今回はMCというインジケーターについて解説していきます。
MACDを改造したインジケーターのようですが、いったい何が違うのでしょうか??
僕自身ダウンロードしてみて、非常に見やすく使いやすいものでしたので紹介していきますね。
- MCとはどんなインジケーター?
- MCを使用するメリットとは?
- ダウンロード・設定方法が知りたい!
- 実際のFX取引手法が知りたい!
などといった方に向けて詳しく解説いたしましたので最後までご覧くださいませ。
目次
MCとはどんなFXインジケーターなのか?
MCとはMACDを2本の線で表すことができるインジケーターになります。
MACDとMCを比較してみましょう。
各値などは全く一緒なのですが、MACDはメイン線がヒストグラムになっているのに対して、MCは2本のラインになっておりますね。
使用方法は全く一緒なのですが、標準で付いているMACDではヒストグラムの部分をラインに変更することができませんでした。
ヒストグラムとラインが重なっていると少し見づらい部分もありますよね・・
そんなことを解決してくれるのがこちらのMCというインジケーターになります。
ちょっとしたことではありますが、MACDが見づらい・・とお思いの方にとっては、とても便利なインジケーターになりますのでぜひ導入してみてください。
MACDラインを2本表示できるメリットとは?
MACDを2本のラインで表示できるメリットは
- 視覚的に見やすい
- クロスの判断がしやすい
の2つになります。
視覚的に見やすい
MACDラインを2本のラインで表示することによって見やすくなります。
なぜなら通常のMACDはヒストグラムで表示されておりますが、ヒストグラムのチャートは日本人にあまりなじみがないからです。
有名なRSI、CCI、ストキャスティクスといったインジケーターはすべてライン表示ですよね??
MACDはオシレーターとトレンド系のいいとこどりをした非常に優秀なインジケーターですが、見づらいから導入していなかった・・・
という方も多いでしょう。
そんな方にMCはとてもおすすめのインジケーターになります。
トレードする際に少しでもストレスを減らしてあげることはとても大事です。
ヒストグラムが少しでも見づらいと感じている方は、変えてみる価値はあると思います。
MACDクロスの判断がしやすい
MACDはメイン線(ヒストグラム)とシグナル線(ライン)の2本線で構成されていますが、これら2本の線がクロスしたタイミングをエントリータイミングにしている方は多いと思います。
しかしヒストグラムとラインのクロスって少し見ずらいです・・
僕自身もMACDクロスをエントリーの条件の1つにしていた時がありましたが、見づらいな・・・と常に感じておりました。
MCでは2本のラインで表示してくれるため、クロスのタイミングがとてもわかりやすいです。
これら2つを簡単に言うと、MACDを2本の線で表示した方が圧倒的に見やすいということです。
FXトレードでは一瞬の判断が求められるので、見やすさもとても大事だと僕は思います。
MCインジケーターのダウンロード・設定方法について
MCインジケーターはこちらからダウンロードできます。
ダウンロードしたらzipファイルを解凍して、MC-MT4インジケーター.ex4ファイルをMT4の「Indicators」フォルダに入れます。
MT4を再起動すると「ターミナル」にMC-MT4インジケーターがあるため、そちらをチャートに入れましょう。
こちらでダウンロード、起動までは終わりになります。
次に設定方法を解説していきますね。
FastEMA | 短期移動平均線(EMA)の期間 |
SlowEMA | 長期移動平均線(EMA)の期間 |
SignalEMA | シグナル線の期間(MACDの単純移動平均線のこと) |
設定方法は通常のMACDと同じです。
ちなみに MACD=短期EMA-長期EMA なので覚えておくとよいですね。
ラインの色や太さも変更ができますよ。
0→メイン線(MACD)
1→シグナル線
になりますのでこちらもお好みで変更して下さい。
MCインジケーターの使い方について
MCインジケーターの使い方はMACDと同じです。
MACDの値が0以上の時に買いが強く、0以下の時売りが強いです。
またメイン線がシグナル線を下から上に抜いた時、ゴールデンクロスといい、買いのサインです。
逆にメイン線がシグナル線を上から下に抜いたとき、デッドクロスといい、売りのサインになります。
基本的にはこの2点を見て取引をしていくのが基本ですね。
ただ、100%反発するわけではないので、他の要素と組みあわせてエントリーするようにしてください。
MCインジケーターをFXで利用した攻略手法とは?
