今回はMT4で使えるトラリピ系EAについて記事を書きました。
長期投資で運用ができることで話題になったリピート系の自動売買システム「トラリピ」ですが、システムがよく分かっていない方も多いと思います。
トラリピって何?という方から、トラリピをMT4で行いたいという方などのためにこの記事を書きましたのでぜひご覧ください。
目次
トラリピ系自動売買(EA)とは?
トラリピ系EAとは、マネースクエア社が提供する「トラリピ」という自動売買システムを、MT4で使用できるように改良したものになります。
トラリピは指定したレンジの範囲内で売り買いを繰り返し利益を上げていく手法になります。
為替は一定の幅の価格を推移しやすい傾向にあるため、その特性を活かして安値で買い、高値で売りを繰り返すようにし、継続的に利益を上げる手法になります。
トラリピはマネースクエア独自の売買手法なのですが、とてもシンプルでわかりやすいということから他の人が真似してMT4で使えるようにしたのがトラリピ系EAです。
設定が簡単で、一度設定が終わってしまえば、後は基本放置で運用することができるためとても人気です。
またMT4で使用できる自動売買にすることにより、いろいろな証券会社で使用することができるのも特徴です。
トラリピ系自動売買(EA)の特徴について
トラリピ系自動売買(EA)の特徴についても解説していきましょう。
まずは特徴を知ることが大切です。
設定が簡単で放置で運用できる
トラリピ系EAは設定がとても簡単です。
レンジの幅と、エントリーをする幅を決めたら放置で運用ができます。
短期間ですぐに利益が出るわけではありませんが、自分で指定したレンジ幅の中に価格がいる限り、資金を増やし続けることができます。
自動売買というと設定が難しそうという印象や、こまめに確認したりいけない印象があるかもしれませんがトラリピ系のEAはそんなことありません。
長期間放置することができるトラリピ系EAはとても便利です。
MT4が利用可能な業者ならどこでも運用できる
本家トラリピはマネースクエア社が開発した自動売買システムですが、トラリピ系EAはマネースクエア社以外でもMT4が使用できる業者であればどこの証券会社でも利用できます。
マネースクエア社は国内FXブローカーで、レバレッジは最大25倍ですが、海外ブローカーを使えば最大500倍などになり、低資金でも運用ができるようになります。(リスクは増します)
また本家では利用できない通貨ペアなどでも運用することができるのがメリットですね。
またスワップポイントなども業者によって違うため、なるべく条件のいい業者で行いたいとお考えの方はトラリピ系EAを利用するのをおすすめいたします。
短期運用というよりも長期運用向け
トラリピ系EAは「短期でがっつり稼ぎたい!」という方にはあまり向いていません。
両建てでレンジ幅の差分を活用して利益を取っていく手法になりますので、含み損も抱えますし、ものすごく儲かるという手法ではありません。
どちらかといえば数年間運用し続けて資産を増やしていきたいとお考えの方におすすめの手法になります。
短期運用でもできないことはないのですが、両建て手法になってしまうので、他のスキャルピング系のEAを使った方が大きな利益が期待できるかと思います。
レンジブレイクをしてしまうと弱い
トラリピ系EAは自分で設定したレンジ幅に価格がいる場合は利益を出すことができるのですが、万が一レンジ幅を超えてトレンドが出来てしまった場合は大変です。
大きな損失になってしまうため、今までコツコツ増やしてきたお金が一撃で吹っ飛んでしまいます。
そのため、レンジ幅を決めるときはなるべく長期でみて抜けないラインに設定するのですが、それを超える相場になってしまった場合は損失になってしまうという感じです。
資金に余裕があればレンジ幅を増やしてもいいのですが、資金が少ない方などはレンジをブレイクした時に不利になってしまいます。
MT4でトラリピ系自動売買(EA)のダウンロード・入手方法について
トラリピ系のEAのダウンロード方法は2つあります。
Gogojungleなどで購入する
まずはGogojungleなどで有料で購入する方法です。
「MT4指値一括大量注文ツール TP・ST機能付 トラリピ簡単」
などがいいですね。
有料のものを購入してしまえばこの先一生使い続けることができますし、価格も高くはないので持っておいてもいいですね。
ご自分で購入するのがどんな証券会社でも使えますし、最も便利だと思います。
設定も最大何本注文を入れるのか、TP,SLはどうするのかなどの簡単な設定でできるためご自分の目標利益や相場状況によって自由自在に変えられるのがいいですね。
指定口座限定で無料ダウンロードをする
もう1つは他のサイトから指定口座限定でダウンロードをする方法です。
サイトが指定した証券会社で口座を作成することで、あなたは無料でトラリピ系EAをもらうことができ、さらに開発者は口座開設した際の紹介料(アフィリエイト)をもらうことができるというシステムです。
指定した口座でないと動作しないのがデメリットではありますが、無料で入手したいという方にはおすすめです。
無料だからといって基本機能は充実しているものが多い印象を受けましたので興味がある方はぜひ検索してみてください。
トラリピ系自動売買(EA)を使用する際の注意点について
トラリピ系自動売買を使用する際の注意点も解説していきます。
まずトラップを仕掛ける範囲は必ず長期目線で行うようにしてください。
週足、月足あたりで見るのが一般的です。
5分足のレジサポラインなどでトラップを仕掛けるとすぐにブレイクしてしまいます。
短期足でトラップをたくさん仕掛けた方が資金が増えるスピードは速いのですが、ブレイクするリスクが高すぎるので注意をしてください。
もう1つは余裕を持った資金管理を心がけましょう。
トラリピ系EAは含み損を抱えるのが前提となっていますので、無理のないLot選定やポジション数を心がけましょう。
1度の損失ですべて吹き飛んでしまうような資金管理はしないようにしてください。
投資に絶対はないので負けるときは負けます。
その時に資金が残ってれば立ち直ることもできますが、すべて溶かしてしまっては何もできません。
くれぐれも資金管理だけは気を付けるようにしてくださいね。
トラリピ系自動売買(EA)は勝てるのか?
トラリピ系EAは勝てるのか?
という質問ですが
「相場と利用者次第」です。
トラリピ系EAを活用して利益を出しているトレーダーはたくさんいる反面、溶かしてしまっている方もいるのが事実です。
相場を見ながらレンジ幅、トラップ幅を見極める力、資金管理の方法など相場に応じた柔軟性が自動売買を使う場合も求められると思います。
しかし、それさえ守ることができればある程度放置で運用できるのがトラリピ系EAのメリットだと思いますのでぜひ使用を検討してみてください。
まとめ
- トラリピ系EAとは、マネースクエア社が提供する「トラリピ」という自動売買システムを、MT4で使用できるように改良したもの
- トラリピ系EAの特徴は設定が簡単、放置できる、MT4が使える業者ならどこでも使える、レンジ相場に強くトレンド相場に弱い
- トラリピ系EAはGogojungleなどで購入するか、紹介特典で無料でもらうかの2つの方法がある
- トラリピ系EAを運用する際は長期でのトラップ幅で運用する、資金管理を気を付けるとよい
トラリピ系EAはロジックがシンプルで、自分で決めたレンジ幅の中に相場がいる間は勝手に資産が増えてくれるためとても便利ですね。
EAのため証券会社も縛られなくていいのもメリットです。
長期で資産運用をしたければとてもいい自動売買ツールになりますので利用してみてはいかがでしょうか?
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