本日は「相場の本質と環境認識」を解説します。
いきなり深い内容ですが、一切妥協せずに超有料級の内容をお伝えしていきます。
なぜ『相場の本質』を学ぶかと言えば、未来を見通せるようになるからです。
「どう相場が変化するか?」がより高確率で見通せるようになるので、お金が儲かる。単純ですね。
相場は、まるで無秩序に動いているわけではなく、一定のルールのもとに動いています。
なぜそう言い切れるかと言えば、チャートはトレーダーの集団心理が具現化したものだからです。
そういった意味も合わせて「相場は生き物」なのです。生き物は、同じパターンを繰り返します。
人間も食事をしたあと歯を磨いたり、24時を過ぎたら眠くなったり、毎日大きい方のトイレに1〜2回行ったり、毎日同じ行動パターンがありますよね。
これと同じように、相場はパターンを繰り返すのです。そういった相場のパターンを知ることによって、相場の動きが予知できるようになります。
まず、相場について前提として知っていただきたいのは、相場というのは、
レンジ→トレンド→レンジ→トレンド
この繰り返しになる可能性が高いということです。
そして、
トレンドは明確な転換シグナルが出るまでは継続する
ということです。
よく、トレンドの途中で明確な根拠もなしに逆張りを仕掛ける人もいますが、トレンドに逆行した逆張りなんて危険極まりないです。
「下がりすぎだろ〜」「上がりすぎだろ〜」
というのは勝手な思い込み。
予想以上にトレンドが続いていくことはザラにあります。
相場というのは動く際に何かしらのサインを出してくれます。
それはインジケーターとかそういう話ではなく、一定の形、動きをして
「これからこっちに動くよ〜」
というのを匂わせてくれる、ということです。
そういった小さなサインを読み取ってトレードしていくことが必要です。
それが『相場の本質』です。
少し抽象的かもしれませんが、
相場が動く際には小さな動きでや何かしらの目印でサインを出してくれている、ということで、あとはいかにそれを見つけていくか、ですね。
もちろん、これだけじゃあまりわからないと思いますので、具体的にどういったところに注目していったらいいのか?
をいくつか見ていきましょう!
⇩動画でも詳しく解説しています!⇩
レンジはいつかどちらかに放たれる
まずはこちらの画像をご覧ください。
この黄色の枠の部分はレンジ相場ですね。
レンジ相場とは、明確なトレンド(傾向)が見えない相場のこと。
レンジの時にはなかなか動きが読めませんので、一般的にはトレードをしにくい状態と言えます。
相場というのはレンジの次にはトレンドが来ます。。
トレンド相場とは、安値・高値が切り下がっている、切り上がっている状態が続く状態のことを言います。
徐々に上がって(下がって)いるな〜、と見た目にわかる状態がトレンドです
なので、どちらかに相場は放たれるわけです。
じゃあ、あとはいつ、どちらに相場が放たれるか読めればいいってことですよね?
単純な話です。
逆に、どちらかに方向性が定まっていない段階ではエントリーできないです。
この黄色枠のレンジの中を見てみると少しずつ上に向いて進んでいます。
なので、「ちょっとずつ上に向いているから上がるはず!」ともしここでロング(買い)でポジションを持ってしまってたらどうでしょう??
このレンジは最終的に超大陰線で下ブレイクしていますので、一気に資金が飛んでいる場面ですね。
これが、相場の明確な転換サインが出ていないのに、
「なんとなく上向きだぞ!」
と言う判断だけでエントリーしてしまって死亡するパターンです。経験ありませんか?
こういったときも、
「現在はレンジ。明確なサインが出るまではどちらにブレイクするかわからない」
という前提知識があればここでのエントリーは避けることができます。
これでひとつ、損するような危険なトレードをする可能性が減りましたね?