それではMCインジケーターをFXで利用した手法を解説していきます。
ゴールデンクロス・デッドクロスを狙った手法
まずゴールデンクロス・デッドクロスを狙った手法を紹介していきます。
この手法は逆張りの手法のため大きなトレンドができているときはエントリーしないでください。
条件は
- メイン線が0以下でシグナル線を下から上に抜いた時、買いエントリー
- メイン線が0以上でシグナル線を上から下に抜いたとき、売りエントリー
上記の条件でエントリーするのがおすすめです。
ゴールデンクロス・デットクロスは反転のサインですのでそれを狙っていく感じですね。
なぜMACDのクロスが反転のサインかはわかりますか?
それはメインとシグナル線の関係を考えればわかります。
シグナル線とはMACDの単純移動平均線のためメイン線より後に動きがついてくるというためです。
それがクロスしたということは、上昇、下降の勢いが弱まってきているということを示唆します。
写真を見てみると上昇下降の勢いが弱まり、少し反発したところでクロスしているのがわかりますか?
エントリーする際はなんとなくクロスしたからエントリーではなく、なぜここでエントリーするのか??
を明確にし、反省や修正をしていった方が勝率は安定します。
ぜひ実際のチャートでも確認してみてくださいね。
ダイバージェンスを利用した手法
またトレンドの終了を示唆するダイバージェンスを狙った手法もおすすめです。
- 高値が切り上がったときにMACDの高値が切り下げていた時、売りエントリー
- 安値が切り下がったときにMACDの安値が切り上げていた時、買いエントリー
上記の手法もおすすめですね。
MACDのダイバージェンスはトレンドの勢いが弱まっており、そろそろ転換するかな??
というサインのため、ダイバージェンスを活用して逆張りエントリーをするのもおすすめです。
ただ、上記の2つの手法でエントリーを避けてほしい部分が一つだけあります。
強いトレンドができているときはエントリーしない
ということです。
強いトレンドができているときにMACDのクロスやダイバージェンスが起こったとしても、それは単なるトレンドの休憩である可能性が高く、
この手法で逆張りエントリーをしてしまうと、少し休憩した後に再度トレンドに乗ってしまう可能性が高いからです。
例えばドル円5分足ですが、赤枠の上昇トレンド時、青丸の部分の1分足ではMACDのクロスやダイバージェンスが起こっていても、上位足で上昇の勢いが強いからエントリーしないという感じですね。
厳密にいえば、エントリーしてはいけないというわけではありませんが、MACDクロス、ダイバージェンス以外にも別の根拠が欲しいかなと僕は思います。
- レジスタンスサポートラインタッチ
- 安値切り下げ高値切り下げ
上記の要素があり、ダイバージェンス、クロスがあればエントリーしてもいいかなとは思いますが、休憩して再度トレンドになる可能性があるという点は頭に入れておくといいですね。
また上記のダイバージェンスとゴールデンクロス・デッドクロスを組み合わせるのもおすすめです。
ダイバージェンスが起こった後ゴールデンクロス・デッドクロスが起こったときにエントリーをするという手法もエントリーチャンスは少なくなってしまいますがおすすめですね。
MCインジケーターの使い方や攻略法はMACDと同じになります。
しかしMCインジケーターの方が見やすいため、いままでMACDって難しそう・・・
と思っていた方でもすぐに取り入れられると思います。
ぜひ上記の2種類の攻略手法も実際のチャートで確認してみてください。
MCインジケーターに関するまとめ
- MCとはMACDを2本の線で表すことができるインジケーター
- MACDではヒストグラムで表されるがMCインジケーターはラインのためとても見やすい
- 見やすいことは一瞬の判断が必要なFXトレードにとっては重要な要素
- MCの値が0以上の時買いが強く、0以下の時売りが強い
- メイン線がシグナル線を下から上に抜いた時、ゴールデンクロスといい、買いのサイン、メイン線がシグナル線を上から下に抜いたとき、デッドクロスといい、売りのサイン
- 実際の取引ではゴールデンクロス・デッドクロス・ダイバージェンスを狙って取引をするのがおすすめ
いかがでしたでしょうか?
MCインジケーターはMACDを2本の線で表示させるだけのシンプルなインジケーターですが、見やすさと使いやすさはとてもいいと思います。
ぜひ普段MACDを使っている方はぜひダウンロードしてみてください。
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