FX自動売買(EA)のバックテストの取り方を解説!MT4でストラテジーテスタ―の使い方から最適化についてもご紹介!

 

本日はFX自動売買(EA)のバックテストの取り方について記事を書きました。

 

「EAのバックテストを取ることが大事なのは分かっているが、どうやって取ればいいのかわからない!」

 

そんな方も多いと思います。

 

今回の記事ではMT4でストラテジーテスターを使ったEAのバックテスト方法、

さらにはバックテストの効率をアップさせる最適化の方法について詳しく解説をしておりますので最後までご覧ください。

 

▼動画はこちら▼

なぜFX自動売買(EA)のバックテストを取る必要があるのか?

 

MT4では「ストラテジーテスター」という機能を使ってバックテストを取ることができます。

FX自動売買の運用する際、バックテストというのは必ず取った方がいいです。

 

理由は以下の3つです。

 

・お持ちのEAがどのくらいの成績だったかを知ることができる

・相性のいい通貨ペアや、設定値などを自分で調べることができる

・自分でバックテストを取ることで安心して自動売買の運用ができる

 

お持ちのEAがどのくらいの成績だったかを知ることができる

 

お持ちのEAが過去のチャートでどのくらいの成績だったかを知ることができます。

 

EAは大抵の場合バックテストの結果を載せていることが多いですが、ご自分でも取ってみることをおすすめします。

 

例えば、上の写真のようなバックテスト結果をよく見るかと思いますが、上のだと2008~2020年のバックテスト結果になります。

例えば自分で取る場合、期間を直近3年とか1年でも取ることができるのです。

 

また、証券会社によって価格のデータが微妙に違うため多少のずれがある可能性もありますし、細かい設定値の違いにより公式から出ているバックテスト結果と違くなる場合もあります。

 

そのため確認の意味でもご自分で一度バックテストを取ってみてみることをおすすめします。

 

相性のいい通貨ペアや設定値などを自分で調べることができる

 

自分でEAのバックテストを行うことで、相性のいい通貨ペアや設定値なども調べることもできます。

 

EAによっては指定の通貨ペアでしか動作しないものもありますが、全通貨対応のものもあります。

 

またパラメーターなども細かく設定などができるタイプのEAの場合、自分でいろいろな設定値のバックテスト結果を見ることができます。

 

いろいろな設定値や通貨ペアで試してみて、最もいいものを採用することができるためバックテストはご自分でも取った方がいいです。

 

安心して自動売買の運用ができる

 

最後に自分でバックテストを取ってみた方が安心して運用ができます。

 

自分でバックテストを取ればどんなところでポジションを持つとか、含み損やポジション数などをある程度把握できます。

 

そのため含み損を持ったからといって不安な気持ちが軽減されると思います。

 

何も検証などをせずに運用を開始すると負けた時や含み損を抱えてしまった時に不安になってしまうことも多いです。

 

自分のメンタル管理のためにバックテストを取っておくことをおすすめします。

 

FX自動売買(EA)のバックテストの取り方の手順や設定方法をご紹介!

 

では実際に自動売買のバックテストの取り方について解説をしていきます。

 

まずはMT4を開き、「ストラテジーテスター」を開きます。

ストラテジーテスターはメニューバーの赤枠部分から開けます。

 

 

ストラテジーテスターを開くとテスターの設定画面が出てきますので設定をしていきます。

 

 

①テストしたいものはインジケーターかエキスパートアドバイザー(EA)か?を選択

②テストしたいインジケーター・EA名を一覧より選択

③通貨ペアを選択

④値動きの種類(全ティック→すべての値動き・コントロールポイント→1つ前の時間足を参考にした値動き・始値のみ)

⑤開始期間、終了期間を選択

⑥ビジュアルモード→チェックを入れると実際の動作している様子が見れます。チェックを外すと見えなくなりますが動作は早くなります。

⑦期間→時間足を選択

⑧スプレッド→スプレッドを選択します。

 

以上が基本設定になります。

 

またEAの設定値を変更したい場合は「エキスパート設定」をクリックしましょう。

 

 

EAの設定値は「パラメーター入力」で変更できます。

赤枠で囲った値部分を変更することでパラメーターの変更ができます。

 

すべての設定が完了したら、スタートを押せばバックテストが始まります。

 

 

終了するとこんな感じでバックテストの結果が出力されます。

 

結果はきれいな右肩下がりになっていますが、

この結果を見ながら改善点などを探し設定値などを変えたりして調節をしていくのがバックテストの基本になります。

 

さらにテスターのレポート部分を右クリックして「レポートを保存」をクリックするとレポート結果が保存されます。

 

保存すると以下のようになります。

 

見たことあるやつですね。

 

結果が良かったものはこうして保存しておくとよいです。

 

FX自動売買(EA)のバックテストの最適化とは?

 

次にFX自動売買(EA)の最適化という機能について解説していきます。

 

最適化とはパラメーターの最適化ができるものになります。

 

例えば、EAの利確損切pipsを

利確:10・20・30・40・50

損切:10・20・30・40・50

としてすべて検証したいとしましょう。

 

この場合5×5で25パターンの検証が必要です。

 

これをいちいち25回パラメーターを変更してとやるのは少し面倒ですよね?

そこで「最適化」ツールを使うのです。

 

 

最適化を使うことで例えば上のパラメーターならば

Lot数を0.01スタートで0.02ずつ上げていって0.10を超えたらストップ

許容スリッページを3から1ずつ上げていって8になったらストップ

というすべてのパターンのバックテストを取ってくれます。

 

こうすればいちいち手動でパラメーターを変更しなくてもいいですよね?

 

そのためバックテストがはかどります。

 

やり方を説明していきますね。

 

ストラテジーテスターの「エキスパート設定」のパラメーター設定で

スタート(開始地点)

ステップ(終わった後どのくらいの数値をプラスするか?)

ストップ(終了地点)

を入力し最適化にチェックを入れます。

 

 

こうすることでパラメーター別で結果を出力することができます。

 

 

また初期設定だとプロフィットファクターが0以下だと表示されない設定になっているためすべての結果を見たければ

「マイナスの結果を表示しない」

のチェックを外してあげるとよいですね。

 

このパラメーターの最適化を知っているか知らないかでバックテストを取るスピードが大幅に変わってきますので必ず覚えておくようにしてくださいね!

 

バックテストをいくら取っても100%利益が出る方法はない?

 

自動売買の運用をするときは必ずバックテストを取るようにしましょう。

 

自分で結果を確かめてから運用を開始した方が安心してみていられると思いますし、確認のためにも今回の記事を参考に一度バックテストしてみてください。

 

またパラメーターなどでいろいろ変更できるタイプのEAの場合、

「最適化」機能も活用することで最も過去相場で優位性の高いパラメーター設定で運用ができるようになりますのでやり方をしっかり覚えておくといいですね。

 

またバックテストで最適化をして、どんなにいい結果が出たとしても、相場は生き物ですので未来の相場で100%利益が出るわけではありません。

 

そのため複数のトレードに資金を分散しておくことをおすすめします。

 

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こういったサービスを活用し複数トレードに分散をしておくのがよいですね。

 

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