マネーパートナーズは、東京証券取引所のジャスダックに上場するマネーパートナーズグループ運営のFXです。
少額取引ができるだけでなく、株式を証拠金として利用できる点があるのも特徴です。
そこで今回は、マネーパートナーズとはどんなFX会社なのかを説明し、メリットやデメリットを解説していきます。
さらに気になる評判についても紹介します。
こんな方におすすめ
- 大手のFX会社で取引をしたい人
- セミナーで学びながら取引したい人
- ニーズに合わせて取引方法を変えたい人
- 自動売買の運用を考えている人
目次
マネーパートナーズの基本情報
最初にマネーパートナーズの基本情報を表で見ていきましょう。
マネーパートナーズには、FXnanoとPFX(パートナーズFX)の2種類の口座があるため、それぞれ紹介します。
最低取引単位 | 100通貨(nano)/1万通貨(PFX) |
基準スプレッド(米ドル/円) | 1回の注文量5万通貨まで0.0銭(nano)/0.4銭(PFX) |
スワップポイント(米ドル/円) | 買+0.01、売-1.49(nano)/買+1、売-96(PFX) |
通貨ペア | 18ぺア(nano)/24ペア(PFX) |
取引手数料 | 無料 |
口座数 | nanoとPFXの2口座あわせて34万8,893口座(2022年4月時点) |
このように口座の種類によってスペックが異なります。
最低取引単位は、nano口座がわずか100通貨単位から取引ができます。
例えば、米ドル日本円であれば、100米ドル(約13,000円)からスタートできます。レバレッジを25倍にすれば、わずか4米ドル(約520円)からでも取引が始められます。
少額からできるのは大きな魅力といえるでしょう。
もちろん、通常のPFXでも同様にレバレッジをかければ約5万円から始められます。
最低スプレッドも見ていきましょう。
スプレッドとは売値と買値との差のことで、この差が大きいほど取引の利益が出しにくくなります。
マネーパートナーズは、nanoの場合1回の注文が5万通貨以内であればスプレッドがありません。
PFXでも0.4銭とかなり狭めになっているので利益が出しやすいFX会社といえるでしょう。
スワップポイントは、FXの金利のことで、毎日少額が金利となって処理されます。
ただし、政策金利の高い国の通貨を持っている時は金利がプラスになりますが、金利の低い国の通貨を持っている時は金利がマイナスになり、手数料のように取られていきます。
マネーパートナーズでは、nanoを利用すると、このスワップポイントがどちらのポジション(金利の高い通貨、低い通貨のどちらをもっていても)でも少なめのスワップポイントです。
そのため、スワップポイントに惑わされることなくFX取引に専念できます。
通貨ペアを見ていくと、マネーパートナーズのPFX口座は、標準的な通貨ペア数ですが、nanoの場合は若干少なめです。
この点は、マイナーな通貨ペアを取り扱う予定がなければ、そこまで不自由はしないでしょう。
取引手数料が無料なのは、うれしいポイントです。
取引手数料が発生するFX会社がある中、マネーパートナーズでは無料で取引できる環境が用意されています。
これは、余計な出費がなくトレードできる点でも、メリットといえるでしょう。
口座は、PFX口座とnano口座が用意されています。
この2つの口座については後述していきます。
さらに口座数も34万口座を超えており、これは国内のFX口座数としては、かなり多い口座数と言えます。
このようなスペックを持つマネーパートナーズについて次の項目で特徴を紹介していきましょう。
マネー パートナーズは自動売買はできない
マネーパートナーズは、自動売買ができません。ただ、自動売買に近いトレードは可能になっています。
その理由は連続予約注文が存在します。
連続予約注文とは、マネーパートナーズで用意されている機能で、レンジ幅の決定と連続予約を設定することによって、条件にあったタイミングで売買するものです。
この仕組みは、新規注文と決済注文を1つのセットに設定して注文する方法です。
例を挙げると、米ドル円を130円で購入し、131円で利益確定の売り決済をするといった注文ができます。
マネーパートナーズでは、この連続注文を最大20回まで設定可能です。
この連続予約注文をしておくことで、自動で利益確定し次第、売っていきます。
