時はさらに下がる可能性がある時などは、損切りした方が良いということになります。

このように、RSIは天井や底を把握するためにはもってこいなのです。

 

初心者によくある失敗5:レバレッジコントロールがうまくできずに資金を全て溶かす

これは国内FXではなく海外FXで起こりやすいことです。

初心者でもハイレバレッジの海外FX業者を利用するのは問題ないですが、過度のレバレッジをかけると「資金がすぐになくなってしまった」なんてことになりかねません。

例えば、XMの場合マックスレバレッジの888倍をかければ、ドル円1万通貨分を証拠金1,200円程度で買うことができるが、実効レバレッジも888倍にしてしまうと10pipsでロスカットになってしまいます。

実効レバレッジが888倍ということは、最低証拠金の1,200円しか口座にない状況で1万通貨を買っているということを意味します。

これでは投資ではなくギャンブルになってしまうので、しっかりと実効レバレッジを下げて投資を行う必要があるのです。

 

海外FXで資金を溶かさないための対策

 

実効レバレッジの計算式がある計算が面倒なので、100pips動いても大丈夫な証拠金を入れるということを心がけると良いでしょう。

例えば、1万通貨購入するのであれば1万円、10万通貨購入するのであれば10万円程度入れておけば、正常なメンタルで取引ができます。

できれば一度の損失額は10%以内にしたいものです。

投資をする上で資金管理は非常に大切ですので必ず意識して下さいね。

 

まとめ

 

上記であげたことは、FX初心者で経験しやすい失敗例なので、これと同じ失敗をしないためにも記事をしっかりと読んで対策を覚えておいてください。

また、記事で書いた対応策は、ほんの一例なので、その他の対策なども調べておきましょう。

これらの失敗を未然に防ぐことができる知識が備わっていれば、FXを始めたばかりでも大きな損失を出すこともなく利益を積み重ねていけるはずです。

特に、FXを行なっていく上で「損切り」とは、ずっと付き合っていかなければならないので、自分なりの損切り方法を早めに確立しておくと良いですね。

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