どうもバカポンドです。
今回は、「FXとバイナリーオプションで両建て手法が通用しない5つの理由」について、解説していこうと思います。
是非最後まで読み進めて頂き、両建て手法について、理解を深めていって欲しいと思います。
目次
FXとバイナリーオプションで両建て手法が通用しない5つの理由とは?
FXでもバイナリーオプションでも、両建て手法が成り立つと思っていませんか?
マーチンゲール手法と同じくらい、両建て手法も信じている人が多いです。
両建てとは何?
特定通貨ペアで、「買い」と「売り」のポジションを両方持つ行為のことです。
基本的には「損切りを必要としない」と言われている方法で、皆が使いたくなるような方法である。(しかしながら、プロの方は両建てをしても利確と損切りをしっかり行っている。)
どちらのポジションも持つことにより、相場が上昇時、下降時のどちらの相場になったとしても利益を出すことができます。
そして、両方のポジションを持つことにより、意図した方向に相場が動かなくても損失が拡大しない(リスクヘッジになる)という使われ方になります。
良い賭け方としては、強いトレンドが出ている時に両建てをし、トレンド方向に相場が進んだときに片方のポジションだけを残し、利幅を伸ばす方法が固いとされています。
例えば、下降トレンドのときに戻し目になるところで、ドル円を110円で買い、同時に110円で売るポジションの2つを作ります。
そして、戻し目から相場が下降してきたときに、ドル円での110円で勝ったポジションを損切りして、110円で売ったポジションだけを残して利幅を伸ばしていきます。
一般的には、リスクヘッジで両建ては使われているが、意外とリスキーでもあるわけです。
よって、両建てだけでは勝ち続けることはできないのです。
さらに、FX業者の注意書きにこういうことも書かれています。
「両建てはスワップポイントの売り買いの差、スプレッド等のコストがお客様にとって不利になりますので、当社では両建てを推奨いたしておりません。」
こうしたことからも、両建てがリスキーであることがうかがえますね。
そして、両建てがうまくいきにくい理由が以下のことになります。
両建てがうまくいきにくい理由①スプレッドの手数料がかかる
両建てがうまくいきにくい理由の1つ目は、エントリー時に2倍のスプレッド分の手数料がかかるということですね。
「買い」と「売り」の両方で2つのポジションを取っているので、1つのポジションを取っている時の2倍のスプレッド分の手数料がかかってしまうわけです。
初心者ほど、FX業者に手数料だけを毎回支払うだけになってしまう状態に陥る可能性も高いです。
よって、負担が大きくなるので「利確」と「損切り」の技術が求められます。
両建てがうまくいきにくい理由②損切り
両建てがうまくいきにくい理由の2つ目は、損切りをしないがために、一度でもミスしてしまうと多額の負債を追ってしまうということです。
初心者の方で「損切りしなくても良い」と考えているところに問題があるわけですね。
安易に両建てに手を出してしまうと、ポジションのほとんどが含み損を抱えてしまい、自分の資産を一気に溶かしてしまう危険性を秘めています。
両建てがうまくいきにくい理由③利益が大きくならない
両建てがうまくいきにくい理由の3つ目は、利益率が大きく下がるということですね。
リスクヘッジとして、「買い」と「売り」の両方にポジションを持ち、どちらかのポジションで利益を得ることはできるが、もう片方のポジションでは損失を抱えることになるので、つまりは、
「最終的な利益=片方のポジションでの利益-もう片方のポジションでの損失」
ということになり、利益率は大きくならないわけですね。
さらに、そこに理由②のような問題が発生した場合は、一気に終わってしまうので、短期的に見れば多少の利益は出しやすいですが、長期的に見ると確率は低いので、長期的な分、危険度は上がります。
両建てがうまくいきにくい理由④メンタル
両建てがうまくいきにくい理由の4つ目は、メンタルに多大な負荷がかかるということですね。
実際のトレードで両建てすると、どのような心理的変化が起きるかを考えてみましょう。
仮に、両建てが戦略通りで、含み益を一時的に得ることができるのであれば問題はありません。
しかし、損切りしたくないからといって、含み損のポジションを両建てしたときに、メンタルが徐々に崩れていく可能性が高いと言えます。
なぜなら、「買いと売りのポジションを早くなんとかしなければ!」という焦りから、ポジションを持っていることでかなりのストレスになるからですね。
そのストレスは両建てのポジションのホールド期間が長ければ長いほど強くなります。
両建てがうまくいきにくい理由⑤口座凍結の恐れ
両建てがうまくいきにくい理由の5つ目は、バイナリーオプションの場合、口座凍結になる可能性が高いということですね。
バイナリーオプションでも両建ては可能です。
値動きに注目し、パターンを見付けていけば、利益を出すことは可能(短期取引の場合)です。が・・・・
利益を継続的に出せたとしても、バイナリーオプションの業者が両建てで利益を出し続けている者に対し、監視の目を光らせ、最終的に口座凍結させられる可能性が非常に高いので、仮にうまくいってもバイナリーオプションの業者が黙ってはいないわけですね。
どうすればFXとバイナリーで勝てるのか?
両建てによるリスクヘッジは、初心者の方には意外とリスクヘッジになりません。
両建てで成功しているプロトレーダーは、全体の相場観+細かい相場を見ていくスキルがあります。
つまり、両建てして楽に勝とうとせず、相場と向き合っていかなければならないわけです。
結局のところ、相場についての基礎を勉強しなければならないですし、小手先のロジックよりは、まず相場の学習から入らなければいけません!
相場の学習でやっておくべきことは、全体の相場把握で役に立つ移動平均線の理解、相場を詳しく読むのに必要不可欠なダウ理論を完璧に理解することなどが、投資をやり始める際に、まず勉強しておくべき内容になると言えます。
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