本日は、EA・コピートレード・ミラートレードの違いについて解説していきます。
自動売買について調べていると、いろんな言葉が出てきてよくわからないですよね。
コピートレード・ミラートレード・EAの違いだけは最低限知っておいた方がいいですので詳しく解説していきます。
目次
ミラートレード・コピートレード・EAの違いとは?
最近の自動売買系の界隈を見ていると、EA・コピートレード・ミラートレードなどと似たような言葉が出てきます。
どれも自動で、トレードをしてくれるものなのですが、何か違いがあるの?
と思うことがあると思います。
自分の大切なお金を預けるのですから、意味が分からないものに投資をしたくはありませんよね。
そのためそれぞれの意味と特徴を解説していきましょう。
EAとは
EAとは、MT4上で動作するFXの自動売買ソフトのことを言います。
あらかじめプログラムにロジックを記入しておき、条件通りにエントリー決済をしていくのがEAです。
そこに人間の感情などが入らないで淡々とエントリーをしていくのが特徴ですね。
基本的には勝てているトレーダーのロジックをなるべくツールで再現したものが特徴になります。
ナンピンするしないや利確損切ポイントなどもすべてプログラムにしてしまうことで、トレードすべてをツールに任せてしまおうというのが、EAの特徴です。
EAは種類が多いのとバックテストが取れるのが特徴。
EAはMT4内に入っている、メタエディターというソフトで作成することができて、言語もC言語に似ているため、だれでも作成することができるのが特徴です。
種類が多いぶん勝てているEAも存在はします。
またEAのメリットとしては過去のデータを元にバックテストをとることができるのが特徴です。
ストラテジーテスターを使えば、過去の値動きを元にどのくらいの利益であったかを調べることができます。
バックテストができることによって過去のデーターから優位性のあるロジックであるかどうかを確かめることができるのです。
EAを選ぶ際はバックテストの結果が長期間で、かつ勝ち続けいるものを選ぶのが大切です。
裁量が一切入らないからこそ、バックテストの結果などは厳しめに見る必要があります。
なぜならば、相場はいつ何が起こるかわからないため。
2020年のコロナショックにより多くの自動売買が溶けてしまい使えなくなってしまいました。
それも2・3年間勝ち続けていたものがです。
これはなぜか?
2018・2019年のボラティリティと2020年のボラティリティは全然違うためです。
2019年までは相場が割と落ち着いていたため、ナンピンをして逆張りを追っていくというスタイルのEAが主流でした。
月利30~40%くらい出るものもありました。
しかし、2020年コロナショックによりボラティリティが急激に大きくなりました。
これによりナンピンしても反転しないことが多くなってしまった結果、多くのEAが溶けてしまったという感じです。
裁量要素があったら避けられたかもしれませんが、EAはテクニカル要素を見てエントリーしファンダメンタルズ的要素は見れないので注意が必要です。
ですのでなるべく早めに損切をして、単ポジションで確実に月3~5%位の利益が出るEAがこれからのトレンドになるかと私は思っています。
コピートレードとは
コピートレードとは、自分の口座とプロトレーダーの口座を紐図けて自動でトレードをしてくれるものになります。
EAはあなたのMT4上でプログラムが売買してくれるのに対して、コピートレードは配信者のトレーダーがポジションを持った時に、あなたの口座にもポジションが反映されるのが特徴です。
そのためEAとはすこし違います。
しかし、コピートレードをひとくくりにしても3種類あると私は思っています。
①完全にEAで運用している完全システム型
②EAを使用することもあるが人間が相場によって稼働したり停止したり、ポジションクローズをしたりする半裁量型
③完全に人の手で運用する完全裁量型
この中で使うべきなのは②・③のどちらかのコピートレードです。
①の完全システム型のコピートレードは、自分でEAを放置するのと変わらないためです。
コピートレードは人の裁量が入ることで、EAでは追いきれないファンダメンタルズ的部分や損切などが早めに対応できるのがメリットです。
自動売買はいかに稼ぐかよりも、どれだけリスクを減らせるか?が大事です。
完全にEAで人間の制御が入っていないトレードならば、コピートレードの意味があまりありません。
そのため半裁量か完全裁量のコピートレードを選択するとよいでしょう。
コピートレードも過去の結果などが見れますので、よく見たうえでコピーするかどうかは決めた方がいいですね。
ミラートレードとは
ミラートレードはコピートレードと同じで自分の口座とプロトレーダーの口座を紐図けて自動でトレードをしてくれるものになります。
意味はほぼ一緒で、証券会社によって呼び方が違うといったイメージです。
MAM・PAMM・ソーシャルトレードと呼ばれることもあります。
これらの意味はほぼ一緒なのですが、上で説明した通りシステム型、半裁量型、完全裁量型の3種類があるのと、MAMとPAMMの違いがあります。
どちらも配信者の口座とあなたの口座を紐づける部分は一緒なのですが、
MAM→取引履歴を見ることができる
PAMM→取引履歴は見ることができず、損益のみ確認することができる
といった違いがありますね。
どちらも、コピートレード・ミラートレードと呼ばれているのですが取引履歴が見れるのかどうかは違いますので、確認するといいでしょう。
ミラートレード・コピートレード・EAを始める際の注意点
ミラートレード・コピートレード・EAで利益を出すために大事なことを話します。
自動売買で稼ぐためには
勝てる自動売買を運用すること
これが最も大事です。
証券会社や資金管理ももちろん大事なのですが、大前提として勝てるロジックまたは勝てているトレーダーのコピーをすることが一番大事です。
当たり前ですが、ここは慎重に選んだ方がいいですし、常にいいものを探し続けるのが大切です。
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みたいな甘い言葉を信じていませんか?
もちろんこういった広告の中にもいい自動売買はありますが、しっかり過去の実績を見て判断するようにしてください。
また投資金額も考えましょう。
いくら勝てている自動売買だからといって、借金をしてまで資金を作る必要はありません。
あくまで余剰資金で行うこと。これが大事です。
融資して自動売買を回すのが悪いことだとは思いませんが、投資にはリスクがつきものです。
借金して投資をしてそのお金が無くなったときに、どうするのか?まで考えたうえで行うのならいいと思いますが、目先の利益だけを求めてするのはおすすめしません。
まずは勝てる自動売買を探すこと、投資は余剰資金の範囲内で行なうこと。
当たり前のことですが、大事なことですので覚えておいてください。
ミラートレード・コピートレード・EAまとめ
- EAとはMT4上で動く自動売買ツールのこと
- コピートレード・ミラートレードは同じ意味で自分の口座とプロトレーダーの口座を紐図けて自動でトレードをしてくれるもの
- コピートレードの中でもシステム型・半裁量型・完全裁量型の3種類がある
- コピートレード・ミラートレードには取引履歴がみれるMAMと履歴が見れないPAMMがある
ミラートレード・コピートレード・EAはそれぞれ意味がありますが、それよりもトレードによってさらに特徴があります。
名称で決めるより
・システム(EA)なのか裁量なのか
・MAMなのかPAMMなのか
・過去の成績
これらを重要視した方がいいですね。
いいシステムを使えば何もしなくてもお金が増えますので、あなたのスタイルに合いそうな自動売買をぜひ見つけてください。
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