SBI証券もSBIFXトレードもFXの自動売買はできる?おすすめの積立FXについて解説!

SBI証券もSBIFXトレードもFXの自動売買はできる?おすすめの積立FXについて解説!

この記事では、SBIFXで自動売買は出来るのか、SBIFXが提供している「積立FX」の利点について解説しています。

SBIFXは、SBI証券が運用しているFX会社です。

SBIFXが提供している「積立FX」は、とても人気がたかく多くの方が利用されております。

SBIFXで提供している「積立FX」には、どんなメリット・デメリットがあるのか、数ある情報の中から抜粋して重要な情報だけをお伝えします。

これから、SBIFXの「積立FX」を始めようか考えている方には、内容の濃い記事になっていますので最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

  • SBIFXで自動売買が出来るのか知りたい方
  • 「積立FX」について知りたい方
  • これから外貨積み立てを考えている方
  • 少額からでも始められる投資を考えている方

 

SBIFXの自動売買はできる?

結論から申し上げると、SBIFXでは自動売買は出来ません。SBIFXを提供しているSBI証券も同様です。

SBIFXでは、自社開発以外の取引プラットフォームの使用を禁止しており、SBIFXが独自開発したプラットフォームのみ使用可能です。

ですので、SBIFXが独自開発していないプラットフォームを使用する自動売買(EA)は、使用できないという事です。

SBIFXでは自動売買が使用できませんが、その代わり独自開発した「積立FX」を提供して人気を集めています。

「積立FX」とは?

SBIFXが提供している「積立FX」は、設定に基づいて対象となる通貨を定期的に購入して運用するサービスです。

テクニカル指標やファンダメンタル分析を用いる事がなく、定期的に購入していくことで購入価格を分散し、価格を平均化する事でリスクを減らした運用が可能となります。

「積立FX」は、以下の手順で設定する事が出来ます。

  • 購入する通貨を選択
  • 購入間隔を設定
  • 購入額を設定
  • レバレッジを設定

簡単な手順で設定できますので、詳しく解説していきます。

購入する通貨を選択

「積立FX」では、世界基軸通貨である米ドルを始め、中国・イギリスなど主要通貨を扱っています。

また、高金利通貨で有名なトルコリラ・南アフリカを扱っているので、長期的な運用が出来ます。

取り扱い通貨は9種類で、全て対円での取引となります。ご自分にあった通貨を選んでください。

取扱通貨(対円)
・USD(米ドル)アメリカ合衆国
・GBP(英ポンド)イギリス
・AUD(豪ドル)オーストラリア
・NZD(NZドル)ニュージーランド
・CAD(カナダドル)カナダ
・CNH(中国人民元)中国
・ZAR(南アランド)南アフリカ
・TRY(トルコリラ)トルコ
・HKD(香港ドル)台湾

 

購入間隔を設定

購入間隔は、「毎日購入」「毎週購入」「毎月購入」の3種類から選ぶことができます。

選択する購入期間にもよりますが、購入日は以下のようになっています。

毎日購入 毎営業日  AM:9:55
毎週購入 毎週水曜日 AM:9:55
毎月購入 毎月26日   AM:9:55
※営業日でない場合は、翌営業日に購入されます。(毎日購入は、購入が無効になるだけです)

購入額を設定

購入間隔に合わせて、購入額を設定します。

購入金額を多くすれば多くするほど稼げる額も多くなりますが、その分リスクも大きくなります。

自分に合わせた無理のない範囲で設定する事が重要です。

レバレッジを設定

選択する通貨によっても異なりますが、「積立FX」の最大レバレッジは3倍です。

レバレッジ1倍~3倍の範囲内で設定が出来ます。

対象とする通貨の値動きと運用資金を考えて、レバレッジを設定すると長期で運用する事が可能です。

「積立FX」のメリット

「積立FX」のメリットを解説していきます。

「積立FX」のメリットは

  • 簡単に設定できる
  • スワップポイントを自動で投資に回せる
  • ドルコスト平均法のメリットを受けられる
  • 手動で取引をしなくても良い
  • 自動で購入価格を低く保ってくれる
  • レバレッジが低いためロスカットされにくい

