ポイントアンドフィギュア(P&F)というチャートを聞いたことはありますか?
インジケーターでも使いやすいものが多く、通常のチャートをみるのとはまた違った視点から分析を行うことができます。
通常のインジケーターでは、もともとあるチャート相場に付随していろいろなラインを引いたりしますが、チャート相場そのものが別のものをみるということですので、初めての方は少し抵抗があるかもしれません。
昔からあるものではありますが、なかなか使ったことがないという方も多いと思いますので、今回は実際にポイントアンドフィギュア(P&F)の詳しい概要や使い方について紹介していきたいと思います。
目次
ポイントアンドフィギュアとはどんなFXインジケーター?
ポイントアンドフィギュア(P&F)は昔から人気のあるテクニカル分析法です。
欧米発祥の分析法であり、相場における「価格の動き」を○と×で表現し、パターン分析であったりトレンド分析などにも活躍します。
時間足は問いませんが、比較的スイングトレードなど中長期のトレードスタイルにおいてもかなり有効です。
インジケーターではなくとも、証券会社のチャート表示機能によってはポイントアンドフィギュアでのチャートを確認できるところもあります。
MT4でポイントアンドフィギュアを使用したい場合には、ポイントアンドフィギュアインジケーターを使用する必要がありますので、無料のインジケーターで良いのでダウンロードしましょう!
「Cute_PointAndFigure」というインジケーターは、テンプレートファイルも入っていて使いやすいかなと感じました。
様々なインジケーターがありますが、基本的な見方は同じですので使いやすいインジケーターをMT4に導入してみましょう。
特殊な部類のインジケーターですので、とっつきづらいかと思いますが、1つずつ覚えていけば大丈夫です。
MT4チャートでの見方について
少しややこしいかもしれませんが、ポイントアンドフィギュアのチャートでは「×」が上昇、「○」が下落となっています。
こちらの画像のインジケーターは、冒頭紹介させていただいた「Cute_PointAndFigure」というインジケーターの「Cute_PnF_xo_paper_view.tpl」のテンプレートを使用しています。
画像内のポイントアンドフィギュアは1時間足に適用させたものですが、この○と×は価格の上昇下降によってのみ右に進んでいきます。
また、四角のマスについては、設定により10銭毎、20銭毎などの指定を行いますが、時間足によっては○と×が増えすぎてしまうものもありますので、丁度いいくらいの価格で設定しましょう。
ポイントアンドフィギュアでは、○だけの列と×だけの列がありますが、例えばマスの幅を10銭に設定した場合、価格が10銭上がるごとに一つ×が追加されていきます。
そして次の列に移るタイミングですが、×列と○列の間に必ず1マス空いているのがわかりますでしょうか?
×列から○列へ移る時には1マス下へ、○列から×列へ移動するときには1マス上へ移動しています。
また、最低○と×は3個以上から形成されますので、×の列から○の列へ移る時には下に3マス、○列から×列へ移動するときには上に3マス移動した価格から列が形成されます。
ちなみにこのことを「3枠転換」と呼びます。
用語自体は覚えていなくとも大丈夫ですが、このようにチャートが動いていくということは頭に入れておきましょう。
つまりここでは30銭分反対に動いた時に次列が形成されるということですね。
少し難しいですが、時間で切り替わるというチャートではなく価格の動きによって進んでいくチャートなのです。
ポイントアンドフィギュアの使い方について
では、ポイントアンドフィギュアを使用するにあたって、いくつか手法がありますのでここで紹介させていただいたきます。
ダブルトップ型、ダブルボトム型
上画像がダブルトップ型になりますが、価格上昇が×ですので上昇目線の時には2つ前の×列を確認し、直近の高値のマスが「買いライン」になります。
買いラインを過ぎたら、ロングポジションを入れるというようなイメージです。
視覚的にすぐ判断できるので簡単ですね!
こちらがダブルボトム型になります。ダブルトップ型とは反対に下降の○列をみていきます。
現在の○列から2列前の○列をみて、その底値のマスが売りラインということになります。
このラインを下に抜けた時にショートポジションを入れるというようなイメージです。
単純作業のようですがかなり有力な手法ですので覚えておきましょう!
カウンティング手法
主に使用されるカウンティング手法は、「水平カウンティング」という考え方です。
この手法では相場がもみ合った時に、その後どのくらいまで価格が上下するのか予想することが出来ます。
画像は極端な例ですが、○列と×列がもみ合っている時、その後大きく価格が上下する可能性が高いです。
通常の相場でもレンジを組んでいると、力をためている状態という考え方がありますよね?そのようなイメージです。
計算方法は、「もみ合った横列の数」×「枠転換数(3)」で出すことが可能です。
つまりこの時の場合、「4列もみ合い」×「枠転換数(3)」で「12」という数字を導くことができました。
ということは、12マスくらい下降していく可能性が高いということですね。
画像のように丁度になるケースは少ないですが、大体この数字くらいまで上昇または下降するかもしれないという様に目安を立てることが可能になります。
また、他にも様々な手法がありますが、主に使用しやすいかなと思う手法は以上です。
他の手法は少し応用編ですので、もっと気になるという方は詳しく調べてみましょう!
ポイントアンドフィギュアで損切りをするタイミングについて
損切りポイントについては様々な意見がありますが、個人的にも有効でわかりやすいと思うのが「値幅で決めておく」というものです。
時間足によっても変わりますが、しっかりと損切ラインを決めておくことで安定した売買が出来るようになります。
値幅の設定のおいては、少し幅を持たせておくと結局損切せずに利益方向へ相場が進むということもありますし、狭く設定しておけばポジションをすぐに手放してしまいますが大きな損益は出にくくなります。
ポイントアンドフィギュアのチャートだけをみての損切判断は最初のうちは少し難しいので、他のインジケーターと組み合わせたりするのも有効な手法です。
ポイントアンドフィギュアFXインジケーターに関するまとめ
ポイントアンドフィギュアについて、慣れないものではあっても中身さえ理解出来てしまえばそこまで難しいものではないと思います。
慣れないものを覚えるのは難しいことですが、食わず嫌いせずに知識を蓄えておくことで勝率アップに必ずつながります。
実際にポイントアンドフィギュアのインジケーターを使用してみたり、ポイントアンドフィギュアの表示の出来る証券会社を利用してみることで更に理解を深めてみましょう!
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