この記事ではFX自動売買ツール「まさひこ MasterFX2020」について解説します。
最近様々な投資のためのツールが利用される中、注目されているのが自動売買です。
実は、FXの世界でも自動売買ツールが増えてきています。
しかし、ツールが増えてきているものの、
- どのようなものを選んでよいか分からない
- MasterFX2020ってたまに聞くけどどうなの?
と疑問を持つ方もいるはずです。
そこで今回は、ネットで時折話題に上るFXの自動売買ツールMasterFX2020を検討している方のために、特徴やその内容について解説しました。
この記事では、MasterFX2020がどのような自動売買ツールなのかの理解が深まり、さらにバックテストの結果があるかといった話題についても知ることができますので、最後までご覧ください。
こんな方におすすめ
- FX自動売買MasterFX2020の利用を検討している方
- MasterFX2020の評判・実績が知りたい方
目次
MasterFX2020とは
MasterFX2020とは、元ファンドトレーナーまさひこ氏(エッジトレーダーMASAHIKO)が提供する、永久無料、月利20%を宣言するFX自動売買ツールのこと。
このまさひこ氏は、ファンドトレーダー(多くの投資家から資金を集めて代わりに運用するトレーダー)として活躍していた人物で、10億円以上の資金を運用した実績もあるようです。
現在は独立して、個人トレーダーとして年間1億円以上稼ぐトレーダーとして情報発信をし活躍をしています。
MasterFX2020は、まさひこ氏のノウハウや技術、知識をもとにして開発されたFXの自動売買ツールです。
MasterFX2020の仕組み
MasterFX2020は、海外の有名証券会社のXMTrading™(XM トレーディング)での利用が可能です。
XMTrading™は、日本のユーザーでも利用できる海外証券会社で、MasterFX2020は日本人と親和性の高い海外FX会社を採用して動作するシステムといえるでしょう。
しかし、MasterFX2020はそれ以上詳細な仕組みが公開されていません。
そのため、どのような仕組みで利用できるか不透明な部分があります。
いくら優れた自動売買ツールであっても、その仕組みが分からないものを利用するのは危険です。
MasterFX2020はまさひこ氏のコピートレード?
一説には、まさひこ氏のコピートレードを利用しているという噂もあります。
コピートレードとは、まさひこ氏が実施しているFXの手法がそのまま、手元の取引ツールに反映される仕組みです。
たとえば、まさひこ氏が売り注文をすれば、こちらの自動で売り注文が入ります。
ただ、公式では自動売買の仕組みや、そもそもコピートレードを採用しているかどうかすら分かりません。
しかし、XMTrading™ではコピートレードをする仕組みがないため、コピートレードではなく自動売買EAの可能性が高いです。
MasterFX2020の運営元
インターネット上で自動売買などのサービスをしている場合、運営会社や運営者の表記である、特定商取引法(特商法)の表示が必要です。
この表示を見ていくと、MasterFX2020の特定商取引法の表記はありませんでした。
表記がないのは、基本的に考えられません。
万が一MasterFX2020の不具合などがあった場合やシステムエラーで損失を被ってしまった場合の問い合わせ先がないことを意味します。
つまり、利用して何かトラブルがあっても、MasterFX2020では一切対応しません。
このような概要を持つMasterFX2020ですが、その特徴についても次の項目で見ていきましょう。
MasterFX2020の特徴
先ほども概要でMasterFX2020の3つの特徴を挙げていきます。
- 月利20%
- 年収1億円を目指せる
- 永久無料で利用できる
それぞれ詳しく解説していきます。
平均月利20%
まず、月利は驚異の20%です。
月利20%という数字は投資において、ありえない数字と言えます。
ただ、MasterFX2020の説明動画では、証拠金1,000万円を運用して月利10~20%で数百万円の利益を挙げたと説明しています。
さらに証拠金を1,000万円増額して2,000万円で運用し、月利20%を上げたという報告もしており、データの一部も公開しているのです。
ただ、このデータは、まさひこ氏の裁量取引(自動ツールを使わない自分の手による取引)を含んでいる様子なので信憑性の薄いものになっています。
また、高額な資金が要求されていることから、一般のユーザーが利用できる条件ではありません。
ちなみにMasterFX2020だけでなく裁量トレードを学びながら取引を行っている教え子の存在を紹介しており、あくまでMasterFX2020と裁量取引を組み合わせて初めて冒頭の利率で収益が上げられるようです。
年収1億円を目指せる
2つ目の特徴として、1億円稼げるといっていますが、MasterFX2020を利用するだけで1億円を目指すのは困難です。
100万円の元手で月利20%の利益が毎月出続けたとしても1億円になるのは2年2カ月後です。
まさひこ氏が直近2年間で毎月20%の利益を上げ続けているデータを公開していれば信憑性はありますが、何も公開していないため不安が残ります。
永久無料で利用できる
最後の永久無料で利用できる点も気になります。
まさひこ氏は、MasterFX2020と裁量取引で利益を上げているニュアンスの発言をしていました。
確かにMasterFX2020は無料で利用できるのかもしれませんが、裁量取引についてのレクチャーで料金を請求してくる恐れがあります。
ただ、その金額については、特商法の表記がないので、まったく不透明です。
このようにMasterFX2020には魅力的な特徴があるものの、その背景にある裁量取引の存在を考えると、怪しい特徴ばかりと言えます。
MasterFX2020のバックテスト結果
MasterFX2020のバックテストの結果もみていきましょう。
ちなみにバックテストとは、MasterFX2020のような自動売買ツールの有効性を確かめるために、過去の相場のデータを利用して、一定期間にどの程度の利益(パフォーマンス)を上げたかをチェックするテストです。
多くの自動売買ツールはバックテストの結果を公開していますが、MasterFX2020ではデータを公開していません。
バックテストでは、
- 利益率
- 最大ドローダウン率
- エントリー回数
といったデータが分かります。
利益率は、MasterFX2020がいくら稼げるかを具体的な数字に確認できるもので、先ほどの月利20%のデータも分かる数字です。
最大ドローダウン率は、最大資産からの最も大きい下落率のことでMasterFX2020がうまく運用できなかった場合の最悪の状態が分かるデータです。
エントリー回数は、売買の回数であり、MasterFX2020が入れた注文数を指します。
この3つの数値が完全に非公開で、MasterFX2020の性能が分からないため大切な資金を運用するのは不安です。
MasterFX2020の評判・口コミ
MasterFX2020の評判や口コミはどのようなものがあるのでしょうか。
結論をいえば、利用者による声がネット上にはありませんでした。
その原因としては、特商法の記載がないこと、さらに自動売買として肝心のバックテストを公開していないことが考えられます。
この2つだけでも、MasterFX2020の信用が相当低下してしまい、誰も利用しようとしていない可能性もありうるのです。
評判や口コミがないということは、利用する場合、相当なリスクを伴うといえるでしょう。
MasterFX2020のまとめ
MasterFX2020は、ロジック(自動売買の仕組み)やバックテストデータが存在しないこと、特定商取引法の開示がないこと、推奨投資資金も高めであることなどから、信憑性も低い自動売買です。
さらにサポートや連絡先も特定商取引法の記載にないため、連絡が取れない案件でもあります。
このように不明な点やサポートが受けられない点があることから、MasterFX2020を利用した運用は慎重になるべきでしょう。
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