この通り、相場の本質を知っておけば余計なリスクは取らなくていいわけです。
そして、そのあとがこちらの状況です。
これを見ていただければわかりますが、
下ブレイクした後それまでサポートラインとして支えられていたところまで値が戻ってきたときに値動きがもみ合って、再度レンジに戻ってくることを「拒絶」しています。
この「拒絶」が明確なサインになりえます。
レンジを一旦はブレイクしたのですが、また戻ってくる可能性もあります。
なので、ブレイク段階ではまだエントリーというのは早いです。
このブレイクが本物なのか?を確かめる必要があるんですね。
エントリーするなら、こういった明確なサインが出てからじゃないといけません。
相場の方向性が定まったことを確認してからです。
仮にここの拒絶でエントリーしたとすると、90pips程度取れていますので、1ロットエントリーで9万円程度、10ロットエントリーなら90万円程度の利益をあげることができます。
エントリーは決して「予想」で行ってはいけないですし、早くエントリーしたい!と思ってはいけないのです。
エントリーするというのは「待つ」行為です。ポジションを持つことよりも、ポジションを持てるようになるまで「待つ」ことが重要です。
相場がそのチャンスを作ってくれるのをじっくりと待って、方向性が定まったらGO!です。
正直、これを徹底すれば負け続ける、ということはありえません。
なぜなら、方向性が定まった後にエントリーするわけなのですから。
これまでのまとめ
- レンジはいつかどちらかに放たれて、トレンドになる
- レンジ相場だけど何となく上に行きそうという感覚でエントリーはダメ
- レンジをブレイクしたからその方向に乗ってエントリーするのもダメ
- レンジブレイク後明確な反転を待ってからエントリー、ここまで待つことがFXにおいて一番大事
トレンド転換点を狙い撃ち
他の注目ポイントとしては、トレンドが発生しているところからどのタイミングでトレンド転換を捉えるのか?
と言う部分です。
正直、レンジからトレンドって多くの方が見てわかるんですよね。なので比較的判断しやすいです。
しかし、トレンドの終わり、というのは意外に多くの方がしっかりと認識できていません。
だから、まだトレンド中なのにこれは行き過ぎだ!と思って、見当違いなところで逆張りで入って失敗するんですね。
どんなところにトレンド中は注目するのか?というと、
このような部分です。
先ほどの場面の続きなのですが、下降トレンドが続く中でレンジが発生しました。
トレンド中のレンジというのにも意味があります。
スムーズに価格が下がっていたのに途中から勢いが弱くなったということは、そこより下の価格が拒絶されているということになります。
つまり、下がりにくくなる力が働いているということです。
ロングの指値が多く入っていた可能性が高いです。また、ショート勢の利確ポイントだったかもしれません。
どちらにせよ、それまでのガンガン下目線が変わる?サインとなるわけです。
もちろんこの時点ではまだ下目線終了ではありません。
あくまでその可能性を視野に入れてその先の相場を見ていく必要があるということです。その先の相場が次の画像です。
結局そのレンジを1つ目の矢印のロウソク足で上に力強くブレイクしましたね。
そのまま下降トレンドだ!とショートエントリーしていたら死亡していました。
そして、注目すべきなのが、レンジをブレイクする前にトレンドラインもブレイクしています。
トレンドラインのブレイク=目線転換の可能性、です。
なので、今回はトレンドラインブレイクの後レンジのレジスタンスライン(上側のライン)に迫っていますので、上にブレイクする可能性が高いのでは?という予想を立てることができます。
なので、ここでショートエントリーを入れるという博打は打たなくて済むわけですね。
ただし、上ブレイクした後すぐにロングエントリーか?というのも少し早いです。
もちろん損切りを適切に設置しておけばとりあえずエントリーしてもいいとは思います。
しかし、もっと確実に狙っていくには先ほどの話と同じです。確実に方向性が定まった!と判断できるまで「待つ」ということです。
一度ブレイクしてもまた戻ってくる可能性はあります。なので、一旦様子見として待っていると、案の定先ほどのレンジラインへ戻ってきました。
その時のロウソク足の動きに注目します。
そのままレンジの中に戻ってしまいまた下に行ってしまってはダメです。
なので、そこの価格帯自体が拒否された!という事実が欲しいんです。
そして、ロウソク足の経過を見てみると、
レンジ価格帯に戻ってきたところで戻りきれず、押し上げられるようにして再度大陽線を引いてその価格帯をブレイクしました。
僕ならこの時点で方向性を確定させます。
明らかに下が拒絶されてるな、というのが見えるのでそこからロングの目線へ転換する可能性が高いな、と予想できるわけです。
そしてそのあと綺麗に上昇トレンドが始まり、150pipsも取れています。
このように、上昇トレンドが始まるにも、そのための「サイン」が相場の中に隠れているのです。
そういったサインを確かめることなく、エントリーするからすぐに損切りにかかってしまいます。
勝ち続けるトレーダーになるためには、『相場の本質的なサイン』に目を向けて、しっかりと方向性を確定させたあとに、その方向性に乗ってくだけです。
それができるようになれば勝つことが普通になります。
そして、仮に負けたとしても負けた金額は少なく、勝つ時は大きく勝てます。
これがFXの醍醐味です。
ただし、今回教えてもらってすぐにできるというわけではないですよね。
何回も今回の配信を読んでいただき、自分で検証しながらトレードをしていくことが大事です。
とはいえ、今回の配信を読んだだけでも勝率は大幅に上がる可能性が得られたわけです。
また、実際に負けを切って利を伸ばしていく、
「利確」と「損切り」
については最も大事な部分ですので、これはまた回を分けて後日解説いたします。
ここまでのまとめ
- トレンドラインのブレイクはトレンド終了の合図
- トレンドラインのブレイクで相場が転換したと見るのではなく、その後明確な反転サインを待つことが大事
通貨の強弱関係を見ていく※最重要
これは少し具体的な画像を用意できませんが、相場というのは各通貨ペアに存在して、どのチャートを見ても、それは「相場」です。
当たり前ですよね?
