三尊(トリプルトップ)逆三尊(トリプルボトム)とは?ネックラインの引き方、FXでのエントリーポイントをご紹介!

今回は三尊(トリプルトップ)、逆三尊(トリプルボトム)について記事を書きました。

この内容はFXで勝ちたいと思っている方は必ず読んだ方がいいです。

三尊逆三尊なんて知ってるよ。

と思っている方も多いと思いますが、100%理解できていますか?

 

チャートパターンはとても奥が深いものです。

しかし、理解できていればとても強い武器になりますし、ラインの引き方、エントリーポイントまで解説していますので、復習のためにも最後まで読むことをおすすめいたします。

 

三尊(トリプルトップ)逆三尊(トリプルボトム)とは?

三尊逆三尊とは、チャートパターンの一種で3つの山谷のチャートの動きができることを言います。

最後の山が切り下がっている、逆三尊の場合谷が切り上がっているのが基本形です。

三尊はトリプルトップと呼ばれ下がりやすい形、逆三尊はトリプルボトムとも呼ばれ上がりやすい形といわれています。

 

このチャートパターンが出たら必ず下がるというわけではないですが、相場の転換が近づいていることを示す指標となるので覚えておいた方がいいです。

ただ多くの方は三尊逆三尊という形は知っているし、転換しやすい形というのは知っているでしょう。

ただどこでエントリーしていいのか?

がわからない方が多いと思います。

 

なぜなら、明確なエントリーポイントというのがわかりずらい部分があります。

移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスやRSIが75以上25以下の逆張りといったわかりやすいシグナルがないため、曖昧でよくわからないと思う方が多いでしょう。

私も実はそうでした。

ただ三尊逆三尊は覚えておくことで、これだけで利益を出しているFXトレーダーもいる位大事な形です。

なぜかというと、相場は似たような動きを繰り返すためです。

その傾向を知ることが大事です。

 

チャートパターンは傾向を表したもので、ローソク足の動きを読むことにつながります。

インジケーターを活用するのもいいですが、ローソク足の動きがもっとも大事です。

ローソク足はすべてのテクニカル分析の基礎となり、相場の本質的部分になります。

三尊逆三尊はその中でもよく出る形でいろいろな活用方法があります。

その活用法を覚えるだけでFXで勝てること間違いなしですので解説していきますね。

 

三尊(トリプルトップ)逆三尊(トリプルボトム)をFXで活用するメリットについて

 

三尊(トリプルトップ)、逆三尊(トリプルボトム)をFXで活用するメリットについても解説していきましょう。

メリットを知ったうえで活用することが大事です。

 

相場転換するタイミングがわかる

 

三尊は上昇から下降に、逆三尊は下降から上昇に転換するサインといわれております。

相場が転換する形が分かれば利益を大きくとることができます。

勝てないトレーダーにありがちなのが、相場の天井を取りに移行する点です。

勝てないトレーダーはどこで相場が転換するかを見極めるために、赤矢印のような天井を探しがちです。

しかし、赤矢印のような天井を見つけるのは非常に難しいです。

なぜなら、まだ赤矢印はダウ理論から言うと、安値切り上げ高値切り上げと、上昇トレンド継続中なためです。

この状態だとまだまだ上に行く可能性が高いと見た方がいいです。

 

しかし、実際にチャートを見ていると赤矢印の場所で買われすぎだから、売りを入れたものの上昇継続してしまい、

「そろそろ下がるだろう」

根拠のないナンピンを入れて気づいたら損失が大変なことに・・

なんてこともあるでしょう。

 

たしかに相場の一番上と一番下を取れれば利益を大きく出せます。

 

しかし、相場の頂点をとるのは難易度はとても高いです。

 

なぜなら、「トレンドは原則継続する」ためです。

 

そのため相場の頂点を狙って逆張りをするのはあまりおすすめしません。(上位足や値幅、フィボナッチを使って反発点が予測できるなら話は別です。)

 

相場の頂点を狙うのではなくて三尊逆三尊のような転換シグナルが出てから青矢印のような場面でエントリーしていく方がはるかに簡単です。

 

