今回はAccelerataor Oscillatorについて記事を書きました。
MT4標準で入っているインジケーターですが、知らない方も多いのではないでしょうか?
非常にわかりやすいインジケーターですし、エントリー根拠を増やして勝率を上げることができるインジケーターですので、今回は詳しく解説していきます。
目次
Acccelerataor Oscillator(ACオシレーター)とは?
Acccelerataor Oscillatorとは、ACオシレーターとも呼ばれており、相場の加速、減速を測定したものになります。
赤色と緑色の線で表されており、緑の場合買いの勢いが強く、赤色の場合売りの勢いが強いといった感じになります。
買われすぎ売られすぎを見るインジケーターではなく、相場の勢いを見るためのインジケーターです。
このインジケーターを活用することによって相場の勢いが分かるため、勢いがついたときに順張りをしたり、逆に勢いが弱くなった時は順張りをしないなどとエントリーの判断材料の一つとして活用することができます。
大きなトレンドが発生して焦って飛び乗ったら、もうトレンド終了時で、そのまま反転してしまった・・
なんて経験はどなたでもあるかと思います。
しかし、ACオシレーターを活用することで、相場の勢いを見ることができるため、勢いが弱まりそうな場面は回避するなんてことができるようになるのです。
こういった相場感を身に着けるのはとても大事なことですが、ローソク足の動きだけではなかなかイメージできない・・
と思っている方も多いと思います。
ですのでACオシレーターを使って、相場の勢いを意識してみてください。
Accelerataor Oscillator(ACオシレーター)の特徴
Acccelerataor Oscillatorの特徴についても解説していきます。
相場の勢いを見るためのインジケーター
ACオシレーターは、相場の勢いを見るためのインジケーターです。
そのため他のオシレーター系インジケーターとは見方を変えてください。
オシレーター系インジケーターというと、RSIやストキャスティクスなどが有名ですが、これらは相場の買われすぎ売られすぎを見るためのインジケーターです。
80以上で買われすぎ、20以下で売られすぎという見方ができるものでした。
ACオシレーターは○○以上だから買われすぎ、○○以下だから売られすぎといった見方はしません。
あくまで相場の勢いを確認するためのインジケーターということになります。
そのため他のインジケーターでは、あまり代用できないものになりますね。
売買サインがシンプル
ACオシレーターは売買サインがとてもシンプルです。
数値が0以上で2本上昇ラインが出たら買い
数値が0以下で2本下降ラインが出たら売り
というとてもシンプルな見方をすることができるインジケーターです。
買いサインが出てから色が変わったら、上昇の勢いが弱まっているサイン
売りサインが出てから色が変わったら、下降の勢いが弱まっているサイン
と見ることができます。
本当に相場の勢いだけを見るインジケーターですので、とてもシンプルでわかりやすいですね。
そのため裁量補助インジケーターとしてはとても役立つこと間違いなしです。
逆張り順張りどちらにも活用できる
ACオシレーターは逆張り、順張りどちらにも活用できるインジケーターになります。
相場の勢いが強くなるときに順張りをする、弱くなる時に逆張りをするなどどちらにも使える指標になっています。
相場の勢いを表すという特殊なインジケーターですので、現在エントリーしている手法のプラス根拠としても使えます。
例えば、移動平均線のクロスでエントリーをしている方でしたら、プラスでACオシレーターの勢いを見て根拠を足していく。
RSIやストキャスティクスの逆張りをしている方でしたら、ACオシレーターの色が変わったときにエントリーなど、他のインジケーターの裁量補助として使えるのがとてもいいですね。
ACオシレーター単体でエントリーするものではありませんが、他のインジケーターと違った特徴を持つツールですので、どんな手法とも相性がいいのが特徴ですね。
Accelerataor Oscillator(ACオシレーター)の見方や設定方法について
Accelerataor Oscillatorの見方や設定方法についても解説していきましょう。
ACオシレーターはMT4標準で入っているインジケーターですので、「挿入」→「インジケーター」→「ビルウィリアムス」の項目にあります。
設定方法も解説していきます。
設定方法は上昇の色と下降の色を設定するのみで、何も設定する部分はありません。
ただ太さの部分は少し太めにしておいた方が見やすいのでそこだけ変更をおすすめします。
上限下限は特に設定する必要はありません。
見方も解説していきましょう。
ACオシレーターは
買いの勢いが強い時は0以上で緑色のヒストグラムを出します。
売りの勢いが強い時は0以下で赤色のヒストグラムを出します。
また数値が大きければ大きいほど売り買いの勢いがあるといった見方をします。
また0ラインを上から下に抜けた時は下降へ転換
0ラインを下から上に抜けた時は上昇に転換
といったイメージですね。
しかし、ACオシレーターだけの根拠でエントリーをするのは、少し危険な部分もあるためそこだけは気を付けてください。
Accelerataor Oscillator(ACオシレーター)を活用したFX手法とは?
Accelerataor Oscillatorを活用したFX手法を解説していきます。
基本的には
ACオシレーターが0以上で緑のヒストグラムが2本以上出た時に買い
ACオシレーターが0以下で赤のヒストグラムが2本以上出た時に売り
です。
ただこれだけではかなりの数のエントリーポイントになり、さらにダマしも非常に多いのでこれだけでエントリーするのはよくありません。
ですので他の順張り手法をする際のプラス根拠として見てあげる位が有効です。
例えば移動平均線のクロスや、レンジブレイク時などのトレンドが発生した時のACオシレーターを見て、トレンドと同じ方向にサインが出ていたらエントリーという感じです。
ACオシレーターはあくまでも相場の勢いを表しているだけなため、単体でエントリーしないようにしてください。
逆張り手法も紹介していきましょう。
ストキャスティクスとセットで使用していきます。
ストキャスティクスが80以上でデットクロスかつACオシレーターが緑から赤に変わった時売りエントリー
ストキャスティクスが20以下でゴールデンクロスかつACオシレーターが赤から緑に変わった時買いエントリー
といった感じです。
ただこちらもエントリーポイントが多いので、勝率を上げたいという方や利益を大きく出したいという方は戻り売りと押し目買いのみに絞るのがおすすめです。
上昇トレンド時にストキャスティクス20以下でゴールデンクロス、ACオシレーターが赤から緑へ
下降トレンド時にストキャスティクス80以上でデットクロス、ACオシレーターが緑から赤へ
この時にエントリーするようにしてみてください。
これだけでエントリー回数は絞られますし、一回の利益額も大きくなるはずです。
大事なのは確実に利益を取っていくことですのでぜひ試してみてください。
まとめ
- Acccelerataor OscillatorとはACオシレーターとも呼ばれており、相場の加速、減速を測定したもの
- MT4標準で入っており、売買サインがシンプルでかつ順張り逆張りどちらにも活用できるインジケーター
- 基本ロジックは0以上かつ2本連続で勢いがついた場合に順張り、高値圏安値圏で色が変わったら反転が一般的
Acccelerataor Oscillatorは相場の勢いを表したちょっと特殊なインジケーターです。
単体でエントリーをするのはダマしが多くあまりおすすめしませんが、環境認識をしたうえで根拠にプラスすることで勝率を安定させることができます。
もし現在のエントリー根拠の勝率が安定しないという方は、ACオシレーター使って根拠をプラスし、過去検証を行ってみてくださいね。
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