本日はプレゼントさせていただいた
●高速スキャルピングEA【Assassin】
●安定型ナンピンEA【Defender】
の正しい使い方について解説をしていきます。
どちらも長期間のバックテストで安定した利益が出ているEAですが、どちらのEAにもメリット・デメリットがあります。
あなたの大事なお金を運用するわけですから、2つのEAのメリット・デメリットを理解していただいた上で利用をしていただきたいと思っています。
僕自身何も知識がない時にそういった儲かります!と書いてあるシステムを使って多額の資金を溶かした経験がありますので。
投資は自己責任なので、EAの紹介者は悪くありません。
あくまで自分の知識不足が原因です。
EAの知識がないせいで資金を溶かしてしまうのはとても悲しいことです。
あなたには同じ思いをしてほしくないため、すべて正直に書きます。
今回の記事では、2つのEAの特徴やメリットデメリットについて解説していきます。
これは今後自動売買の運用を行う際や、今後EAを購入したりする際にも役立つ知識になりますので最後までご覧ください。
高速スキャルピングEA【Assassin】の特徴とは?
1つ目はスキャルピング型のEA「Assassin」です。
5年で資金が9倍になっている素晴らしい成績のEAです。
・取引スタイル:逆張りスキャルピング
・通貨ペア:EURJPY・CHFJPY・EURAUD・EURGBP・GBPJPY・NZDJPY・NZDUSD・USDCHF・XAUUSD
・ロジック:オシレーター系インジケーターを活用したロジック
・最大ポジション数:1通貨ペア最大1
・PF:1.34
・推奨最低証拠金:20万円
・推奨エントリ―Lot:10万円につき0.1Lot(100万円で1Lot)
・最大ドローダウン:20%(10000$スタート・1Lot時)
高速スキャルピングEA「Assassin」のメリット
①短時間でサクッと利益を取ることができる
Asassinはポジション保有時間が最大60分となっています。そのためサクッと利益を取ることができます。
勝てるポイントだけを狙い撃ちしていくためエントリー数は多くはありませんが短時間でサクッと利益を取ってくれるのが魅力です。
②含み損を持ちこしたりせず、損切をしてくれる
AsassinはスキャルピングEAなので逆行してすぐに損切をしてくれます。そのため含み損を抱えたまま数日ホールドしたりする心配がありません。
含み損を持つと心配になる!損切もしてほしい!と思う方には最適なEAです。
③少ない証拠金からでも運用できる
Asassinはナンピンなしのスキャルピングなので少ない証拠金からでも運用ができます。
最低10万円あれば運用できますし、ポジションを持ち越したりする心配がないのでいつでも停止して出金などもできます。
高速スキャルピングEA「Assassin」のデメリット
Asassinのデメリットは「スプレッドに弱い点」です。
上のバックテストをとる際はスプレッド15で取っていますが、実際はスプレッドがそれ以上に広がってしまうことも少なくなく、上のバックテストデータよりも実際運用した時のパフォーマンスは落ちてしまうことがあります。
これはスキャルピング型EAの宿命です。
トレードが初めての方に向けてスプレッドとは何か説明すると、取引の際の手数料のことを言います。
スキャルピングEAでは短時間の値動きを取るため1回の利益額が小さいです。
そこに対して手数料がかかってしまうため、バックテストデータと比べてパフォーマンスが落ちてしまうのです。
そのため不安な方はPFが高い通貨ペアでのみ運用をおすすめします。
(EURJPY・CHFJPY・EURAUD・NZDJPY・USDCHFがPFが高いです。XAUUSDはスプレッドがかなり大きくなることがあるため注意)
このデメリット部分はしっかり理解した上で運用するようにしてください。
高速スキャルピングEA「Assassin」を利用する際の注意点
- 週末は稼働を停止する
- 重要経済指標時は停止する
- Lotは欲張りすぎない
Asassinを運用する際の注意点は上記の3つです。
大切な資金を守るためにも必ず守ってください。
短時間でコツコツ積み上げていくEAだからこそ、週末の窓開け時や重要経済指標時の大きな値動きが出た時に損失が出ないようにEAを停止させておきましょう。
またLotは欲張りすぎないことも大事です。
10万円つき0.1Lotで5年で3倍になっているなら、0.5Lotにすれば15倍!?
