どうもバカポンドです。
トレンドの強弱を示してくれるのが「アルーンオシレーター(Aroon Oscillator)」というインジケーターですが、知名度はそこまで高くありません。
しかし、利用してみると、見やすく分かりやすいことから、選ばれているトレーダーもたくさんいます。
トレンドの強弱を確認するのはFXで重要なこと、インジケーター選びも自分に合ったのを選択することがおすすめなので、色々なオシレーター系を試してみましょう。
今回の記事では、「アルーンオシレータのFXでの使い方や設定方法から攻略手法」までを解説していきます。
目次
アルーンオシレーター(Aroon Oscillator)とは?
アルーンオシレーター(Aroon Oscillator)は、1995年にトゥーシャー・シャンデ(Tushar Chande)氏が開発したインジケーターです。
現在の為替にトレンドがあるのか?、ある場合はどのくらいの強弱なのか?を見やすく表示してくれます。
アルーン(Aroon)とは、サンスクリット語(古代~中世にかけインドや東南アジアで使用された言語)で「夜明けの光」を意味しており、新しいトレンドを見極めるという意味で名付けられたようです。
アルーンオシレーター(Aroon Oscillator)の計算式について
アルーンオシレーターの計算式を知るためには、元になているアルーンインジケータ―の計算式を理解しておくことが必要です。
まずはアルーンアップの計算式から確認してみましょう。
(n-過去n日中の最高値からの経過日数)/n×100=「アルーンアップ」
次にアルーンダウンの計算式です。
(n-過去25日中の最安値からの経過日数)/n×100=「アルーンダウン」
最後にアルーンオシレーターの計算式を見てみましょう。
「アルーンアップ」-「アルーンダウン」=「アルーンオシレーター」
計算式からも分かるようにアルーンオシレータは、アルーンをもとにして導き出しています。
アルーンインジケータはトレンドの転換点を知るために利用するインジケーターであり、そこからトレンドの強弱を表示してくれるのがアルーンオシレーターとなるのです。
アルーンオシレーター(Aroon Oscillator)のダウンロード方法
アルーンオシレーターは、MT4に標準装備されていないインジケーターです。
最初に認知度が低いと説明しましたが、MT4に元から入っているインジケーターを利用する人が多いことからが理由になります。
アルーンオシレーターは、無料でダウンロードできるインジケーターです。
有料ツールではありませんので、無料で利用できるインジケーターは、どんどん試してみることがおすすめです。
まずは検索サイトで「アルーンオシレーター(Aroon Oscillator) ダウンロード」と検索してみましょう。
探すと色々なアルーンオシレーターが見つかりますが、計算式が一緒であれば、見た目が違うだけなので気にしないようにしてください。
次は、ダウンロードを開始します。
簡単な方法はサイトからファイルを見つけたら右クリックし、「対象をファイルに保存」をクリックし、デスクトップに保存したらダウンロードが完了です。
デスクトップに「.ex4」か「.mq4」のファイルがダウンロードされていれば成功であり、もし圧縮ファイル表示されたのであれば、解凍してから利用するようにしましょう。
サイトからアルーンオシレーターをダウンロードするのは簡単です。
次はダウンロードしたファイルをMT4に入れ、使用できるように設定していきます。
MT4でのアルーンオシレーター(Aroon Oscillator)の設定方法について
それでは、先ほどダウンロードしたファイルをMT4に入れていきましょう。
まずはMT4を開いてください。
次にファイルから「データフォルダを開く」を選択します。
データフォルダが開いたら、いったんMT4は一旦閉じておきましょう。
ほとんどの方が「.mq4」ファイルをダウンロードしているはずですが、この場合は再起動をしないと入れたインジケーターを利用できないので、予め閉じておくことをおすすめします。
データフォルダが開いたら「MQL4」→「Indicators」の順番で開いていきましょう。
その中に、先ほどダウンロードしたファイルを入れるだけで完了です。
あとはデータフォルダを閉じて大丈夫です。
再度、MT4を開いてください。
MT4が再度開いたら、チャートにアルーンオシレーターを表示させます。
「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」→「先ほどダウンロードしたアルーンオシレーター」の順でクリックしていきましょう。
すると、アルーンオシレーターの設定画面が表示されますが、数値はデフォルト通りで問題ありません。
好きなラインの色を選択したら「OK」をクリックしてください。
サブ画面にアルーンオシレーターが表示されれば完了です。
MT4にダウンロードするのが難しそうと思われいる人もいるようですが、結構簡単に入れることができます。
この方法でいろいろなインジケーターを試してみましょう。
FXでのアルーンオシレーター(Aroon Oscillator)の使い方や見方を解説!