ただ、それぞれのチャートが独立しているのか?と言うとそうではありません。
それぞれのチャートは見えているものは別だとしてもお互いが干渉し合っています。
そして、時と場合によって、干渉し合う通貨ペアが変わってくるのです。
何を言いたいかと言えば、
他の通貨ペアの動きも見ることでより確信をもってトレンドを抑えられる=勝率の高いトレードをすることができる、
ということです。
これを完全に把握していくことができればまぁ負けません(笑)
「今はどの通貨ペアで動いているのか?」
これに常に意識を向けてください。
例えば、USDJPY(ドル円)が上昇していたとします。
その動きがドル円だけ独立した動きなのか?それとも、クロス円(JPYが絡む通貨)で同時に力強く動いているのか?
で見方が全く変わってきます。
基本的には、主役通貨が明確な動きは強く、トレンドが出やすい=利益が出やすい
と考えていただいて大丈夫です。
なので、先ほどいくつか紹介したチャートサインが出た時にその通貨ペアが他の通貨ペアも同時に動いている状況の当事者である場合、それはかなり値幅の狙える場面でもあるのです。
そして、しっかりと判断しないといけないのが例えばEURGBPなどの場合、
- EURで動いている相場なのか?
- GBPで動いている相場なのか?
- それぞれのチャートの方向性は?
という把握がめちゃくちゃ大事です。
少し難しい話になってきますので、想像力を豊かにして読み進めてくださいm(_ _)m
何回か繰り返し読んで、必ずこの考えをモノにしてください。仮に理解に3時間かかったとしてもそれだけの価値があります。
EURGBPがここ最近上昇トレンドで推移していて、これからさらに上昇するチャートサインを出すとします。
だから、ここから再度ロングを狙おう!と思うかもしれませんが、ここでいったんEUR関連とGBP関連を見るわけです。
すると、EURUSDとEURJPYは下がっていて、どちらもここ最近は下降トレンドを形成していた。
そして、GBPUSDは下がっていて、GBPJPYも下がっている状況で、どちらも下降トレンドを形成していた。
この状況の時、ここ最近はEURGBPはどちら主体で動いていたのか?
ということを考えなければいけません。
・EURUSDとEURJPYは下がっているのにEURGBPは上がっていた
→これはEURで違う動きをしているのでEURではない?
・GBPUSD/GBPJPYが下がるということは反対通貨であるEURGBPが上がるということは、GBPの方向性が全て一致している
→ここ最近はGBPでトレンド形成が行われていた
ということがわかるわけです。
なので、これからエントリーすることを考えた場合、ポンド(GBP)でどこまでのトレンド継続が見込めるのか?
という点を見る必要があります。
他のポンド関連通貨を見るんです。
そして、他のポンド関連のチャートで明確な反発点がすぐそこだったり、何かしら相場転換のサインが出てしまっていたとしたら、EURGBPでのトレンド継続エントリーは危険になります。
ポンドで動くとトレンドの勢いが失速し転換→含み損→損切り
になってしまうリスクが高くなってしまうためです。
なので、この時にエントリーしていい条件としては、GBP関連でまだまだトレンド継続の要素が全てで出ていることが確認できた、この時だけです。
他のポンド関連でもトレンド継続のチャートサインが確認できたらなお最高ですね!
1つのチャートだけで決めるのではなく、相場全体を見渡して、複合的に判断していくんです。
これが、『相場の本質』を見極めてトレードで稼いでいくための必須事項です。
ここまでしっかりしてトレードできている人が少ないのが現状で、だからこそ、ここまでできれば自ずと利益は出ていきます。
ひとまず、内容がかなり深くなってしまいましたので、
『相場の本質』
についての講義はここまでにしましょう。
ただ、かなり重要なことをお伝えしましたので、できれば通勤・通学中などに何度も何度も読み返してください。
最初はあまり理解できなくてもOKです。
ただ、時間はかかってもいいのでこの知識は絶対に身につけてほしいです。
本日のまとめ
- レンジはいつかどちらかに放たれる
- トレンド転換後の明確な反転シグナルを狙い撃つ
- 利益が出やすい通貨ペアは、通貨の強弱関係を見ることで判断できる
大きく分けて上記の3つのポイントを解説しました。是非トレードの指標になれば幸いです。