N値・E値・値幅観測論とは?計算法やFXでの活用法をご紹介!

今回は、N値・E値・値幅観測論について記事を書きました。

値幅って聞いたことはあるけど、どのように活用すればいいかわからない。

という方も多いと思います。

一見難しいと思われがちの値幅ですが、覚えてしまえば割と簡単でかつ使いやすいのが値幅です。

使っていない方は取り入れることでトレードの幅が広がること間違いなしですので、この記事を最後までご覧になって下さい。

 

N・E・値幅観測論とは?

 

相場の世界はレンジ→トレンド→レンジを繰り返します。

しかし、上昇する場合も一直線で上昇するわけではありません。

必ず一旦下がって押し目というものを作って上昇していきます。

 

トレンドが発生した時に値幅を使って、どこで反発するのか予測するのが値幅観測論になります。

値幅観測論の基本は過去の高値安値の値幅を元に未来の反発点を予測していくのが基本です。

 

値幅観測論には3つのルールがあります。

 

●安値から高値、高値から安値を一つの値幅とする

●過去に出現した値幅は未来も出現する可能性が高い

●過去に出現した値幅を元に、サポート・レジスタンスラインを予測することができる

 

この3つのルールがあります。

 

このルールにのっとって値幅を計算していくのが基本です。

値幅計算でよく使われるのが、フィボナッチ、N・E計算になります。

フィボナッチとN・E計算は少し別のものになりますので今回はN・E計算を詳しく紹介していきます。

フィボナッチとは?FXでの数値設定から使い方や計算について解説!インジケーターの種類も!

2019年7月2日

 

なぜ値幅を意識することがFXで重要なのか?

 

なぜ値幅を意識することが大事なのか?

過去の値幅を活用して、未来の反発点を予測するのはわかったけどなんで大事なのでしょうか?

その理由を説明していきましょう。

 

明確な利確目標を立てられる

 

FXで値幅を計算することの重要性は、明確な利確目標が立てられる点です。

 

FXをしていて迷うのが

「利確損切をどこですればいいのか?」

という点です。

 

損切はシナリオ通りにいかなかった場合は損切りをすればいいのですが、利確をどこですればいいかは迷うところです。

利確ポイントの目安として値幅をつかえばいいのです。

 

 

こんな感じで値幅を活用してどこで利確をするのか目標を決めることができます。

多くのトレーダーが利確目標としてN・E計算・フィボナッチエクスパンションなどを活用しています。

上の写真ならば黄色のラインで売り勢が利確されやすいのです。

 

利確されるということはどうなるのか?

反発しますよね?

ということは反発されるポイントで利確をすることで1波の底で利確をすることができるのです。

 

FXでは勝率も大事なのですが、どこで利確するのかも非常に大事です。

まだ伸びるだろう、そろそろ反発しそう、で利確していては利益が安定しないです。

そのためこのようにしっかりと値幅などを活用して利確目標を決めておくのが重要です。

 

そうすることで利益を安定することができますし、ルール通りに取引していけばいいだけですので、精神的にも楽だと思います。

感覚でエントリーしていると精神状態などに応じて感覚が変わってしまいます。

それでは安定しませんし、精神的にも疲れてしまいますよね。

最初にある程度ルールを決めておいてそれ通り取引をする。

これがFXにおいて一番大事なことです。

 

逆張りエントリーをする際の目安になる

 

値幅を活用するメリットはもう一つ、逆張りの目安になることです。

未来の反発点を予測することで逆張りを狙い際の目安となります。

一気に下がったり上がったりしたときはエントリーの準備ではなくて、値幅を計算してみる。

まだ目標地点まで距離があればエントリーすればいいですが、目標付近だった場合順張りエントリーはやめて逆張り目線に切り替える。

ライン付近で反発を確認出来たらエントリーといったイメージが大切です。

トレンドが出来たからエントリーではなくて、トレンドが出来た時はまずどこまで伸びるのか値幅を当ててみる。

これが大切です。

値幅を当てる癖を付けたらトレンドが出来たから焦ってエントリーをして反発してしまい負けてしまうというケースは減らせること間違いなしです。

 

待つトレードを覚えることができる

 

値幅を活用するもう一つのメリットは、

「待つトレード」を覚えることができる点です。

 

勝てないトレーダーはルールを守れないといいますが、その通りだと思います。

ルール通りのタイミングが来るまで待てないと、変なところでエントリーをしてしまい負けてしまいやすいです。

そのため待つ癖を付けるのが大切です。

その時使えるのが値幅です。

値幅を引いておいてそのラインまで待つ。

この癖をきちんとつけるのが大事です。

 

N計算・E計算の仕方について

 

N計算E計算の仕方について解説していきましょう。

一般的なMT4を使った値幅計算法をご紹介していきますね。

おおよそですが、写真のようにやっていきます。

見ていただくとわかるのですが、必ずしもビタ止めで反発されるわけではありません。

あくまで目安として見てください。

 

値幅を合わせるときは四角形を活用します。

「挿入」→「図形」→「四角形」でだせます。

 

まずはN計算はトレンド(高値切り上げ、安値切り上げ)ができた時、その1波目の高安に四角形を作ります。

高安に四角形を作れたらそれを安値に持ってくる。

四角形の上の部分がレジスタンスラインとして意識されやすい。

これがN計算ですね。

 

もう一つはE計算です。

E計算はダブルトップ・ダブルボトムなどの転換パターンが出現した時によく使われます。

四角形を作る場所は左側の高安で測ることが一般的です。

四角形はCtrl押しながらドラッグするとコピーできます。

作った四角形を2つ重ねるようにすればE計算の完成です。

 

どちらも非常に簡単ですがこのように到達目標が決まっていたら無駄なエントリーが減ると思いませんか?

トレンドが出来たらとりあえず順張りではなくて到達目標を見てからエントリー判断をする。

これが非常に大事なことです。

まずはあなたのMT4でもやってみてください。

 

FXにおける値幅の活用法をご紹介!

 

値幅を活用したFX手法を見ていきましょう。

先ほどの写真を例にしていきますね。

 

基本はレンジブレイクで順張り、N/E計算で利確目標を決めるという手法が一般的ですね。

完全に天底をとれているわけではないですが、明確なルールがあるためわかりやすいのでおすすめです。

 

上がってもしもじレンジを作って再上昇→順張り

利確目標はN計算で決める

 

上昇5波終了後ダブルトップ出現、もじもじレンジを作った後ネックラインを下ブレイク→順張り

利確目標はN計算で決める。

 

これだけです。

ルールがめちゃめちゃ簡単ですが優位性は高い手法になります。

このように値幅を活用しエントリー→利確ポイントを決めることで機械のようにエントリーをすることができるようになりますよ。

 

まとめ

 

ラベル名
  • トレンドが発生した時に値幅を使ってどこで反発するのか予測するのが値幅観測論

 

  • 値幅計算の方法として、N/E・フィボナッチを使うのが一般的

 

  • N/E計算で値幅を計算する際は四角形をコピーして計算するのがおすすめ

 

  • トレンド発生でエントリー、値幅を使って利確目標を決めるとよい

 

値幅を使って未来の反発点を予測することで

「待てるトレード、ルール通りエントリー」

の癖が身につくためおすすめです。

 

今まで感覚でエントリーしていたという方はこの値幅、特に今回紹介したN・E計算は基本ですので、ぜひマスターしてください。

まずは実際にあなた自身でN計算E計算を四角形を出して未来のレジサポを予測することが大切です。

実際にやってみればあとはルールを決めて取引していくだけ。簡単ですね。

ぜひチャレンジしてみてください。

 

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