ちなみに自動売買ツールでも似た売買方式のものがあり、IF-DONE(イフダン注文)と呼ばれています。
この方式は、基本的な自動売買として利用されることも多いため、マネーパートナーズの連続予約注文は、自動売買機能として十分活用できるものと言えるでしょう。
マネーパートナーズのメリット
マネーパートナーズのメリットは、次の6つが挙げられます。
- スペックの異なる2つのFXサービスがある
- スプレッドが狭い
- 豊富な取引ツールで状況に合わせた取引が可能
- 約定力が高い
- 低リスク・少額でFXを始められる
- 代用有価証券サービスがある
もちろん、これ以外にも魅力的なメリットが多くありますが、ここでは主なメリットである6つについてそれぞれ解説していきましょう。
スペックの異なる2つのFXサービスがある
マネーパートナーズにはパートナーズFX(PFX)とパートナーズFX nano(nano)の2つのFXサービスがあります。
これらの違いとして簡単に説明すると、気軽にできるnanoと本格的にトレードできるPFXといった位置づけです。
nanoは、わずか100通貨単位から取引でき、ロスカットの証拠金維持率が100%と高めに設定されている点が特徴です。
100通貨単位は非常に少ない資金で取引できるため、小遣い程度の予算でも利用できます。
また、ロスカットの証拠金維持率が100%で発動するので、預けたお金よりも損失が大きくなる前に取引がストップしやすく、追加で証拠金の入金を求められる事はありません。
ただ、取引上限が一日1億通貨までなので、本格的なFXの運用を行うには、制限があります。
一方、PFXは本格的なトレードが可能です。
最小取引単位が1万通貨ですが、通貨ペアも24通貨と多く、取引数量の上限もありません。
また、ロスカットは証拠金維持率の40%以下なので、追加証拠金が発生するリスクがあるものの、ロスカットが発生しにくいため、含み損をある程度抱えていても取引が継続できます。
あと少しで利益が出るのにロスカットで止まってしまったということも起きにくいでしょう。
このように性格の違う2つのサービスを使い分けて取引できるのがメリットです。
スプレッドが狭い
スプレッドが狭いのもマネーパートナーズのメリットです。
常に一定のスプレッドを維持しているわけではありませんが、平常時は狭いスプレッドで運用されています。
nanoに至っては、米ドル日本円の通貨ペアでスプレッドが0.0銭になっているタイミングも多くあります。
これによって利益をより出しやすい環境を提供しているといえるでしょう。
もちろんマネーパートナーズFXの口座でもスプレッドは狭い傾向にあるので、こちらも取引が有利です。
通貨ペアによってスプレッドは変わるものの全体的に狭いものが多いため、取引面でメリットがあります。
豊富な取引ツールで状況に合わせた取引が可能
マネーパートナーズには、独自の高機能取引ツールを用意しています。
それは次の3つです。
- HyperSpeed Touch/nano
- クイック発注ボード
- HyperSpeed NEXT(HyperSpeed)
HyperSpeed Touch/nanoは、スマートフォンやタブレットで利用できるアプリです。
チャートを見ながらの高速注文や決済同時発注機能によって安定した注文やイージーミスを予防してくれる特徴があります。
機能もスマートフォンやタブレットに最適化されているので操作しやすいものになっています。
iPhone、Android、iPadといった環境でも取引している方は利用してみましょう。
クイック発注ボードはタブレットに特化した取引ツールです。
インストールなしで利用できることや一画面に集約されたレイアウトで取引しやすいのが特徴です。
画面移行が不要で最短1タップで取引できるのも便利なツールといえるでしょう。
HyperSpeed NEXTはパソコン向けの本格的な取引ツールです。
売買のシグナル表示やバックテスト機能、さらには予約注文の自動化ができるストラテジーを構築したりといった機能もついてます。
プロも納得の高機能な取引ツールといえるでしょう。
ただし、HyperSpeed NEXTとHyperSpeedはnano口座に対応していないので注意しましょう。
約定力が高い
マネーパートナーズは、約定力の高さもメリットです。
取引処理を行うサーバーが急な情報を一気に処理できないといった事はありません。