形だけ覚えておけばいい

 

三尊逆三尊をおすすめする理由は形だけ覚えておけばいいためです。

高値圏で三尊ができたら売り目線、安値圏で逆三尊ができたら買い目線と見るだけです。

 

余計なことはいりません。

形だけ覚えておいて実際の過去チャートで探す。

分析をして自分の中に落とし込めたら実際にエントリーしていく。

これだけでいいのです。

 

勝てているトレーダーほど手法はシンプルです。

 

月何百万~数千万稼いでいるトレーダーを見ると、

ものすごいインジケーターを駆使しているとか、秘密のロジックがあるのではないか?

と疑いたくなりますが、実際はとてもシンプルです。

 

こういった三尊逆三尊などの形を見て、大きな目線を確認して流れに乗るようにエントリーしているだけです。

何事も基本が大切なのです。

 

マスターすればかなり強い根拠になる

 

三尊逆三尊はマスターすれば強い根拠になります。

精度はかなり高いですし、利益も大きく取りやすいです。

 

さらに三尊逆三尊の転換はシナリオ通りにいかなかったら、即損切なので損失も少なく済みます。

これからお教えする手法は、損小利大が取れる理想的な手法となりますのでぜひマスターしてくださいね。

 

三尊(トリプルトップ)逆三尊(トリプルボトム)のネックラインの引き方について

 

三尊逆三尊を活用するのに大事なのがラインです。

ラインの引き方を覚えることでエントリーポイントが見えてきます。

まず一番大事なラインが「ネックライン」です。

 

これがネックラインの引き方ですね。

上昇中(三尊)の場合安値と安値を結ぶ。

下降中(逆三尊)の場合高値と高値を結ぶ。

トレンドラインと引き方は同じです。

 

 

引き方のイメージはこんな感じです。

上昇の勢いが強かったが、高値を切り下げた時安値と安値にラインを引く

下降の勢いが強かったが、安値を切り上げた時高値と高値にラインを引く

これだけでOKです。

 

ラインを引くのはヒゲ先か実体か?迷う方がいると思いますが、正解はありません。

しかし、あまりにヒゲが長い場合を除いてヒゲ先同士で結ぶのが基本です。

三尊ネックラインを下抜けたら下目線、逆三尊ネックラインを上抜けたら上目線なのですが、これ以外にも引いてほしいラインが2つあります。

 

例えば、写真のような三尊できかけの状態の時ラインを3本引いてほしいのです。

①ネックライン

②直近安値(ダウ崩壊ライン)

③押し安値

この3本を引いておくことでエントリーポイントがわかりやすくなります。

 

簡単にいうと、この3本のラインを抜けたところがエントリーポイントの目安といったイメージです。

 

押し安値下ブレイク→直近安値抜け(ダウ崩壊)→ネックライン抜け

の順で下目線は強いことになります。

 

これを活用することでトレンドの転換をきれいにとることができるのです。

 

三尊(トリプルトップ)逆三尊(トリプルボトム)を活用したエントリーポイントとは?

 

三尊逆三尊の定義やラインの引き方を解説しましたがエントリーポイントです。

形を知っていてもエントリーパターンを知らなければ意味がありません。

 

三尊逆三尊のエントリーパターンは

ブレイクパターンと戻り売り・押し目買いパターンがあります。

 

これを覚えておけばかなり強い武器となります。

 

ブレイクパターン

まずはラインブレイクでエントリーするケースをご紹介しましょう。

ポイントはライン付近でレンジを組むこと。

これが非常に大事です。

 

大前提として相場は、レンジ→トレンド→レンジを繰り返します。

そのためライン付近でレンジを作って迷ったけども売りの方が強くて、ネックライン・直近安値をブレイクというパターンです。

ライン付近でレンジを作るのがポイントです。

これが三尊を活用した1つ目のトレード手法になります。

 

 

写真のようなパターンになりますね。

三尊を作って下がった後少しレンジを作って再下落。

こういった形を狙っていくのが三尊の基本になりますね。

 

戻り売り、押し目買いパターン

 

