今回はTMA+CG mladen2というインジケーターを解説していきます。
海外で開発された無料のサインインジケーターのようなのですがどんなものなのでしょうか?
- TMA+CG mladen2とはどんなインジケーター?
- ダウンロード・設定方法が知りたい!
- 勝率をアップさせる手法について知りたい!
- リペイントはしないの??
などなど実際に私がダウンロードし、使用してみて思ったことや確認できたことを詳しくまとめました。
最後までご覧くださいませ。
目次
TMA+CG mladen2とはどんなインジケーター?
TMA+CG mladen2とは、TMA(三角移動平均線)をベースに上下にラインを引き、そのラインにタッチした時にアラートが鳴り、外に出た後バンドの中に戻ってきたときに矢印が出るインジケーターです。
TMAとは移動平均線を2重に平滑化したインジケーターのことで、普通の移動平均線よりも反応がゆっくりで、ダマしが少ないという特徴があります。
その上下にバンドを引き、バンドを内側から外側に抜けた時アラートを鳴らし、外側から内側に戻ってきたときにサインが出るというインジケーターになります。
なぜそんなところにサインが出るようになっているのか??
それは移動平均線のグランビルの法則を考えればわかります。
グランビルの法則の一つに価格が移動平均線から離れた時、移動平均線に戻ってくる性質がある。
という部分です。
価格が移動平均線から大きく離れ、戻ってきた瞬間を狙うのに便利なのがTMA+CG mladen2です。
同じような手法はエンベローブやボリンジャーバンドを使用している方も多いと思いますが、TMA+CG mladen2を使い三角移動平均線をベースにしたバンドで検証してみるのも面白いですね。
この先では実際のダウンロード方法や設定方法を解説していきますね。
TMA+CG mladen2のダウンロードと設定方法について
TMA+CG mladen2はこちらからダウンロードできます。
ダウンロードしたら、TMA+CG mladen2.ex4ファイルをMT4の「Indicators」フォルダに入れます。
MT4を再起動すると、「ターミナル」にTMA+CG mladen2があるため、そちらをチャートに入れましょう。
こちらでダウンロード、起動までは終わりになります。
次に設定方法を解説していきますね。
HalfLength | TMAの期間を選べます |
Price | 適応価格 0→終値 1→始値 2→高値 3→安値 4→PRICE_MEDIAN 5→PRICE_TYPICAL 6→PRICE_WEIGHTED |
BandDeviations | バンドの幅を設定できます。数値を大きくするとバンド幅は広がります。 |
Interpolate | タッチや戻りでの判定をするかどうか |
alertsOn | アラートのオンオフができます。 |
alertsOnCurrent | 最新のバーで判定をるるかどうかオンオフできます |
alertsOnHighLow | バンドにタッチした時にサインを鳴らすか |
alertsMessage | アラートメッセージの有無 |
alertsSound | アラートサウンドを鳴らすかどうか |
alertsEmail | メール通知を送るかどうか |
showArrows | 矢印を表示させるかどうか |
設定方法は以上になります。
色の設定も可能です。
1→TMA
2→上バンド
3→下バンド
4→上矢印
5→下矢印
お好みで調節してみてください。
TMA+CG mladen2インジケーターの使い方
TMA+CG mladen2の使い方を説明していきますね。
設定する箇所は、HalfLengthとPriceとBandDeviationsになります。
HalfLengthは、TMAの期間のため短期でしたら5~20、中期でしたら25~100、長期なら100~300に設定しまししょう。
ただ長期の場合はTMAは2度平滑化されるため、あまり動かないためそこは注意しましょう。
個人的には現在の相場の向きがわかる15~30くらいがおすすめですね。
適応価格は初期設定ですとPRICE_WEIGHTED(6)になっているため、一般的な終値(0)に変えてあげるといいかもしれません。
またいつも使っている移動平均線の設定がある場合は、同じにしてあげると、違いが検証できていいかと思います。
BandDeviationsも変えてあげるとよいですね。
初期設定だと2.5くらいになっているため、3くらいにした方がダマしが少なくていいかもしれません。
ただ、サインの出る頻度は少なくなってしまうので、バランスを考えて設定してみてください。
例えば私ならこんな感じで設定します。
期間は30で適応価格は終値で、バンド幅は3.0です。
この設定にしておけば現在の方向もある程度わかりますし、サインが出すぎることもないためおすすめです。
サインが出る位置は