強力な処理を行える体制になっているので、注文をすればほとんどすべての注文が期待したタイミングで通ります。
また、ロスカットもかなり迅速に発動するので、損失も最小限で抑えられる点も頼もしいポイントといえるでしょう。
低リスク・少額でFXを始められる
マネーパートナーズは、nano口座を利用すると少額でFXが始められます。
しかもロスカット発動のための証拠金維持率が高めになっているので、大きなリスクになりがちな追加証拠金の発生もほとんど出ないようになっています。
このように初心者でも気軽に利用できるnano口座が用意されている点もメリットです。
代用有価証券サービス
意外に知られていないのが代用有価証券サービスです。
これは、マネーパートナーズに売る予定のない株を預けておくと、その株の評価額の70%を利用してFXが始められます。
手元に資金がなくとも株式を用意すれば気軽にスタートできるのは大きなメリットといえるでしょう。
マネーパートナーズのデメリット
マネーパートナーズには残念ながら、少なからずデメリットがあります。
それは次の3点です。これらについて解説していきましょう。
- デモトレードがない
- 電話サポート時間が平日18時まで
- スワップポイントが低め
デモトレードがない
マネーパートナーズにはデモトレードがありません。
デモトレードは実際にお金を投資せずに利用できる取引モードですが、マネーパートナーズでは用意されていないのです。
初心者だけど実際の取引がどんなものか分からないからデモトレードで練習したいということはできません。
ただ、nano口座で少額の取引をすれば、数百円程度といった多少のコストが発生するものの、デモトレードに近い体験ができるでしょう。
電話サポート時間が平日18時まで
マネーパートナーズは電話サポートを実施していますが、平日の18時までしか対応していません。
週末の深夜や土曜日の早朝専門でトレードしているけど、分からないことを聞こうと思ったら電話サポートがお休みだったというケースもあります。
スワップポイントが低め
マネーパートナーズは、スワップポイントが低めに設定されています。
マイナスになった場合もそこまで大きな出費にならないというメリットがある反面、スワップポイントで稼ぎたいという方にとってはデメリットが大きいといえるでしょう。
マネーパートナーズの評判・口コミ
最後にマネーパートナーズの評判や口コミについて解説していきます。
マネーパートナーズは良い評判もあれば悪い評判もあります。
良い評判・口コミ
最初にポジティブな評判や口コミを紹介します。
「スプレッドが比較的安定しているので、その点は非常に安心信頼できるFX会社と感じる。」
「サーバーの強さはピカイチ。指標発表や取引量が少ない時間帯はさすがにスプレッドは広がるが、それ以外の通常時は他と比べても広がりにくい」
「最初は少し複雑で使いにくいと感じますが慣れるとMT4※より機能的で使いやすい素晴らしいツールです。」
※世界的に有名な取引ツール
スプレッドの安定性と約定力の強さ、そして取引ツールの使いやすさに定評があります。
悪い評判・口コミ
「ここ数年でスワップ金利が非常に低くなっています。他の会社と比べてみると低水準なのが分かります。」
「スキャ、デイトレなど短期売買を考えてる人は注意したほうがいいです。他の人も書かれてますが、警告無しに突然口座凍結されるみたいです。」
スワップ金利(スワップポイント)が低い点はデメリットでもお話ししましたが、口コミでも評判が悪い点も出てきました。
また、スキャル(スキャルピング)やデイトレ(デイトレード)といった数秒おき、あるいは数分おきに短期売買するスタイルで取引している方は、マネーパートナーズに対して極度に負荷を与えることを意味します。
こういった頻繁な取引をしすぎると口座凍結されるので注意しましょう。
マネーパートナーズのまとめ
マネーパートナーズは、大手のFX会社です。
nano口座とPFX口座の2タイプから選択できるなど、トレードのスタイルで選べる点もメリットといえるでしょう。
それぞれの良さを確認しつつ、無理なスキャルピングやデイトレードを控えることで、安定したトレードができるFX会社です。
早速nano口座を開設して少額取引でマネーパートナーズのFXを体験してみましょう。
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