と思う方もいるかもしれませんが全くおすすめしません。
リターンも5倍ですがリスクも5倍です。
Lotは欲張りすぎず適正Lotを守り運用することをおすすめします。
安定型ナンピンEA【Defender】の特徴とは?
2つ目は安定型のナンピンEA「Defender」になります。
2010~2020年の11年間の間ずっと右肩上がりの成績を残してきた安定型のEAです。
・取引スタイル:スキャルピング~デイトレード
・通貨ペア:USDJPY
・ロジック:長期目線の流れに沿った逆張りロジック
・最大ポジション数:9
・PF:3.00
・推奨最低証拠金:100万円
・推奨エントリ―Lot:100万円につき0.01Lotスタート
・最大ドローダウン:61.55%
安定型ナンピンEA「Defender」のメリット
①長期間で安定した成績を出すことができる
Defenderはドル円の値動きの最大値を考えて安全にナンピンしていくため長期間で安定した成績を出すことができます。
損益がプラスになった段階で決済をするロジックとなっているため資金が減りません。
そのため11年という長期間で安定した成績が出せるEAとなっています。
②資金の上下がなくきれいな右肩上がりの成績になる
Defenderは11年間きれいな右肩上がりの成績になっているのが特徴です。
それは資金がプラスにならないと決済しないロジックを搭載しているためです。
先程のAsassinは損切をするため、成績の浮き沈みがあります。月単位でマイナスになることもあるが長い目で見たらプラスになるイメージです。
しかし、Defenderはナンピンをして資金がプラスになった段階で決済をするというロジックのためきれいな右肩上がりになります。
月単位で証拠金がマイナスになることはほぼないでしょう。
③スプレッドに強く完全放置で運用が可能
Defenderはある程度長期間ポジションを持って利益を出していくことを想定しているので、スキャルピング系のEAに比べてスプレッドに強いです。
そのためほぼバックテスト結果と同じパフォーマンスを出すことができます。
また含み損を持つこともあるが最終的にはプラスになるというロジックを積んでいるため、細かい含み損は気にせずに完全に放置して運用するのに向いているEAです。
安定型ナンピンEA「Defender」のデメリット
Defenderのデメリットはドローダウンのリスクがある点です。
ナンピンマーチンで資金がプラスになったら決済をするロジックを積んでいますが、逆にいえばマーチンをしても逆行してしまった場合大きな含み損を長期間で抱えることになります。
大きな値動きがあっても耐えられるようには出来ていますが、リスクもあることをしっかり認識しておきましょう。
しかし、11年間1度もドローダウンはしていないため、あまり含み損などは気にせずに放置しておくことをおすすめします。
安定型ナンピンEA「Defender」を運用する際の注意点
- 資金に余裕を持つ
- スタートLotを欲張らない
- 含み損に対して神経質にならないようにする
Defenderを運用する際の最大の注意点は資金管理です。
最低証拠金が100万円になっていますが、なるべく余裕を持たせておくことが大事です。
逆に言えば50万円ほどの証拠金までしか用意できない場合、ドローダウンのリスクが上がってしまうため気をつけましょう。
Lotを欲張らずに適正Lotを守ることも大切です。
また含み損に対してもあまり神経質にならないようにしましょう。
ナンピンをして含み損を持つこともありますが、過去11年間のいろいろな相場を乗り越えてきているEAのため基本的には怖がらずに放置しておくことが大切です。
目先の含み損ではなくて長期目線で運用するようにしましょう。
まとめ
本日は「Asassin」と「Defender」の特徴やメリットデメリットを解説しました。
本来EA開発者がEAのデメリットなどをお教えすることはないのですが、
あなたが今後自動売買で稼いでいきたいと思っているのであれば知っておくべきことだと思ったのですべて包み隠さずお伝えしました。
バックテストでいい結果が出ていたとしても、EAにはリスクがある。
そのため資金管理はしっかりとする。
Lotを欲張らないようにする。
ということをお伝えしたかったです。
明日の配信では「じゃあ具体的にどうすればリスクを減らせるの?」という点について解説をしていきます。
キーワードは【リスク分散】です。
とても大事なことをお話するので、明日の配信も必ずチェックしてくださいね!