まずはアルーンオシレーターの見方から確認していきましょう。
アルーンオシレーターは100~-100の間で推移していくインジケーターであり、表示されたラインの位置でトレンドの強弱を知ることができます。
・+100に近ければ近いほど強い「上昇トレンド」
・-100に近ければ近いほど強い「下降トレント」
このように判断することができます。
見方は非常に簡単なインジケーターです。
そのため、一度試してみると、利用し続けてしまうインジケーターであります。
アルーンオシレーターの使い方は、0ラインを越したタイミングになります。
・アルーンオシレーターが0ラインを下から上に突き抜けたら「買いのシグナル」
・アルーンオシレーターが0ラインを上から下に突き抜けたら「売りのシグナル」
非常に単純な使い方となっていますが、これだとシグナルの回数は非常に多くなります。
そのため、アルーンオシレーターは単体で利用するよりも、サポートとして自分の好きなインジケーターと組み合わせ利用することがおすすです。
アルーンオシレーターを利用した攻略手法とは?
アルーンオシレーターを利用でFXを攻略するのであれば、やはりオシレーター系ならではの手法、「ダイバージェンス」を利用することがおすすめです。
価格のもみ合いから、ダイバージェンスが発生した付近で、0ラインを突き抜けた場合にエントリーを行っていく攻略法となります。
この場合も、最高値や最安値を意識しておくことが大切です。
安値をもみ合いしたあとのダイバージェンスから、0ライン突破は信頼が高くなるので、このタイミングを逃さないようにしましょう。
もみ合いを起こしている場所にラインを入れ、意識していると決済もしやすくなります。
また、必要と無くなったラインは消しておくようにしましょう。
表示し続けると、かえって見にくくなるので注意が必要です。
MT4で表示されているチャート画面で、意識されなくなったラインは不要となります。
また、アルーンオシレーターを利用するときは、1H以上でチャート表示しておくと、FXにはちょうどよいはずです。
他には、ボリンジャーバンドを利用すると相性もよく見やすくなります。
ボリンジャーバンドのσラインが並行であれば、レンジ相場と判断ができるので、そのときはエントリーを行いません。
ボリンジャーバンドがエクスパンションを起こし、アルーンオシレーターが0ラインを超えたらエントリーを行う手法です。
アルーンオシレーターはトレンドの強弱を計るのもで、レンジ相場の見分けは難しくなります。
そのため、他の相性の良いインジケーターとの組み合わせた攻略手法が、おすすめとなるのです。
ボリンジャーバンドで相場の状態を確認し、アルーンオシレーターでトレンドの強弱を確認するというわけです。
また、3本の移動平均線を利用すると、決済のタイミングを取りやすくなります。
緩やかな上昇トレンドでは、移動平均線も緩やかな角度でパーフェクトオーダーを形成するはずです。
上昇のパーフェクトオーダーを形成しているときには、中期のラインでローソク足がもみ合い、アルーンオシレーターが0ラインを下から上に突破すれば、買いでエントリーを行います。
このときは、中期の移動平均線がサポートラインになりますので、もしローソク足が割った場合は決済を行う手法です。
アルーンオシレーター(Aroon Oscillator)に関するまとめ
あまり多くのインジケーターを表示しすぎると、かえってエントリーをしにくくします。
FXを始めたばかりの人は、あれもこれもとインジケーターを表示せず、相性の良いものを2つか3つ表示させておくと見やすくなるでしょう。
また、ローソク足を意識した必勝法は、チャート画面を見やすくし素早い対応ができることから合わせて利用するとエントリータイミングを逃しません。
とくにFXの場合は、底値圏や高値圏でエントリーをするのが大事です。
もし、底値圏で陰線のカラカサ(ローソク足実態が小さくヒゲが下に長い)が出現したら、かなり信頼性の高いエントリーポイントになります。
この時はカラカサが出現した箇所にラインを引いておき、アルーンオシレーターが0ラインを下から上に突破したとき買いでエントリーすれば、大きな利益を得られる可能性が高くなるのです。
さらに、チャートにラインを引きながら行う取引は、自分がチャート分析できるようになったという実感にもなります。
トレンド系のインジケーターはタイミングが遅くなるので、たとえ移動平均線が下降のパーフェクトオーダーを形成していても、買いでエントリーすることができるのです。
ローソク足の動きとアルーンオシレーターを組みあせた手法は、早いエントリーが行えるのでより多くのpipsを得ることができるようになります。
ただ、見極めるのにはそれなりの経験が必要となるので、最初から攻めたエントリーを行うのではなく、徐々に慣れていくようにしましょう。
先ほどの攻略法で最初に解説した、ローソク足のとの組み合わせが一番おすすめです。
慣れていない場合は、インジケーターを表示させる手法を選択するべきですので、自分のレベルにあせた手法で取引を行いましょう。
最初はインジケーターを利用するべきです。
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