本日は通貨相関について記事を書きました。
通貨相関って聞いたことはあるけど、なんで見なければいけないのかわからないという方も多いと思います。
そんな方のためになぜ通貨相関を見るべきなのか？通貨相関の見方や活用したエントリー方法まで詳しく解説していきますので最後までご覧ください。
目次
FXは通貨相関を気にするべき？
よくFXでは通貨相関を気にしたほうがいいと言われていますが、普段通貨相関は気にしていますか？
通貨相関をあまり気にしないという方もいれば、気にして取引をしているという方もいるでしょう。
結論から言うと、FXで大きな利益を取りたければ通貨相関は気にするべきです。
なぜなら、相関が揃った時が最も大きく相場が動くためです。
例えば、現在USDJPYが上昇していたとしましょう。
上昇しているということはドル、円がどうなっていて上昇しているのでしょうか？
考えられるパターンは3つあります。
①ドルが買われている
②円が売られている
③ドルが買われて、円が売られている
この3つが考えられます。
この中で最も大きく動く可能性が高いのはどのパターンでしょうか？
③のパターンが最も大きく動きますよね？
片方の通貨ペアだけで相場が動くときよりも、両方の通貨ペアで相場が動いた時の方が大きく相場が動くのです。
例えば、上昇している時ドル売り、円売りにもかかわらず、ドル売りの方が強いため上昇する。
というパターンもあります。
この場合はあまり大きく動きませんよね？
円売りドル売りの状態ならば、他の通貨が買われているはずなのです。
そのためユーロやポンドが買われていないか確認する。
こういった確認が大事です。
例えば、ドル・円が売り、ユーロ買いだとしたら、ドル円ロングよりユーロドルロングの方が大きく利益を取りやすいです。
こういった感じで通貨相関は利益を大きく出すためにはとても大事なことなのです。
FXではどれだけpipsを抜けるかが結構大事になってきます。
そのため通貨相関は見れるのであれば見ておいた方がいいですね。
FXで通貨相関を気にするべき理由について
FXで通貨相関を気にするべき理由についても解説していきましょう。
通貨相関が大事な理由を知っておくことが大切です。
今熱いねらい目の通貨ペアを見つけることができる
通貨相関を見ることで今狙い目の通貨ペアを見つけることができます。
通貨同士は売りと買いの攻防があります。
すべての通貨が売られていたり買われていたりなどはあり得ないのです。
例えば、強いドル売りが起こった場合、他の通貨は買われているといった感じで、どれか通貨が買われた場合は他の通貨は売られていると考えた方がいいです。
たくさんの通貨があるため、どの通貨が買われていてどの通貨が売られているのか把握しておくことで、熱い通貨ペアを見つけることができるのです。
買いが強い通貨×売りが強い通貨
この通貨ペアが最も熱いです。
こういった通貨ペアを見つけることで大きく利益を取りやすいのが特徴です。
相関が揃っていたらエントリーではないですが、狙う通貨ペアを見つけるために通貨相関を見るのがおすすめです。
ダマしを減らすことができる
相関が揃っている通貨ペアを見つけることでダマしを減らすことができます。
例えば
ドル円が上昇中ロングエントリーを狙っていたとしましょう。
その時他の通貨ペアを見てみましょう。
ユーロ円は下落
ポンド円は下落
ユーロドルが下落
していたとしましょう。
ドル、円、ユーロがどうなっているかまとめると、ドル買い・ユーロ売りです。
さて円はどうなっているのでしょうか？
ドル円が上昇しているのにも関わらず、ポンド円ユーロ円は下落しています。
円は買われているけどもドル買いの方が強く、引っ張られて上昇していると見ることができます。
こういった場合は、円買いの方が優勢になった瞬間下落します。
ダマしにあいやすいのです。
上記のパターンでしたらドル買いユーロ売りでユーロドルショートが一番強いです。
こういった通貨相関を少し気にするだけで、ダマしに合う確率を少なくすることができるのです。
損小利大のトレードができる
通貨相関を気にすれば、損小利大のトレードができるようになります。
なぜなら、強いトレンドに乗る可能性が高く、かつ損切ラインは変わらないためです。
利確ポイントは伸びても、損切のポイントは変わりません。
通貨相関によって利益が大きく伸びて、他のデメリットが何もないのが魅力です。
しいて言うならば確認に少し手間がかかるくらいでしょうか。
しかし、少し相関を確認するだけで利益を大きく出すことができるならばよくないですか？
損小利大を目指すために通貨相関を気にすることは大事ですね。
通貨相関の見方について
通貨相関の見方もご紹介していきましょう。
通貨相関を見る場合は各通貨をまとめてみるのがポイントです。
GBPグループ
USDグループ
このようにして各通貨が入っている通貨ペアをまとめて追加してみました。
このようにしてみると、どの通貨が強いのかがわかります。
上の写真を見ると、USDCAD,GBPCADがどちらも直近上昇していますよね？
ということはCAD売りが強いと見ることができます。
しかし、これだけでUSDCAD・GBPCADをエントリーするのはまだ早いです。
なぜならば、GBPグループUSDグループともに他の通貨ペアがレンジのためです。
そのためもしグループ全体でGBP・USDが買い目線になったときにGBPCAD・USDCADのロングエントリーを狙っていくというイメージです。
このように相関を気にして待っていることで、熱い通貨ペアを見逃さずに見ておくことができます。
そのため通貨相関の確認は必ずしておいた方がいいですね。
また通貨強弱をサイトで見るのもおすすめです。
引用：OANDA
これを確認することでどの通貨ペアが買われていて売られているのかが、一目でわかるのでこちらを見るのもおすすめです。
外に開いている通貨ペア同士がねらい目ですので確認してみるといいですね。
通貨相関を活用したFX手法をご紹介！
通貨相関を活用したFX手法をご紹介していきましょう。
あくまでも通貨相関は狙い目の通貨ペアを探すためのものですので、これだけでエントリーはよくないです。
そのためエントリーポイントはまた別物です。
エントリーポイントはシンプルに
レンジブレイク、押し目買い、戻り売りがおすすめです。
このように長いレンジをブレイク+高値切り下げているところでショート。
サポレジ転換確認で戻り売りショート
今後狙うとしたら、フラッグブレイクでショート、高値切り上げたら押し目買いを狙うなどのシナリオが考えられます。
これらのシナリオ+通貨相関が揃った時というのが一番熱いポイントとなります。
すべての通貨の分析は大変だと思うので、相関的に有利な通貨ペアを探す。
レンジブレイク・押し目買い・戻り売りポイントを探していく
という流れで見ていくのがおすすめです。
これができれば利益を大きくとることができますので、意識して取り組んでみてください。
まとめ
- 通貨相関は優位性の高い通貨ペアを見つけることができるため見た方がいい
- 大きく利益を取れる、ダマしを減らせる、損小利大が狙えるという理由で通貨相関を見るのはおすすめ
- 通貨相関の見方は各通貨ペアをグループで見ていくとどの通貨が強いかわかる
- 通貨相関を見た後は、押し目買い戻り売り、レンジブレイクを狙っていくのがよい
通貨相関は利益を大きくとるのにとても優秀な分析方法です。
ダマしによくあってしまうという方や利確幅が少ししか取れないという方は通貨相関を意識してみてください。
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