簡単に設定できる

先ほどの「積立FX」でも説明させて頂きましたが、FX初心者の方でも簡単に設定できます。

設定の手順は、対象通貨を選ぶ→購入間隔を選択→購入金額を選択→レバレッジを選ぶと、たった4つのステップで簡単に設定が完了します。

何も知らないFX初心者の方でも順番通りに設定するだけで、あとは定期的に購入してくれますので非常に使いやすいサービスです。

スワップポイントを自動で投資にまわせる

「積立FX」では、スワップポイントという金利差を利用した利益を得る事が出来ます。銀行にお金を預けると貰える金利と一緒です。

スワップポイントは、通貨間の金利差が生じて得られるインカムゲインです

例えば、ドルの金利が2%、日本の金利が1%だとします。

差し引きされた金利の差は、1%です。この1%の金利差をドル円を購入する事によって得る事が出来ます。

通貨を購入するごとに、期間が長く続くごとに、この金利差で得られるスワップポイントが大きくなります。

「積立FX」では、このスワップポイントを自動で投資に回すことが出来ます。スワップポイントを自動で投資に回すことで、スワップポイントを利用した福利の力が働きます。

銀行で外貨預金をするよりも、スワップポイントの方が効率よく資産を増やす事ができます。

ドルコスト平均法のメリットを受けられる

ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品に対して一定の金額で購入期間を分散する事で、全体の平均価格を下げてリスクを低減させる投資方法です。

ドルコスト平均法は、積立投資に多く用いられる方法で、長期投資においては最適解と言われています。

例えば、毎月1万円でドル円に「積立FX」で積み立てするとします。

1月は、ドル円が200円だったので、1万円で50通貨を買う事が出来ます。

2月は、ドル円が100円だったので、1万円で100通貨買う事が出来ます。

この1月と2月を合わせた、平均の値はいくらになるでしょうか?

2万円で150通貨を購入したので、約133円です。

この状態で仮に3月1日にドル円が140円になっていれば、1通貨あたり7円の利益となり、150通貨×7円=1050円の利益が出る事になります。

ドルコスト平均法を使う事が出来れば、価格が高い時に買える量は少ないですが、価格が低い時には多く買う事が出来ます。

このように購入するときの価格と購入時期を分散する事によって、全体の平均値を低くして利益に繋げていくメリットがドルコスト平均法にあります。

手動で取引をしなくても良い

「積立FX」は、自動売買を行う事は出来ませんが自動で積立を行ってくる取引サービスです。

ですので、裁量取引のように自分でチャートを見ながら手動で取引する必要がありません。

自分で取引をしないといけないと難しく考えてしまう方もいるかもしれませんが、「積立FX」は手動で取引をすることなく選択した設定に対して全て自動で取引をしてくれます。

自動で購入価格を低く保ってくれる

「積立FX」では自動で購入価格を低く保ってくれます。

購入間隔を設定すれば、自動で購入してくれますので全体的な平均単価が下がります。

また、対象通貨を見定めて手動で買い増しする事も出来ます。

レバレッジが低いためロスカットされにくい

「積立FX」のレバレッジは、通貨にもよりますが1倍~3倍です。

ロスカット水準も証拠金維持率30%ですので、通常のロスカット比率より低い水準になっています。

レバレッジが低いという事は、それだけリスクも比例して低くなります。

レバレッジ1倍では、通常の外貨貯金と変わりません。

また、1万円が3万円になるレバレッジ3倍だとしても、ドル円の価格が3分の1になるような事がない限りロスカット水準の30%に到達しません。

ですので、資金管理さえしっかりしていれば、最大レバレッジ3倍でもロスカットされにくいと言えます。

「積立FX」のデメリット

「積立FX」のデメリットを解説していきます。

「積立FX」のデメリットは、

  • 手動で入金が必要
  • スプレッドが高い
  • 残高不足に注意
  • 裁量トレードが出来ない
  • 短期的に大きな利益を得られない

手動で入金が必要

「積立FX」では、手動で入金する必要があります。

積立NISAやiDeCoなどは、銀行やクレジットカードなどを利用して毎月引き落としがかかるようなシステムがありますが、「積立FX」では全て手動で入金が必要です。

定期的に通貨を購入する場合は、定期的に入金する必要がありますので残高不足などは注意が必要です。

スプレッドが高い

「積立FX」のスプレッドは、通常のFXに比べると高いです。

実際に、ドル円のスプレッドと言われる取引コストは2.5銭、通常のFXでは0.3銭位ですので、それを考えると取引コストと言われるスプレッドの高さは大きなデメリットになります。