上バンドを上に抜けた後、陰線が出た時に下矢印
下バンドを下に抜けた後、陽線が出た時に上矢印
というサインです。
矢印の方向に反発するサインですので、参考にするとよいですね。
TMA+CG mladen2をFX取引で活用する攻略手法
TMA+CG mladen2をFXで利用した攻略手法を紹介していきます。
基本的にはサイン通りに、
上矢印が出た時に買いエントリー
下矢印が出た時に売りエントリー
でよいのですが注意するポイントがいくつかあります。
- 強いトレンド時のエントリーは控える
- 連続してサインが出た時は追いすぎない
- レジスタンス・サポートラインでのエントリーは期待値アップ
上記の3つですね。
強いトレンド時のエントリーは控える
TMA+CG mladen2のバンドタッチでの逆張りが活きてくるのは、トレンド相場ではなくレンジ相場の方が有効的です。
なぜならばトレンドが出来ているときTMA+CG mladen2のバンドタッチが起こっても、少しは反発するがそのままトレンドに乗ってしまうことが多いからです。
写真の赤枠のように上昇傾向が強い時に下矢印でエントリーしてしまうと、一度は反発するもまたすぐに反発してしまうため連続で負けてしまう可能性がありますね。
1時的には反発することも多いため、バイナリーオプションなどの超短期取引ならいいですが、FXの場合はあまり向かないです。
逆に上昇の勢いが強い部分での上矢印の期待値は高めなので、積極的に狙っていくといいですね。
トレンドには逆らわないようにすることもとても大事です。
連続してサインが出た時には追いすぎない
こちらも上で説明したトレンドには逆らわないと同じで、連続してサインが出た時は追いすぎないようにしましょう。
サインが出たのにも関わらず、反発せずにもう一度サインが出た場合はそのままトレンドになってい行く可能性が高いです。
そのため連続でサインが出た時はあまり追わない方が安全です。
例えば1つ目のサインを見逃してしまい、すぐに次のサインが出たとします。
「おっ!ラッキー」
と思いエントリーしてしまいがちですが、トレンドに乗りそうだな・・?
と思いルックするのが大事です。
レンジ相場でのみのエントリーを心がければ連勝も十分に可能です。
勝てる相場の時のみ戦う。これ鉄則です!
レジスタンス・サポートライン付近でのエントリーは期待値アップ
もう一つTMA+CG mladen2を使ったトレードのコツは、ライントレードと組み合わせることです。
レジスタンス・サポートラインをチャートに引き、ライン付近で反発が確認されたときのみエントリーする。これだけで勝率はアップします。
エントリー回数こそ少なくなってしまいますが、トレードの基本は「負けないこと」です。
レジスタンス、サポートラインが近くにない時はエントリーしないというルールを決めて、待てるトレーダーになることであなたも勝てるトレーダーへの仲間入りですよ。
TMA+CG mladen2はリペイントしない?
TMA+CG mladen2ですが、ミドルバンド(TMA)と上下のバンドはリペイントしませんが、矢印はリアルタイムと過去の足が変わってしまうようですね。
1度出たサインは残ってしまうため、時間足を変えたりすると、サインがリペイントされる性質を持っています。
しかし、バーの途中にサインが出てくれるのは、サインが出た瞬間にエントリーができるため非常に便利です。
確定足ベースでのサインは、時間足を切り替えてあげることで、確定足での正確なサインを見ることができるため、特に問題ではないかと思われます。
TMA+CG mladen2インジケーターに関するまとめ
- TMA+CG mladen2とはTMA(三角移動平均線)をベースに上下にラインを引き、そのラインにタッチした時にアラートが鳴り、外に出た後バンドの中に戻ってきたときに矢印が出るインジケーター
- 上バンドを抜けた後、陰線が出た時に下矢印、下バンドを抜けた後、陽線が出た時に上矢印が出るサインツール
- 基本的には上矢印が出た時に買いエントリー、下矢印が出た時に売りエントリーでよいが、強いトレンド時のエントリーは控える、連続してサインが出た時は追いすぎない、レジスタンス・サポートライン付近でのエントリーは期待値アップなので注意するのがおすすめ
- バンドはリペイントされないが、リアルタイムの矢印が残ってしまうため注意。時間軸を変えることで過去足は正常なサインがでる
いかがでしたでしょうか??
TMA+CG mladen2はTMAの上下バンドを利用し、バンドを抜けて反発した瞬間をとらえてくれる、優秀なインジケーターになります。
少々マニアックなインジケーターですが、普段エンベローブでの逆張りや、レンジ相場での逆張りを主戦にしている方にはおすすめです。
気になった方はぜひダウンロードしてみてくださいね。
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