もしもネックライン付近でレンジを作らなかった場合はそこで無理に狙うのではなくて、

「戻り売り・押し目買い」

を狙っていくのをおすすめします。

 

いわゆるロールリバーサル(レジサポ転換)のことです。

ラインをブレイクした後戻ってくるパターンを狙うイメージです。

実際のチャートを見ていきましょう。

 

こういった時です。

ラインを抜けて戻ってきたところを狙っていくのが戻り売り・押し目買いの基本です。

 

今回は三尊のパターンを紹介しましたが、逆三尊も同じです。

基本的にはライン付近でレンジを作った後ブレイクしたら順張り、ラインまで戻ってきたら戻り売り・押し目買い

を意識するといいでしょう。

 

三尊(トリプルトップ)逆三尊(トリプルボトム)のダマしを解決する方法とは?

 

三尊逆三尊のエントリーポイントを解説しましたが、もちろんダマしは存在します。

なぜなら、未来の相場が分かるトレーダーなんていないためです。

 

そのためダマしに合うことは必ずあるということを頭に入れておきましょう。

そのため、逆行したらなるべく素早く損切りすることが大事です。

しかし、なるべくダマしを少なくする方法なら存在します。

 

1つ目は、相場の大きな流れに逆らわないこと

ダマしに合わないためには大きな流れに逆らわないことが大切です。

 

例えば

上位足上昇トレンド中の下位足での三尊

上位足下降トレンド中の上位足の逆三尊

などは避けた方がいいです。

 

 

例えば、一時間足がオレンジ枠で囲ったような下降トレンドの際に、5分足で逆三尊だからといってネックライン抜けで買いエントリーなどは危険です。

基本的に上位足の流れの方が強いためです。

そのため上位足で明確なトレンドが出ている時は、その流れには逆らわないようにしましょう。

上位足の流れに沿ってエントリーをしていくのが大事ですね。

 

もう一つはフラクタルの性質を使うことです。

フラクタルとは拡大しても縮小しても同じ形という意味を持ちます。

具体的にどんなものを言うかというと

 

 

この場面の三尊の右肩を下位足で見ていきます。

 

上位足の三尊の右肩で下位足で小さな三尊を作っているのがわかりますか?

さらに直近安値を抜けて一気に下落していますよね?

こういった感じで短期と長期の目線が合わさったときというのはダマしが少ないためおすすめです。

FXで活用できるフラクタル構造とは?MTFチャート分析のポイントをご紹介!

2020年5月7日

 

三尊崩れは大相場ってどうゆう意味?

 

三尊崩れは大相場という格言がありますが、それはどのような意味なのでしょうか?

それは三尊の形になったのにも関わらず、崩れた時は相場が大きく動きやすいという意味です。

 

こういった三尊の否定が出た場合、相場は大きく上昇しやすいという点を覚えておいた方がいいですね。

そのため三尊のロジックでエントリーしたけども損失が出そうになった時は早めに損切をするのが得策です。

この形が出たのにも関わらず、転換しないということは何か他の要素がある可能性が高いです。

三尊逆三尊の否定は荒れやすいためしばらく様子見を覚えておくといいですね。

 

まとめ

 

  • 三尊(トリプルトップ)逆三尊(トリプルボトム)とは、相場の転換を示唆するチャートパターン

 

  • 相場の転換点が取れる、チャートパターンを覚えるだけ、勝率の高さが魅力的

 

  • ラインはネックライン、直近高安値、押し安値戻り高値に引いておくとよい。

 

  • エントリーパターンはブレイクパターンと押し目買い戻り売りパターンがあるため覚えること

 

  • ダマしを回避するにはMTFで見ること、すぐに損切するのも大事

 

 

本日は三尊逆三尊を深いところまで掘り下げてみました。

この記事の内容を完璧に覚えて実践できれば、資金管理とメンタルさえ崩れなければ負けることはないでしょう。

大事なのはご自身でも三尊逆三尊の形を探して、エントリーポイントを検証すること。

 

これが大事です。

理解できるまで読み返して活用していただければと思います。

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