ただ、「積立FX」を提供しているSBIFX自体のスプレッドは業界の中でも低い水準ですので、今後の「積立FX」のコスト減に期待をしたいところです。

残高不足に注意

「低レバレッジやロスカット比率が低いと言っても、レバレッジを多用していると急な値動きに対してロスカットされる可能性もあります。

残高が不足していると通貨を定期購入できないだけはなくて、ロスカット水準に達してしまうと、せっかく積み立てをしていた投資も無駄になってしまいます。

自動で積立てくれるからと安心しないで、定期的に残高を確認するなど、残高不足にならないようにすることが大切です。

裁量トレードができない

「積立FX」は、自動で通貨を購入して積立していくシステムですので、裁量トレードはできません。

また、「積立FX」では買い注文のみで売り注文で利益を得る事は出来ません。

なぜ、売り注文で利益を得る事が出来ないかと言うと、各国の金利に対して日本の金利が低い事も理由の1つです。

金利が低い日本は、売り注文で積み立ててもスワップポイントがマイナスになり不利益になるからです。

ただし、定期購入とは別に通貨を買い増すことは出来ますので、チャートがこれから円安に向かいそうであれば、適時買い増ししてチャンスをうかがう事が出来ます。

短期的に大きな利益が得られない

「積立FX」は、対象となる通貨を選んでドルコスト平均法を用いた長期運用の積立投資に向いています。

1日で利益を得られるような裁量取引や1週間・1か月単位で利益を得る事が出来る自動売買とは全く違ったFX投資です。

FXの経験がある中上級者であれば、内容を理解できるかもしれませんが、FX初心者の方は「積立FX」と聞いても、短期でも利益が出せると勘違いする可能性があるかもしれません。

しかし、「積立FX」は、定期的に通貨を自動で購入して通貨の平均単価を落としながらスワップポイントを上手く利用して利益を出していく長期投資に向いている投資方法です。

短期的に利益を得る事は出来ませんので、短期的に利益を得たい方向けの投資ではないという事が大きなデメリットになるかもしれません。

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2020年3月18日

SBIFXのまとめ

結論としてSBIFXが提供している「積立FX」は、長期運用に向いている投資という事がわかりました。

「積立FX」は、簡単な設定で定期的に通貨を購入し、スワップポイントを再投資するなど、ドルコスト平均法を用いた長期投資を行う方がメリットを最大限活用する事ができます。

すぐに利益を得たいと思う方や自動売買を始めたいという方には、メリットを最大限生かすことが出来ず、デメリットの面が強調されてしまいます。

売り買いを行う裁量取引も出来ませんので、トレードするよりは外貨貯金よりも有利な積立投資と言う印象です。

FX初心者の方で、自動売買を始めたい方や利益を最短で得たいと思っている方も多いと思います。

そのような方は、プロトレーダーのロジックを組み込んだ自動売買システムを使えるようなツールを活用する事で、「積立FX」で解消できなかった悩みを解消する事ができます。

システム面や資金面を考慮して、自分に合ったトレード環境を探してみて下さい。

📝この記事の要約
・「積立FX」はドルコスト平均法を用いて長期運用に向いている
・スワップポイントを自動で投資に回せるので福利を活用できる
・レバレッジとロスカット水準が低いのでロスカットされにくい
・スプレッドが高いので少額での取引は利益が出にくい
・裁量取引や自動売買で利益を出したい方には向いていない

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初めまして、バカポンドです! FX TRADEでは、主にFXに関する情報を発信しており、投資に興味を持っている人、あるいは、既に投資を始めているユーザーのためになるコンテンツを作成しています。また、オリジナルで開発したインジケーターや自動売買ツールなども提供してますので、是非活用してみてください。どうぞよろしくお願い致します!